今回は『無法弁護士』第3話、もう目が離せない展開でしたね!サンピルが仕掛けた大胆不敵な計画と、それに翻弄されながらも覚醒していくジェイの姿。早速、詳しく振り返っていきましょう!

拘束さえも計画のうち?サンピルの不敵な笑み

市長殺害事件の公判が始まるやいなや、ポン・サンピル(イ・ジュンギ)はとんでもない行動に出ます。なんと、陪審員の不正を暴露し、裁判長のチャ・ムンスク(イ・ヘヨン)判事に忌避を要求!もちろん、百戦錬磨のムンスクは一笑に付しますが、サンピルの目的は別にありました。

案の定、サンピルは法廷秩序を乱したとして拘束されてしまいます。心配するハ・ジェイ(ソ・イェジ)をよそに、サンピルの口元には不敵な笑みが。そう、この拘束すらも、彼の壮大な計画の一部だったのです。

残されたジェイは、サンピルを助けようとチャ判事に裁判の延期を願い出ますが、冷たく拒否されてしまいます。たった3日間。この限られた時間で、ジェイは弁護士として、そしてサンピルのパートナーとして、大きな一歩を踏み出すことになるのです。

鉄格子の中の暗躍と、ジェイの覚醒

拘置所に入ったサンピルは、ただおとなしくしているわけがありません。彼はそこで、事件の鍵を握ると思われる元財政部長のオ局長に接触します。最初は相手にされませんが、サンピルならではの交渉術と部下のサポートで、少しずつ情報を引き出していくのです。彼の真のターゲットは、今や権力の座に就こうとしているアン・オジュ(チェ・ミンス)でした。

一方、外で奔走するジェイは、被告人ヒョンマンの無実を信じ、彼の妻から話を聞き出します。そして、法律は証拠が全てだと、決死の覚悟でアリバイ証人を探し出し、粘り強い説得の末に証言の約束を取り付けます。さらに、決定的な証拠となる映像まで発見!彼女の弁護士としての才能が、ここで一気に開花します。

絶体絶命!ジェイを襲う魔の手とサンピルの激情

いよいよ再開された公判。傍聴席にアン・オジュの姿を見つけたサンピルは、真相に近づいていることを確信します。

その裏で、サンピルの部下はオジュの秘書を尾行し、密航ブローカーの存在を突き止めていました。サンピルは、このブローカーが手配した人物こそが市長殺しの真犯人だと直感。ブローカーの元へ乗り込みますが、そこへ当の真犯人が現れ、壮絶な追跡劇が始まります!

追い詰められた犯人が逃げ込んだのは、薄暗い地下鉄のトンネル。そして、最悪の事態が起こります。犯人は、サンピルを追ってきたジェイを人質に取り、その首にナイフを突きつけたのです。

その瞬間、サンピルの脳裏に、遠い過去の記憶が蘇ります。幼い自分が追手から逃げられたのは、ジェイの母親が命がけで時間を稼いでくれたからだった――。

「そいつに手を出すな!」

愛する人を、そして恩人の娘を傷つけられ、サンピルの怒りは頂点に達します。彼は狂ったように犯人に飛びかかり、ナイフを握るその手を素手で掴むと、容赦なく拳を叩き込みました。鬼気迫るサンピルの姿に怯えながらも、ジェイは彼を止めようと必死に抱きしめます。

恐怖に支配された犯人は、ついに「アン・オジュの指示で市長を殺した」と自白。その時、轟音と共に電車がトンネルに進入してきます。サンピルとジェイは間一髪で身をかわしますが、犯人はまるで自らの運命を受け入れたかのように、その場に立ち尽くすのでした…。

『無法弁護士~最高のパートナー』第3話の感想

今回は、サンピルの「無法」っぷりが加速する一方で、ジェイが弁護士として大きく成長する姿が印象的でした。ただ破天荒なだけでなく、すべてが計算され尽くしたサンピルの計画には舌を巻きます。彼が拘置所の中からでさえ戦いを止めない姿は、彼の復讐への執念の深さを物語っていますね。そして、そんな彼を信じ、自らの足で証拠を掴み取ったジェイ。二人の間には、単なる上司と部下を超えた、確かな信頼関係が芽生え始めているのを感じました。終盤、ジェイを守るためにサンピルが見せた激情は、彼の過去の痛みと現在の決意が爆発した名シーンだと思います。巨大な敵であるチャ・ムンスクとアン・オジュの存在感も増すばかりで、今後の対決から目が離せません。

つづく