『魔女 ―君を救うメソッド―』第3-4話あらすじネタバレ

第3話:過去の呪縛と、拭えない疑念

物語はまず、ドンジンが大学生だった頃に遡るんだ。彼は、愛するミジョンが「魔女」だと糾弾されたことに対して、統計学で彼女の無実を証明しようと必死だった。孤独だったドンジンは、クラスで同じく一匹狼だったジョンヒョクに出会う。どこかミジョンを彷彿とさせるジョンヒョクに、ドンジンはしつこいくらいに懐いて、まるで迷惑な虫を追い払うかのようなジョンヒョクの態度にもめげず、ついに友情を勝ち取るんだよね。この頃のドンジン、ちょっとストーカー気質あったかも(笑)。

ある日、ドンジンはミジョンの無実を証明するレポートを手に故郷へ。でも、そこで彼を待っていたのは、ミジョンの父親が亡くなり、彼女が町から追い出されたという残酷な知らせだった。慌ててミジョンの家へ駆けつけるも、もぬけの殻。またしても彼女を助けられなかった後悔に打ちひしがれるドンジン…切ない!

大学に戻ったドンジンは、教授からレポートの致命的な欠点を指摘される。「君はミジョンが魔女ではないという結論ありきでデータを分析している」と。教授の指摘通りにデータを見直すと、全ての事件にミジョンが関わっており、故郷の町の平均死亡率が異常に高いという事実に気づいてしまう。この発見はドンジンを打ちのめし、「もしかして、ミジョンは本当に…?」という疑念が彼の心に影を落とすんだ。

時が経ち、ドンジンはデータマイナーに、ジョンヒョクは刑事になっていた。そんな中、ドンジンのお母さんが末期の病に侵されていることがわかる。お母さんはドンジンの住む街の病院に移り、ドンジンに財産の整理を頼むんだけど、そこで衝撃の事実が! なんと、お母さんがミジョンの古い家を所有していたんだ。

病床のお母さんは、ドンジンに罪悪感を告白する。村人たちの雰囲気に流されてミジョンを追い出すのに加担してしまったこと、バス停まで送ったものの、ミジョンには頼る人が誰もいないと気づき、さらに罪悪感に苛まれたこと。そして、誰も買いたがらなかったミジョンの家を、後悔の念から買い取ったこと。最後に、「もしミジョンに再会したら、謝ってほしい」とドンジンに言い残して亡くなるんだ。お母さんの後悔、胸が痛いよね…。

母の死後、ドンジンは偶然、昔の勉強道具とミジョンの事件に関するレポートを見つける。そして場面は現在へ。ドンジンは夜、ミジョンの家まで後をつけ、彼女が猫に「私は人を傷つける存在なの」と悲しげに話しかけているのを聞いてしまうんだ。ミジョンの孤独と苦しみが伝わってきて、もう涙腺崩壊寸前だったよ!

第4話:新たな生活と、忍び寄る影

舞台は再び現在。ミジョンは翻訳家として生計を立てていて、定期的に仕事をくれる友人が一人だけいる。彼女は海外で暮らすことを夢見て、コツコツとお金を貯めているんだ。健気だよね。

一方、ドンジンは突然会社を辞めてしまう。「今、ミジョンの事件に集中しなければ後悔する」と決意した彼は、なんとミジョンと同じ建物に引っ越すことを決意! しかも、狙うはミジョンの真下の部屋。でも、その部屋にはコンビニのバイト君が住んでいて…。ドンジンは諦めない! 迷惑なくらい話しかけたり、食べ物や贈り物を渡したりして、あの手この手でバイト君を懐柔(笑)。ついにバイト君は根負けし、ドンジンは部屋を手に入れることに成功するんだ。この執念、すごい!

その後、ドンジンの車をボコボコにした犯人が、ドンジンのせいで銀行の融資方針が変わって破産した事業主だったことが判明する。警察署から帰宅したドンジンは、その男に待ち伏せされて殴られてしまうんだけど、ドンジンは抵抗せず、彼の不満を聞き、殴られるがまま。後日、その男を食事に誘い、誠心誠意謝罪しつつも、「自分は自分の仕事をしていただけ、少しやりすぎたかもしれないけど」と伝えるんだ。ドンジンのこの対応、なかなかできることじゃないよね。

その頃、ジョンヒョクは新たな事件を担当していた。危険な状況にある女性を保護し、「何かあれば通報ボタンを押せば助けが来る」と安心させるんだけど、いざ女性が助けを求めた時、ジョンヒョクは間に合わなかった…。元パートナーに襲われた女性は重傷を負い、病院に運ばれてしまう。ジョンヒョクの無力感が伝わってきて、こっちまで辛くなるよ。

場面は変わり、ドンジンは、自分の仕事が原因で破産した男のために、カジノのオーナーに仕事の斡旋を頼んでいた。意外な優しさを見せるドンジン。

そして、ミジョンは深夜2時過ぎ、人通りが少なくなった頃に外出するのが日課だった。野良猫たちと過ごし、「あなたたちに会うと、自分が魔女みたいに感じるの」と話しかけている。そんな彼女の姿を、ドンジンはこっそりと尾行し、盗み聞きしていたんだ。ミジョンの心の闇と、それを知ろうとするドンジンの複雑な視線が交錯するシーンは、息をのむほどだった。

翌日、ドンジンは故郷に戻り、旧友たちと再会し、母校を訪れる。そして、ミジョンの事件に関するあらゆるデータを集め始めるんだ。彼の真の目的は何なのか、ミジョンは本当に「魔女」なのか、謎は深まるばかり!

『魔女 ―君を救うメソッド―』第3-4話の感想

ドンジンが抱える過去の罪悪感と、ミジョンへの執念にも似た強い想いが痛いほど伝わってきました。大学生時代の純粋な正義感と、その後の現実の重みが彼を突き動かしているのですね。ミジョンの孤独な日常と、彼女が猫にだけ見せる本音には胸が締め付けられます。彼女が本当に「魔女」なのか、それとも過酷な運命に翻弄されているだけなのか、その核心に早く触れたい気持ちでいっぱいです。

ジョンヒョクの刑事としての苦悩も描かれ、物語に深みが増しました。登場人物それぞれが抱える闇と、それが複雑に絡み合いながら進んでいく展開は、静かながらも目が離せません。ドンジンの母親の告白は特に印象的で、人の心の弱さと後悔の念が巧みに描かれていたと思います。この先の展開で、彼らの関係性がどう変化していくのか、そして隠された真実がどのように明らかになるのか、じっくりと見届けたいです。

つづく