前回、男装の麗人スンニャンが、高麗(コリョ)の世子(セジャ)ワン・ユ様を助けるために大活躍だったけど、今回はいきなりピンチの連続!そして、まさかの出会いもあって、もう目が離せない展開よ!

スパイは誰だ!?スンニャンの機転とワン・ユ様の逆襲劇!

いきなり現れた斑点(パンジョム)って男に、スンニャンはワン・ユ様のスパイだと疑われちゃうの。でもね、このチョンバギも、スンニャンがなかなか密輸の取引場所を吐かないからイライラしてたみたい。ちょっとした誤解が解けたところで、今度は悪徳な瀋王(シムワン)が動き出すのよ!

瀋王ったら、スンニャンが本当に自分のスパイかどうか試そうとして、なんとワン・ユ様を暗殺するための刀を渡しちゃうの!ひどくない!?スンニャンは、誰が裏で手を引いてるのか分からなくて、もうパニック寸前よ。

でも、ここからがスンニャンのすごいところ!ワン・ユ様の前に引き出されたスンニャンは、人払いされた隙に縄を切り、ワン・ユ様を押さえつけて自分の正体を明かすの!そう、ずっと陰でワン・ユ様を助けていたのは、男装したスンニャンだったのよ!「スパイを見つけ出す!」って小声で伝えて、わざとワン・ユ様に負けて再び捕らえられ、処刑を待つ身に…。もう、見てるこっちがハラハラしちゃうわ!

夜になって、瀋王はスンニャンを助けようとして(もちろん下心ありで)取引場所を教えるように部下に伝えさせるんだけど、これを物陰で聞いていたのがワン・ユ様!ついにスパイが姿を現した瞬間よ!

スンニャンは計画通りに取引場所を伝える。ワン・ユ様はスンニャンを連れて急行!スパイはここぞとばかりに瀋王に伝書鳩を飛ばすんだけど、なんとその鳩が射落とされちゃうの!スパイはスンニャンに裏切られたと気づくも時すでに遅し。ワン・ユ様の腹心、チェ・ムソンにあっさり斬られちゃったわ。そして、パン・シヌがスンニャンの指示通り、今度は瀋王に「援軍求む!」って偽の伝書鳩を飛ばすの。スンニャン、頭が切れすぎ!

夜、取引場所に潜んでいた瀋王の軍隊と、偽の援軍要請でやってきた瀋王の軍隊がまさかの同士討ち!大混乱よ!パン・シヌは漁夫の利を狙いつつ、その場を去ろうとするスンニャンに「危険だけど、瀋王の悪事の証拠となる帳簿を奪ってきて!」と頼むの。スンニャン、またまた危険な任務に挑むことになるのね…。

スンニャンは馬を飛ばして瀋王府に戻り、「全滅しました!スパイは瀋王様の腹心でした!もうすぐ役人が来ます!早く帳簿を処分してください!」と迫真の演技。瀋王は慌てて帳簿を探し出すんだけど、ふと「スンニャンはどうやって生きて戻ったんだ?」と疑いの目を向けるの。でもスンニャンは跪いて「死ぬなら瀋王様の手で!」と忠誠心を見せつけて、瀋王を安心させて帳簿の処分を任されるのよ。この子、本当に肝が据わってるわ!

悪事は暴かれる!瀋王失脚、そしてワン・ユ様の新たな治世

瀋王は残りの兵力を全て集めて徹底抗戦!高麗王の寝宮に駆け込んで「世子様(ワン・ユ)が塩の密貿易業者との戦いで亡くなりました!大臣たちは皆、王位を譲れと叫んでいます!」と嘘八百を並べるの。慶華(キョンファ)公主も王に譲位を迫る始末。

王が譲位を宣言しようとしたその時!ワン・ユ様が登場!障害を乗り越えて大殿に駆けつけ、瀋王こそが密貿易の黒幕だと暴露するのよ!「証拠を出せ!」と開き直る瀋王に、パン・シヌが例の帳簿をドーン!と突きつける!これには瀋王もぐうの音も出ないわ。王は、瀋王が元への貢物のために私腹を肥やしていたことを知り、激怒!

瀋王は「無能な世子に代わりたかっただけだ!」と開き直って死を願い出るんだけど、王はワン・ユ様への譲位を宣言し、国の動揺を避けるために瀋王の罪を許すことに。うーん、ちょっと甘くないかしら?とも思うけど、これでワン・ユ様の新しい時代が始まるのね!

スンニャンの涙と新たな道、そして忍び寄る元の影

一方、スンニャンの実の父親である万戸長(マンホジャン)の奇子敖(キ・ジャオ)は、元への貢女として差し出された娘(実はスンニャン)が逃亡中に死んだという偽の知らせを受け取って悲しみに暮れているの。そんな時、スンニャン一派を捕らえろという手紙が届くのよ。

スンニャン一派はキ・ジャオの部下に捕まっちゃう。キ・ジャオはチンピラどもを懲らしめようと罰を与えようとするんだけど、スンニャンが「良い生まれでないことが罪なのでしょうか。良い国の指導者がいないことが罪なのでしょうか」と堂々と訴えるの。これを聞いたキ・ジャオは、何かを感じたのかスンニャン一派を解放するの。

翌日、スンニャンの手下が盗んだキ・ジャオの巾着をスンニャンに渡すんだけど、その中にスンニャンが持っているのと同じ指輪が!スンニャンはそれを見て、涙を流すのよ…。これってまさか…親子ってこと!?運命の再会は近いのかしら?

