ついに、ついにこの時が来てしまいましたね…!手に汗握る展開で私たちを翻弄し続けたドラマ『ナインパズル』が、ついに最終回を迎えました。今回は、そんな最終回第11話の怒涛の展開を、私の興奮と共にあますところなくお届けします!まだ見ていない方は…ごめんなさい、ここからはネタバレ全開なので、心の準備をお願いしますね!

【ナインパズル最終回】あらすじネタバレ

涙なしには見られない…パズルキラー、イ博士の告白と最後の犯行

物語は、若き日のイ・スンジュ(後のイ博士)がドリームランドを訪れる回想シーンから幕を開けます。そして10年後、ヤン刑事が彼女の元を訪れ、ナムソクの写真とハンカチを手渡すんです。そう、彼女こそが、あの連続殺人事件の犯人、「パズルキラー」だったんですね…。名前を変えていたため、ヤン刑事もすぐには見つけられなかったようです。ヤン刑事から全ての真相を聞かされたイ博士の表情が、もう切なくて…。

そして現在。イ博士はなんと、自ら「私がパズルキラーよ」とイナに名乗り出るんです!えええ!?って声出ちゃいましたよ、ほんと。そしてイナを次の犯行現場へと連れて行きます。一方、イナと連絡が取れなくなったハンセムは心配でいてもたってもいられない様子。警察がCCTVを解析すると、2人が向かったのは「ザ・ワン・シティ」。そこに到着した刑事たちの目の前で、イ博士はキム議員を屋上から突き落とすという衝撃の行動に…!間一髪でハンセムは助かりますが、イナが危険な状況に身を置いたことに動揺を隠せません。

なぜ彼女は凶行に及んだのか?パズルキラーの悲しき動機

イナは、イ博士に弄ばれていたことにショックを受けます。でも、イ博士は「本気であなたがパズルを解き明かす手助けをしたかった」と語るんです。彼女は、世間が自分の話に全く興味を示さなかったため、一時は殺人を止めていました。しかし、イナが事件の真相解明に異常なほど執着しているのを知り、再び犯行を重ねるようになったと言うのです。

ユンスの死後、ヤン刑事がイ博士にナムソクのハンカチを返すシーンも胸が締め付けられました。ヤン刑事は彼女に止まってほしかった。でも、イ博士にとってはもう手遅れだったんですね…。彼女は、家族が受けた不正を世に知らしめたいと願う一方で、強い復讐心も抱えていました。

イナは必死に「殺人は間違っている」と説得しようとしますが、イ博士の決意は固い。被害者たちは誰一人として謝罪せず、ナムソクの死を忘れ去っていたことへの怒りが、彼女を突き動かしていたのです。さらに、ドンフンが事件をもみ消すためにアパート3戸を手に入れ、それを売って自分の家を購入していたという衝撃の事実も明らかになります。許せないですよね、こんなこと…。

イ博士、最後のパズルと炎の中へ…衝撃の結末

キム議員を殺害した後、イ博士はイナに最後のパズルピースを渡し、姿を消します。そのピースは黒く塗りつぶされており、パズル全体の中心部分でした。

その後、ヤン刑事の葬儀場にイ博士が現れます。彼女の表情からは、後悔の念が読み取れました。ハンセムが葬儀場へ急行する一方、イナは最後の殺人を止めるため、あの思い出の遊園地へと向かいます。

そして、イナはついにメリーゴーランドでイ博士を発見!しかし、そこには油がまかれ、イ博士は自らが最後のパズルピースであり、自殺するつもりだと告げるのです。イナは「卑怯者!」と叫びますが、イ博士の瞳は悲しく揺れていました。

彼女は、レストランの場所を忘れてしまい、母を見つけるために何度もメリーゴーランドに来ていたこと、そして母がレストランで自分を待っている間に亡くなったことへの罪悪感を吐露します。「もう生きる理由がない」と。駆けつけたハンセムと共にイナは必死に止めようとしますが、イ博士は「生きる価値のない人生を、もがいて生きようとする人間が嫌いなの」と言い残し、炎に包まれてしまうのです…。あまりにも衝撃的で、悲しい最期でした。

残された者たち、それぞれの道

事件後、イナは記憶喪失を理由に証言を拒否。ハンセムも彼女を無理強いはしませんでした。家に引きこもるイナの元へ、ハンセムは毎日コーヒーを届けます。そして、ヤン刑事の葬儀では、イ博士を救えなかったことを謝罪するのでした。

1週間後、辞職しようとするイナをユン課長は引き止め、休職を勧めます。そんな中、ハンセムと再会したイナは、彼から新たな事件の話を持ちかけられます。少し戸惑いながらも、彼と彼の母親と夕食を共にするイナ。そこで、ハンセムたちがザ・ワン・シティのアパートを抽選で手に入れたことを知るのでした。

その後、イナはパズル事件に関するテレビインタビューを受け、以前のような快活さを取り戻しているように見えました。彼女は、自分がドンフン殺害の犯人なのではないかと疑い、真相を突き止めるために犯罪分析官になったと告白します。「もう吹っ切れたのですか?」というインタビュアーの問いに、彼女は物思いにふけるのでした…。

そして、物語は新たな事件を予感させて幕を閉じます。ハンセムが担当する新たな事件は、チョン・ミソという女性が血を抜かれ、まるで人形のように飾り付けられて発見されるというもの。そこに、プロファイラーとして復帰したイナが現れます。彼女はハンセムに、また別のパズルを見せるのです!え、まだ何かあるの!?

【ナインパズル最終回】感想

イ博士の選んだ結末は、あまりにも悲しく、そして壮絶でした。彼女が抱えていた怒りや絶望を思うと、言葉を失います。正義とは何か、復讐とは何か、そして許しとは何かを深く考えさせられました。彼女の行動は決して許されるものではありませんが、その根底にあった悲痛な叫びには、心が揺さぶられずにはいられませんでした。

一方、イナが再びプロファイラーとして立ち上がる姿には、安堵と同時に、彼女の強さを感じました。過去のトラウマを抱えながらも、新たな事件に向き合おうとする彼女の瞳の奥には、確かな意志が宿っていたように思います。そして、最後のあの新たなパズル!これは一体何を意味するのか…?物語は終わったはずなのに、また新たな謎が提示されるとは。このドラマが投げかける問いは、まだまだ尽きないようです。深い余韻と共に、登場人物たちのそれぞれの選択を改めて考えさせられる、そんな最終回でした。

おすすめ: