ついに最終回か。いやー、長かったような短かったような。前回、トソン大君が兄のゴンを裏切るっていう衝撃の展開だったよな。左議政とチェ・サンロクが手を組んで、いよいよ王座を奪いにくる。ゴン、マジでどうすんだよってところで終わった。もちろん、ゴンとミョンユンの恋の行方も気になる。よし、最後の物語、一緒に見ていこうか。

ネタバレ

すべては計画通り

左議政が役人たちを集めて、チェ・サンロクの反乱に加わるようけしかけている。もうやる気満々だ。でもここで、回想シーンが入る。ゴンとトソン大君が部屋で激しく口論している場面だ。これ、実は全部が壮大な芝居だったんだ。兄弟げんかに見せかけて、左議政たちを完全に油断させるための作戦。トソン大君が本気で兄を憎んでいると、敵に信じ込ませたわけだ。いや、トソン大君、大した役者だよ。

そして反乱の夜。チェ・サンロクは気づく。左議政に裏切られたことに。あのじいさん、自分の娘である大妃スリョンを殺すために刺客を送っていたんだ。用済みになったってことか。本当に非道い男だ。その頃、左議政は仲間たちと祝杯をあげていた。宮殿に向かう前に景気づけってやつだ。ただ、その酒を飲んだ途端、その場にいた連中が全員苦しみだす。そう、毒が盛られていた。そこに王になったゴンが、軍を率いて颯爽と登場。左議政は、自分の孫であるトソン大君にしてやられたと、ここでようやく悟る。遅いんだよ。反逆者たちを捕らえたゴンは、すぐに宮殿へ急ぐ。チェ・サンロクと大妃を捕らえるためにね。

愛の結末

宮殿では、左議政が放った刺客が大妃を襲っていた。絶体絶命のピンチだ。そこに、チェ・サンロクがギリギリで駆けつける。彼は文字通り、命がけで大妃を救ったんだ。ゴンと兵士たちが到着したときには、チェ・サンロクはもう深手を負ってボロボロだった。それでも彼は、愛する大妃を守ろうとゴンの前に立ちはだかる。そして、ゴンに大妃にだけは慈悲をと懇願して、息を引き取った。悪人だったけど、その愛は本物だったんだな。二人の姿を見て、ゴンも何かを感じたんだろう。ゴンは部下たちに命じた。大妃は今夜、死んだことにしろ。これは、ゴンなりの温情だったのかもしれない。

新しい王と新しい道

左議政とその仲間たちは、斬首刑になった。彼らの首は、見せしめとして城壁に晒された。悪には、相応の罰が下ったわけだ。スッキリするよな。大変な時期が過ぎて、今度はゴンの王妃選びが始まる。でもゴンは、その選定プロセスをうまく引き延ばして時間を稼ぐんだ。そして、次にやったことがすごかった。役人たちを説得して連座制を廃止させたんだ。これによって、反逆者の親族は罪人として扱われなくなる。つまり、トソン大君や、チェ・サンロクの娘であるミョンユンも、晴れて自由の身になった。本当にうまい手を考えたもんだ。

ある日、ゴンはトソン大君を宮殿に呼び出す。でも、そこにゴンの姿はない。玉座には、一通の手紙が置かれていただけだった。お前が朝鮮の王だ。なんと、王位を弟に譲ったんだ。これには驚いた。手紙を読んだトソン大君が、兄貴の名前を叫んで本気でキレるシーンは、ちょっと笑ってしまった。

それぞれのその後

王座を去ったゴンは、新しい人生を歩み始める。ミョンユンが営む医院の門が勢いよく開け放たれる。暗行御史(アメンオサ)のお成りだ!という声が響き渡る。現れたのは、もちろんゴンだ。彼は医院が金をだまし取っているとか、めちゃくちゃないちゃもんをつける。ミョンユンが戸惑っていると、ゴンが低い声で言った。生きたくば、今夜、俺の寝床に来い。すごい口説き文句だろ。ミョンユンが私は医者ですと反論しようとしたら、ゴンがペックと呟いた。それは、二人がお互いの身分を知らなかった頃、ゴンが彼女につけた特別な名前だった。顔を上げたミョンユンの目に、愛しいゴンの姿が映る。ゴンは旦那様と呼べって。二人は人目もはばからず抱き合う。最高の再会シーンだった。

その後、二人は身を隠していた大妃に会う。彼女は妊娠していたんだ。大妃は女の子を産んだ後、静かに亡くなった。死ぬ前に二人に許しを請い、二人はその子を責任をもって育てると約束する。キム尚宮は導師と一緒に暮らし、自分の罪を償うために祈って過ごす道を選んだ。物語の最後は、ゴンとミョンユンが自分たちの子供と、チェ・サンロクと大妃の娘を育てながら、穏やかに暮らす姿で終わる。みんなが幸せになる、完璧なハッピーエンドだった。

この回の感想

このドラマ、正直言って俺の中では評価が上がったり下がったりだったな。すごく面白い回もあれば、展開にイライラする回もあった。でも、この最終回はすごく良かったと思う。王位を譲るっていうのは、かなり予想外の結末だったし。悪役たちがきっちり罰を受けたのは、見ていて本当にスッキリした。大妃とチェ・サンロクの愛は、はっきり言って狂気の沙汰だったけど、お互いを思う気持ちが本物だったことは認めざるを得ない。終盤になって、ようやく主役二人のロマンスが甘くなったのも良かったかな。じゃあ、もう一回全話見返すかって聞かれたら、正直なところ見ないと思う。そこまで心に深く残る作品ではなかった。でも、全体としてはまあまあ楽しめたよ。

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