その後、スンニャンは厳しい選抜を突破して、なんとキ・ジャオの部下の伝令になるの!父の側で働くことになるなんて、運命の歯車がまた大きく動き出した感じね!

高麗の都、開京(ケギョン)では、ワン・ユ様の即位を祝う宴が開かれるわ。そこでワン・ユ様は11条の禁令を発布!文武百官は猛反対するけど、チェ・ムソンが兵で取り囲み、ワン・ユ様は役人たちの過去の罪をズバズバ指摘して黙らせるの。さすがワン・ユ様、かっこいい!でも、瀋王は苦々しい顔でワン・ユ様を睨みつけてるわ。

そんな中、慶華公主が元の太丞相(テジョウソウ)からの親書を持ってくるの。瀋王はそれを見て、元が皇太弟(ファンテジェ、後の皇帝タファンよ!)を高麗に追放することを知り、再びワン・ユ様を失脚させようと企むのよ。本当に懲りないオジサンね!

ワン・ユ様はキ・ジャオを呼び出し、高麗にやってくる皇太弟の身の安全を必ず守るよう命じるの。

元の陰謀と皇太弟の奇行、そしてスンニャンとの出会い!

その頃、元の都、延慶(現在の北京)では、皇太弟の兄であるタンギセとその父である太丞相ヨンチョルが、皇太弟が高麗に入国次第、暗殺する計画を立てているの。しかも、同時に高麗も排除しようとしてるなんて、とんでもない悪巧みだわ!

キ・ジャオは、高麗へ向かう皇太弟の一行と合流。でも、この皇太弟、なんだか頼りない感じで、突然「体調が悪い」と言って途中で宿営すると言い出すの。護衛のペガン(後の丞相)は皇太弟の弱さにイライラ。武将のタルトル(ペガンの甥)は皇太弟が何か情報を得たのではと疑うけど、ペガンは「あいつにそんな洞察力があるもんか」と一蹴。スンニャンは「元でも皇太弟の顔を知る者は少ない」という情報を耳にし、キ・ジャオは皆に皇太弟の警護を徹底するよう指示するの。

ペガンとタルトルは、畝傍山(ムバンサン)という場所で、準備した山賊に皇太弟を襲わせる計画を立ててるの。ペガンは先代の皇帝への恩義を感じつつも、その息子である皇太弟を殺すことに罪悪感を抱いているみたいね。そんな時、皇太弟の側近が「皇太弟の病が重く、これ以上進めません」と報告。タルトルが脈を確認しに行くと、皇太弟は弱々しくペガンに「父の夢を見た。何かあったらペガンを頼れと言っていた」と話すの。ペガンは気まずそう。そして皇太弟、「干し柿が食べたい」と言い出す始末。ペガンはその頼りなさに呆れ果てるのよ。

タルトルは皇太弟が仮病ではなく、本当に脈が弱っていると報告。ペガンは仕方なく、畝傍山の山賊に一日待つよう指示。そして、この会話をスンニャンが偶然聞いてしまうの!どうする、スンニャン!?

毒見役の小間使いが全ての食事を毒見しても、皇太弟はなかなか食べようとしないの。小間使いは皇太弟がこのままでは餓死してしまうと心配してるわ。残飯を捨てようとした小間使いをスンニャンが呼び止め、行宮で何かあったのか尋ねるけど、小間使いは「下手に話すと大変なことになる」と口を閉ざしてしまうの。

一方、高麗の朝廷では、臣下たちが皇太弟を迎えに行くべきだと主張するけど、ワン・ユ様は「高麗王が元から追放された者をなぜ迎えに行く必要がある?」と反論し、瀋王に意見を求めるの。瀋王もその必要はないと言うわ。

でもね、ワン・ユ様は戦闘服を準備し、なんと自ら皇太弟を迎えに行くと言うの!パン・シヌはびっくり。ワン・ユ様は「元は高麗国内で皇太弟を暗殺し、その罪を高麗になすりつけようとしている」と、元の企みを見抜いていたのよ!さすがワン・ユ様、先見の明があるわ!

慶華公主は瀋王に「ついに願いが叶いますね」と祝杯をあげようとするけど、そこにワン・ユ様が出兵したとの知らせが!瀋王は「もう遅い、計画は今夜だ」と不気味に笑うの。本当にしぶといわね、この男!

ペガンが皇太弟に移動を促すけど、皇太弟は「干し柿を食べるまで動かない!」と駄々をこねるの。そして、ペガンが去った後、皇太弟は小間使いを自分の寝床に寝かせ、自分はなんと軍服を着てテントから逃げ出しちゃうの!ええーっ!?一体何を考えてるの、この皇太弟は!

ペガンとタルトルは計画を変更し、今夜決行することに。皇太弟はペガンが戸口にいるのを見て、慌てて別のテントに隠れるの。そこへ、スンニャンが体を拭くためにお湯を持って入ってきて、人の気配を感じるの!刀を皇太弟に向けて「誰だ!」と問い詰めるシーンで、今回はおしまい!

つづく