遠征軍が負け続きで、我らが皇帝タファン(元順帝)様、もうすっかりヤケ酒浸りの毎日…。そんなある日、敗戦した将軍が帰ってきたんだけど、タファン様、いきなりブチギレ!「お前たちのせいだー!」って感じで、なんと御前でバッサリ斬り捨てちゃったの!もうね、その場の空気凍り付いたわよ。ペガン丞相たちもドン引き。
酔っ払ったタファン様、幻覚まで見えちゃって、ひざまずく他の将軍たちが自分を嘲笑ってるように思えたみたい。それでまた剣を振り上げようとしたんだけど、さすがのペガン丞相が割って入って「陛下、私をお斬りください!」って。いやー、ペガンも男だねぇ。
まさにタファン様がペガン丞相に斬りかかろうとしたその時!我らがスンニャン(奇皇后)様が登場!「陛下、お気を確かに!」の一声で、タファン様、ハッと我に返ったの。血まみれの剣を見て、自分がしでかしたことに愕然として、そのまま気絶…。いやもう、見てるこっちも心臓バクバクだったわ。
寝所に運ばれたタファン様、目を覚ますとスンニャン様の胸で子供みたいに泣きじゃくって。「僕、怖かったよぉ」って感じで。スンニャン様は優しく抱きしめるんだけど、どこかタファン様が以前と変わってしまったような、そんな不安を感じてるみたいだった。タファン様自身も、スンニャン様に対してちょっと複雑な気持ちを抱えてるっぽいんだけど、それはまだ秘密みたい。
一方、宮廷ではマハ王子が皇太后様から文字や絵を習ってたんだけど、これがまた新たな火種に…。タファン様、マハ王子のこと、亡きタナシルリ皇后にそっくりだからって、めちゃくちゃ嫌ってるのよね。タナシルリとの結婚生活は、タファン様にとっては悪夢そのものだったみたいだし。
だから、スンニャン様の息子アユルシリダラ(愛猷識理答臘)王子にはデレデレなのに、マハ王子はガン無視。ある日、アユ王子が勉強した内容を忘れちゃったのを見て、マハ王子が「僕だって勉強したもん!」って口を滑らせちゃったから大変!タファン様、マハ王子に文字を教えることを固く禁じてたのに、それを知って激怒!皇太后様が「私が教えました」って名乗り出たんだけど、タファン様の怒りは収まらなくて、皇太后様のことまで罵っちゃう始末。もう、見てられないわ…。
さらに、元の国が戦争で負け続けてる原因を探ったら、なんと高麗のワン・ユ様が敵国に火薬を密売してたっていうじゃないの!これを知ったタファン様、怒り心頭で「ワン・ユを処刑せよ!」って詔書を書いちゃった。
このニュース、マハ王子の耳にも入って、もう大変!「母上の仇!」って感じで、ワン・ユ様への憎しみを燃え上がらせて、「僕が高麗へ行って、ワン・ユを捕まえてくる!」って息巻いてるの。皇太后様も、そんなマハ王子を止められず、軍隊をつけて高麗へ送り出すことに。
高麗に着いたマハ王子、王宮の前で「ワン・ユ、出てこい!」って叫ぶんだけど、ワン・ユ様はなかなか出てこない。夕方になってやっと出てきたワン・ユ様に対して、マハ王子はもう憎悪むき出し!でもワン・ユ様は、マハ王子が誰かに憎しみを植え付けられてるって分かってるから、全然相手にしてない感じだったわ。
結局、タファン様の命令には逆らえず、ワン・ユ様はマハ王子たちと一緒に元へ向かうことに。国境近くで野営してた夜、なんと、あのタンギセがマハ王子の天幕に現れたの!マハ王子、叔父さんの登場に嬉し泣き。
タンギセは、妹のタナシルリを守れなかったことを悔やんでて、ワン・ユ様への復讐心メラメラ。手下に命じて、あっという間にワン・ユ様を捕まえちゃった。翌朝から、マハ王子とタンギセによるワン・ユ様への拷問が始まって…もう、見てるのが辛すぎる!鞭で打たれて、何度も地面に倒れるワン・ユ様…。
都に戻ってきた一行。沿道にはヤジ馬の民衆がいっぱい。その中に紛れて、ヨム・ビョンスたちが「ワン・ユを殺せー!」って叫んで、民衆を煽ってるの。本当にイヤな奴らだわ!
そして、ついにワン・ユ様は王宮へ。タファン様、ワン・ユ様が連れてこられたと聞いて、剣を手に飛び出してきて、いきなりワン・ユ様に斬りかかろうとした、その瞬間!
「お待ちください、陛下!」
そう、我らがスンニャン様が駆けつけてきたのよー!
つづく