主力商品のリニューアルを巡り、樓淵(ロウ・ユエン)と母親が大喧嘩!板挟みになった董董恩(ドン・ドンエン)は、ある美味しい方法で仲裁を試みます。一方、樓淵(ロウ・ユエン)への誤解が解け、ついに自分の気持ちを伝える決意を固めます。雪が舞う遊園地、ロマンチックな雰囲気の中で彼が用意したサプライズとは?二人の関係が大きく動く、見逃せないエピソードです。
「ワガママ社長の仰せのままに!」あらすじネタバレ12話
伝統か革新か?親子のタレ戦争勃発
前夜のある出来事について、樓淵(ロウ・ユエン)が深く追求しようとした矢先のことです。母親の楼牡丹(ロウ・ムーダン)が、すごい剣幕で部屋に飛び込んできました。
彼女の怒りの矛先は、自社製品のタレ(醤)について。樓淵(ロウ・ユエン)が、伝統あるクラシック醤の生産を停止し、新しい金メダル醤に切り替えようとしていることに激怒しているのです。
樓淵(ロウ・ユエン)は必死にデータで説明します。近年の売り上げは落ちているし、曹雅(ツァオ・ヤー)が開発した新商品は健康的で若者ウケもいいんですしかし、創業時の味に愛着がある母親には、そんな理屈は通用しません。
この親子喧嘩の場に居合わせてしまった董董恩(ドン・ドンエン)。気配を消してやり過ごそうとしますが、楼牡丹にあなたはどう思うの!?と巻き込まれてしまいます。
さすがプロの乙方(下請け)、董董恩(ドン・ドンエン)は冷静です。調査なくして発言権なし。まだ両方の味を知らないので、調べてからお答えしますと、その場をうまく切り抜けるのでした。
それぞれの恋の行方
一方、親友の嗨妹(ハイメイ)にも動きがありました。元カレの馬誠舒(マー・チョンシュー)と夜市へ出かけ、復縁を迫られていたのです。
賑やかな場所や屋台飯が大好きな嗨妹と、潔癖で人混みが苦手な馬誠舒。性格が真逆なことを心配する彼女に対し、彼は病気(アレルギーや潔癖)は必ず治すからと真剣に訴えます。
その夜、帰宅した嗨妹から復縁したと報告を受けた董董恩(ドン・ドンエン)。まったく驚く様子もなくやっぱりねといった反応です。
逆に嗨妹は、董董恩と樓淵(ロウ・ユエン)の関係に興味津々。昨日、社長を殴ったんじゃなくて、キスしたんじゃないの?とからかいますが、董董恩は甲乙間の恋愛は禁止!と頑なな態度を崩しません。
誤解と嫉妬、そして解決策
翌朝、広告代理店の柯茂旭(コー・マオシュー)を訪ねてきました。そこで彼は余計な一言を放ちます。董董恩は酔うと誰にでもあんな感じですよ。うちの社員も、門番のおじいちゃんさえも餌食になってます
これを聞いた樓淵(ロウ・ユエン)はショックを受けます。自分への態度は特別ではなかったのかと、嫉妬と怒りがこみ上げてくるのでした。
そんな中、董董恩はタレ問題の解決に動き出します。新旧2つのタレを使ってチャーハンを作り、楼牡丹のもとへ。昔の苦労話に耳を傾けつつ、さりげなく食べ比べをしてもらいます。
実際に食べてみた楼牡丹は、新しい金メダル醤の方が美味しいと認めざるを得ませんでした。自分が時代の変化についていけていないことを悟るのです。
董董恩のファインプレーにより、母親の説得に成功。樓淵(ロウ・ユエン)は契約書を修正し、金メダル醤を主力にしつつ、クラシック醤も少量生産してギフト用にするという、誰もが納得する解決策を打ち出しました。
雪降る遊園地での告白
その後、樓淵(ロウ・ユエン)との会話で、ある真実を知ります。董董恩は酔うと人を殴る癖があるつまり、柯茂旭(コー・マオシュー)が言っていた誰にでもベタベタするというのは嘘か、あるいは自分への態度は殴る以外のアプローチだったと気づいたのです。
誤解が解けた樓淵(ロウ・ユエン)は、すぐさま行動に出ます。雪が降る中、董董恩を遊園地に連れ出し、花火を見上げながらロマンチックに告白!
しかし……結果はまさかのお断り。董董恩は、仕事上の関係を崩すことを恐れて拒絶してしまったのです。
落ち込む樓淵(ロウ・ユエン)に、友人の汪子剣(ワン・ズージエン)はアドバイスします。烈女はしつこい男に弱いっていうだろ? 諦めずにアタックし続けろ!
その夜、董董恩もまた、自分の決断に心が揺れ、眠れない夜を過ごすのでした。
第12話の感想
雪の中、遊園地で花火を見ながらの告白……。これ以上ない完璧なシチュエーションだったのに、断ってしまう董董恩のプロ意識(というか頑固さ)には驚きましたね。でも、その後の眠れない様子を見ると、彼女も決して無関心ではないのが伝わってきて切ないです。
それにしても、タレの味比べで親子喧嘩を収める董董恩の手腕はお見事でした。仕事は完璧なのに、自分の恋には不器用な彼女がもどかしくも愛おしい回でした。
つづく