北宋の宮廷で、次期皇帝の座を巡る争いが勃発。最初に男児を設けた者が皇太子という異例の勅命が下ります。そんな中、第三皇子の元侃(げんかん)は、戦地で命を救われた女性・劉娥(りゅうが)と運命的な恋に落ちます。しかし、二人を待ち受けていたのは、宮廷の恐ろしい陰謀と、あまりにも残酷な悲劇でした。波乱の愛の物語が今、幕を開けます。
「大宋宮詞 ~愛と策謀の宮廷絵巻~」あらすじネタバレ1話
皇位継承をめぐる争いと大地震
物語は北宋の初期、皇帝・趙匡義(ちょうきょうぎ)が矢傷を負い、自身の後継者について悩むところから始まります。傷が癒えない皇帝は、国を安定させるために立太子を決意。しかし、候補となる3人の皇子の誰を選ぶべきか、宰相と相談しても結論は出ません。
そこで皇帝が出した驚きの勅命は、3人の皇子のうち、最初に男児(皇孫)を産んだ者を皇太子にするというものでした。これには長男の楚王も次男の許王も動揺を隠せません。唯一、三男の元侃(げんかん)だけはそのような理由で皇位を継ぎたくないと直訴しますが、皇帝は聞き入れません。
そんな中、国境付近で戦乱が勃発。元侃は自ら志願して戦地へ向かいます。ところが、都を未曾有の大地震が襲いました。皇宮は崩れ落ち、皇帝と長男の楚王が瓦礫の下に生き埋めになってしまいます。
瓦礫の下での衝撃の告白
死を覚悟した皇帝は、同じく閉じ込められた楚王に対し、とんでもない秘密を打ち明けます。なんと、先帝(皇帝の兄)を殺して遺詔を偽造し、自ら皇位を奪ったというのです。もし助かったら、先帝の息子に皇位を譲ると約束する皇帝。しかし、救出された後、その約束が守られることはありませんでした。この一件で、楚王は父である皇帝に対し、深い不信感を抱くようになります。
劉娥(りゅうが)との出会い、そして帰還
一方、戦地へ赴いた元侃は崖から落ちて死んだと報告され、都では葬儀の準備が進められていました。元侃の妻(襄王妃)は悲しみに暮れますが、なんと地震の最中に男児を出産します。これが最初の皇孫となり、死んだはずの元侃に皇位継承の権利が巡ってくる皮肉な展開に。
しかし、元侃は生きていました。彼は戦地で命を救ってくれた女性、劉娥(りゅうが)を連れて屋敷に帰還します。死んだと思われていた夫の帰還に喜ぶ王妃でしたが、見知らぬ女性・劉娥(りゅうが)の存在に複雑な思いを抱きます。劉娥は身分を隠し、謙虚に振る舞いますが、王妃の侍女たちは彼女を警戒し、冷たくあしらうのでした。
束の間の幸せと忍び寄る影
劉娥は、元侃の屋敷で侍女の李婉児(りえんじ)と親しくなり、義理の姉妹の契りを交わします。戦乱で家族を失った劉娥にとって、ここは新たな居場所になるはずでした。
元侃は父帝に劉娥を紹介しようとしますが、皇帝の関心は生まれたばかりの皇孫にしかありません。ただ、劉娥が泣き止まない皇孫を上手にあやしたことで、皇帝は彼女に興味を持ちます。元侃の願いを聞き入れ、皇孫の初生礼(お披露目の儀式)が無事に終われば、劉娥を側室として迎えることを許可しました。
悲劇の初生礼と毒酒
盛大に行われた初生礼の日。幸せなパレードになるはずが、群衆に紛れた刺客が王妃を狙って矢を放ちます。現場は大混乱に陥り、王妃はとっさに皇孫を劉娥に託しました。
劉娥は必死に皇孫を抱いて逃げますが、市場で何者かに襲われ、なんと皇孫は殺害されてしまいます。守るべき命を失い、悲しみに暮れる元侃と王妃。劉娥は皇孫を守れなかった罪で投獄され、皇帝から死を命じられてしまいます。
愛するがゆえの決断
元侃は必死に命乞いをしますが、皇帝の怒りは解けません。王妃もまた、侍女や乳母の説得を受け、劉娥を救うために実家の権力を使って助け舟を出そうとします。しかし、時すでに遅し。牢獄の劉娥のもとには、皇帝からの毒酒が届けられていました。
運命を悟った劉娥は、元侃への愛を胸に、震える手で毒酒をあおります。その場に倒れ込む劉娥。そこへ李婉児(りえんじ)が駆けつけますが、彼女が見たのは床に伏した劉娥の姿でした。愛と策謀が渦巻く宮廷で、あまりにも早すぎる別れが訪れたのです。
第1話の感想
いやはや、第1話から展開が早すぎて息つく暇もありませんでしたね!地震で宮殿が崩壊したかと思えば、皇子が死んだと誤報が入り、生きて帰ってきたら今度は愛する女性が毒酒を飲むことに……。特に、生まれたばかりの赤ちゃんが犠牲になるシーンは衝撃的すぎて、言葉を失いました。劉娥の薄幸ぶりが際立っていますが、ここからどうやって物語が続いていくのか、ハラハラが止まりません。
つづく

