タファン、愛の力でスンニャンを奪還!しかし…
前回、ワン・ユとの密会(とタナシルリに決めつけられた)現場を押さえられ、絶体絶命のスンニャン。タナシルリが「引っ立てい!」と命じたその瞬間、颯爽と現れたのは、我らが皇帝タファンよ!「その者を離せ!」の一声で、あっという間にスンニャンを奪い返しちゃったの。タナシルリは悔しそうにタファンの背中を見送るしかなかったわね。ザマァ…と言いたいところだけど、この女の執念はこんなものじゃ終わらないのよ…。
宮殿に戻ったタファン、スンニャンの前では気丈に振る舞っていたけど、実はまだ傷が癒えてなくて、ベッドに倒れ込んじゃうの。スンニャンは心配でたまらず、すぐに太医を呼ぼうとするんだけど、腹心のパク・ブルファが「太医を呼べば、陛下がまだ本調子でないことがヨンチョル一派にバレてしまいます!」って冷静に止めるの。さすがパク・ブルファ、頼りになるわ!スンニャンは、愛するタファンが自分のために無理をしていたことを知り、胸を痛めるのだったわ…。
ヨム・ビョンス、まさかの処刑!?タンギセの思惑とは
一方、大都の牢獄では、ペガンがヨム・ビョンスともう一人の仲間を厳しく尋問していたわ。でもこの二人、拷問にも屈せず、なかなか口を割らないのよ。業を煮やしたペガンは、タンギセが面会に来たタイミングを見計らって、「陛下の命により、こやつらを斬首刑に処す!」と宣言!ヨム・ビョンスはまさかの展開に顔面蒼白。タンギセも表向きはペガンの決定に従うフリをして、二人を刑場へと連行していくの。
沿道には見物人がたくさんいて、ヨム・ビョンスは絶望的な表情でヨンファ(蓮尚宮)の姿を見つけるの。ヨンファもまた、ヨム・ビョンスが処刑されるなんて信じられないって顔で彼を見つめていたわ。そしてついに、ヨム・ビョンスたちの頭に頭巾が被せられて…。もうダメかと思ったその時!なんと二人はこっそり刑場から連れ出され、タンギセの隠れ家へ。そう、これはタンギセが二人を助けるための芝居だったのよ!タンギセはヨム・ビョンスたちに新しい潜伏場所を指示するんだけど、一体何を企んでいるのかしらね?
スンニャン、宮廷改革に着手!しかしタナシルリの逆襲が…!
さて、宮廷に戻ったスンニャンは、早速その才覚を発揮し始めるわ。民衆を苦しめる無駄な仏事の儀式を廃止しようとするの。これに猛反発したのが、もちろんタナシルリ!「よくも私の権限を!」とばかりにスンニャンに詰め寄るんだけど、スンニャンは「そんなにお金を使いたいなら、実家のお父様にでもお願いしたらどうですか?」と正論で一蹴!
これにプライドをズタズタにされたタナシルリ、怒り心頭に発し、なんと階段を降りようとしたスンニャンを背後から突き飛ばしたのよ!信じられないわよね!?スンニャンは階段を転げ落ち、その場に倒れ込んでしまうの…。
まさかの吉報!そして忍び寄る呪いの影…
すぐに運ばれたスンニャン。太医の診察の結果…なんと、スンニャンは懐妊していたのよ!タファンも皇后も、そしてスンニャン自身も、この予期せぬ吉報に喜びを隠せないわ。
でもね、このニュースがタナシルリの耳に入ったらどうなるか…。案の定、ヨンファからスンニャン懐妊の報告を受けたタナシルリは、嫉妬と憎悪の炎をさらに燃え上がらせるの。そして、ついに禁断の手段に手を染めてしまうのよ…。
タナシルリは腹心二人を連れて、怪しげな祈祷師(神婆)のもとへ。「奇皇后を呪い殺してくれ」と依頼するの。祈祷師の指示で、ヨンファはスンニャンの下着を盗み出し、犬の血など呪術に必要なものを調達。そして、ついに呪いの儀式が始まってしまったのよ…。
呪詛の恐怖!スンニャンを襲う謎の爪痕
呪いの影響か、スンニャンは悪夢にうなされ、眠れない夜を過ごすようになるの。そしてある日、自分の腕に見慣れない動物の爪のような痕があるのを発見するのよ!あまりの不気味さに、スンニャンはタルタルに相談。
タルタルはその爪痕を見て、これが「犬蠱術(けんこじゅつ)」という恐ろしい呪術であることを見抜くの。この呪術にかかった者は助かることが難しく、解呪できたとしても、術をかけた者に強烈な反動が返ってくるという、まさに諸刃の剣。
スンニャンは、これがタナシルリの仕業だと確信。愛する我が子のため、そして自分自身のために、この邪悪な呪いに立ち向かうことを固く決意するのだったわ!
つづく