科挙の首席合格者・陸徜(リク・ショウ)と、彼を想い続ける商人の娘・簡明舒(カン・メイジョ)。

相思相愛に見えた二人ですが、陸徜(リク・ショウ)には明舒を遠ざけなければならないある秘密がありました。

そんな中、明舒の父が強引に二人を結婚させようと画策。

運命の歯車が狂い始めた夜、二人の関係はどうなってしまうのでしょうか?

「めぐり逢いの花婿」あらすじネタバレ1話

科挙の合格発表と婿取り合戦

舞台は、平和で繁栄した大安王朝。この国では科挙(官吏登用試験)が盛んで、合格発表の日には面白い風習がありました。それは榜下捉婿(ぼうかそくせい)。なんと、合格したばかりの有望な若者を、有力者たちがこぞって婿にしようと争奪戦を繰り広げるのです。

今回の最有力候補は、簡(カン)家の援助で学問を修めた陸徜(リク・ショウ)間違いなしと言われる秀才です。

簡家は江南きっての大富豪ですが、身分は商人で高くありません。当主の**簡金海(カン・キンカイ)は、娘の簡明舒(カン・メイジョ)**の婿に陸徜を迎えようと画策していました。実は明舒自身も、陸徜のことをずっと想い続けていたのです。

再会、しかし冷たい態度

明舒は実家の宝飾店を切り盛りするしっかり者です。ある日、店で**高晩(コウ・バン)**という男が女性を騙して連れ出そうとしているのを目撃します。明舒は機転を利かせて女性を助けますが、逆上した高晩に襲われそうになってしまいました。

その時、颯爽と現れて彼女を救ったのが陸徜でした。久しぶりの再会に胸を躍らせる明舒。しかし、陸徜の態度は驚くほど冷たいものでした。

かつて彼が遊学に出る前、雪の中で別れを惜しんだ二人の仲とは思えないほどです。それでも明舒は久しぶりだから緊張しているだけと前向きに捉え、関係修復を試みます。

陸徜が抱える秘密と誤解

実は陸徜が冷たく振る舞うのには理由がありました。彼は、恩師である蘇(ソ)先生が無実の罪を着せられた事件を独自に調査していたのです。その道は険しく、明舒を巻き込みたくないがゆえに、あえて距離を置いていました。

さらに悪いことに、陸徜は簡金海がかつて蘇先生を侮辱したという噂を耳にしてしまいます。恩義ある簡家ですが、尊敬する師を辱められたとなれば話は別です。陸徜は苦悩します。

いよいよ合格発表の日。予想通り陸徜は首席で合格し、街中が彼を捕まえようとする人々で溢れかえりました。彼はなんとかその喧騒を逃れ、ある決意を胸に簡家へと向かいます。

仕組まれた初夜と別れの杯

明舒は、陸徜の母である曾(ソウ)夫人を家に招き、彼を待ち受けていました。しかし、現れた陸徜は簡金海に対し、きっぱりと結婚を断ります。巨万の富を提示されても、彼の心は動きません。それどころか、恩師への侮辱について問い詰めるのでした。

焦った簡金海は、なんと陸徜に薬を盛って眠らせてしまいます。何も知らない明舒は彼が結婚を承諾したと嘘を教えられ、幸せな気持ちで花嫁衣装に身を包みます。

目が覚めた陸徜は、自分が花嫁部屋にいることに愕然としました。目の前には着飾った明舒。彼は、明舒もこの卑劣な計画の共犯だと誤解し、激しい怒りをぶつけます。

恩を仇で返すのか!陸徜はその場で婚礼衣装を脱ぎ捨て、冷たく言い放ちました。明舒は必死に弁解しますが、彼の冷ややかな視線に心が凍りつきます。

幼い頃、泣いている自分を慰めてくれた優しい陸徜はもういません。彼の心が自分にないことを悟った明舒。彼女は涙を流しながら、婚礼の合卺(ごうきん)の酒を別れの酒として注ぐのでした。

第1話の感想

いきなりのすれ違いがつらすぎます!

明舒の一途な想いが、父親の強引なやり方のせいで台無しになってしまいましたね。

陸徜も正義感が強いのはわかりますが、もう少し明舒の話を聞いてあげてほしかったです。

幸せ絶頂からどん底に突き落とされた明舒の涙には、胸が締め付けられました。

誤解が解ける日は来るのでしょうか?切ないスタートです。

つづく