崖っぷちスンニャン、まさかの吉報と新たな試練
前回、タファンの側室選びの場で毒矢に倒れたスンニャン。もうダメかと思ったけど、そこは我らがスンニャン、そう簡単にはくたばらない!トクマンが駆けつけて、タファンにスンニャンの足の怪我の手当てを頼まれるんだけど、脈を診たトクマン、何か気づいたみたい。「失血がひどい」なんてごまかしてたけど、絶対何か隠してるよね?
タファンはスンニャンを後宮に匿おうとするんだけど、トクマンのナイスアイデアで、昔使われていた廃墟同然の宮へ。なんでも幽霊が出るって噂で誰も近づかないんだとか。パク氏の輿に隠れて、まんまとピョンスの目をごまかして脱出成功!ノ尚宮とホンタンも一緒に隠れ家生活をスタートさせて、スンニャンの世話をすることに。トクマン、去り際に何か言いたそうだったけど、結局何も言わず…。気になるじゃないの!
一方、ヨンチョル丞相はタナシルリが懐妊したと聞いて大喜び。でも、そこにタンギセがやってきて後宮の捜索許可を求めるの。皇后としての威厳を保つため、タナシルリはしぶしぶ許可。でもね、ヨンチョルは血書がチョクホの手にはないって読んでるみたい。タンギセに動物の血で偽の血書を大量に作らせて、本物が現れても誰も信じないようにする作戦。さすが悪知恵が働くわね…。
隠れ家では、ホンタンが持ってきた食べ物の中で、スンニャンがやたらと酸っぱいものばかり食べてる。それを見たノ尚宮、ピーンと来たみたい。そんな中、タファンがパク氏の宮殿経由でスンニャンに会いに来ようとするんだけど、タナシルリに見つかって足止め。タイミング悪いんだから!
そして、ある夜、スンニャンが吐き気をもよおしてるのを見たノ尚宮、「おめでたですな」って。スンニャン、衝撃!そこにこっそり薬を持ってきたトクマン。スンニャンが「私、どうなっちゃったの?」って聞くと、トクマンは「ワン・ユ様のお子では?もう3ヶ月になるはずです」って。それを聞いたスンニャン、涙がポロリ…。そりゃそうだよね、まさかこんな状況で…。
その頃、タナシルリは自分の主治医に「男の子?女の子?」なんて聞いてるけど、医者は遠回しに「妊娠は難しいかと…」って。タナシルリ、ショックで気絶!そりゃそうよね、世継ぎを産めないなんて皇后失格って言われてるようなもんだもん。
夜、ため息をつくスンニャンにノ尚宮が寄り添う。「妊娠なんて考えたこともなかった」と弱音を吐くスンニャンに、ノ尚宮は「強くならねば」と励ます。母親の死を思い出して泣きじゃくるスンニャンのお腹を優しく撫でながら、「私がこの子の祖母になりましょう」と言うノ尚宮。もう、涙腺崩壊よ!
ピョンスは高麗村の人々を人質に取ってチョクホをおびき出そうとするんだけど、パク・ブラがチョクホを気絶させて、無駄死にを防ぐの。ナイス判断!
タナシルリは自分が妊娠していないことを隠し通すために、治療を受けるふりをして地位を固めようと必死。
ワン・ユの苦闘とタンギセの魔の手
場面は変わって高麗。ワン・ユは元からの使者と高麗の官僚が結託して偽札を流通させている問題に直面。偽札の黒幕を捕まえるために、おとり捜査を開始!そして、遠く離れたスンニャンに手紙を書くんだけど…これがなんとピョンスの手に渡っちゃうの!タンギセはピョンスにワン・ユの手下を引き続き捜索するように命令。どこまでも邪魔してくるわね、この兄弟!
それから4ヶ月後。皇太后のもとに、遼陽で勢力を拡大しているペガンからの手紙が届く。軍資金が必要だって。皇太后はチャン・スンリョンに信頼できる富商から資金援助を取り付け、さらに他の地方の官僚たちも味方につけるよう指示。着々と準備を進めてるわね。
一方、皇后付きの尚宮はタナシルリに辛い懐妊治療はやめるよう進言。そこへタファンが来たと知らせが入り、慌てて偽のお腹をつけて出迎えるタナシルリ。タファンはパク氏を連れていて、「パク氏が感業寺で出産することになった」と報告。それを聞いたタナシルリ、何か企んだ顔で「私もお寺で我が子のために祈祷しますわ」なんて言い出すの。絶対何か裏があるって!
案の定、タナシルリはタンギセに、この機会にパク氏を始末して後腐れなくするよう命令。タンギセは父親には内緒にすることを条件に引き受ける。どこまでも親不孝な息子だこと!タンギセは手下の狂犬(あだ名よ、きっと)に山賊のふりをさせて邪魔者を消すよう指示。
スンニャンは、2日後にパク氏の輿に紛れて宮殿を出てワン・ユに会えると聞いて大喜び!希望が見えてきたわね!
その頃、ワン・ユは偽札組織がまた取引するという情報を掴み、待ち伏せして元の使者を捕まえることに成功!拷問を受けた使者、ワン・ユが「ヨンチョルには黙っていてやる」と取引を持ちかけると、あっさり白状。偽札の製造場所は遼陽行省のホンという人物のところだって。
悲劇の逃亡、そして…
いよいよ脱出の日。スンニャンは服を着替え、トクマンの手はず通りパク氏の馬車へ。トクマンへの感謝の気持ちでいっぱいよね。ノ尚宮もずっと一行の後を追ってる。パン・シヌもスンニャンの妊娠の知らせを受けて、遠くから一行を見守ってる。みんな、スンニャンのこと心配してるのよ。
馬車が道半ばまで来たところで、パク氏が「お花摘みに…」。ピョンスはニヤリ。山賊が現れるのを待ち構えてるのね、この男!
宮女たちが次々とスンニャンに高麗の家族への手紙を託す。ノ尚宮は一番大切な絵巻物をスンニャンに。みんな、またノ尚宮が変なことしてるって顔してるけど、これが後々…。スンニャンがみんなと別れを惜しんでいると、突然山賊が出現!容赦なく襲いかかってくる!スンニャンはパク氏を守ろうとして身を挺して、危うく殺されそうになるんだけど、そこにノ尚宮が割って入って…!ホンタンはスンニャンを引きずって逃げるけど、パク氏が斬られて倒れるのをただ見ていることしかできなかった…。悲しすぎる…。
森の中で倒れたスンニャンはホンタンに先に逃げるよう言う。山賊がスンニャンに襲いかかろうとしたその時、パク・ブラが颯爽と登場!ピョンスはワン・ユの手下たちがいるのを見て大喜び。パク・ブラはパン・シヌにスンニャンを連れて逃げるよう指示。数合打ち合った後、パク・ブラがピョンスを追い詰めたんだけど、そこにタルトゥ(資料ではタプジャヘだけど、多分タルトゥのことよね?)が駆けつけて矢でパク・ブラを負傷させるの!その隙にピョンスがパク・ブラを…!うそでしょ、パク・ブラまで…!
パン・シヌは追手を引き離すためにスンニャンと別れて逃げる。でも、スンニャンは服に血が滲んでいるのに気づく。そして、洞窟に隠れ、お腹を押さえて激痛に耐えるスンニャン…。
一方、タファンはコルタ(資料ではコルタだけど、多分コルタのこと)からスンニャンも一緒に宮殿を出たと聞いて、がっくり肩を落とすのでした…。
つづく