第4話は、ただでさえ濃いキャラクターたちの裏の顔が次々と明かされて、もう目が離せない展開でしたね!
前回、ジェイの首にナイフが突きつけられるという衝撃のラストでしたが、サンピルが間一髪で助けに入ります。自分の目の前で母親を殺された過去がフラッシュバックするサンピル…。彼にとって、ジェイを守ることは絶対的な使命なんですよね。この一件で、犯人は自殺。サンピルとジェイは重要参考人として検察で事情聴取を受けますが、サンピルは犯人が持っていた「あるモノ」については固く口を閉ざします。そう、ここからサンピルの大逆転劇が始まるわけです!
検察庁では、あの悪徳市長候補アン・オジュと遭遇。相変わらずの傲慢な態度ですが、サンピルの堂々とした振る舞いに、さすがのオジュも少し警戒した様子。この二人の火花バチバチな感じ、たまりません!
その夜、サンピルはジェイを家まで送ります。車で眠ってしまったジェイを待ちながら、彼女の家族写真を見つめるサンピルの眼差しが、もう…!優しさと、何かを決意したような力強さが混じり合っていて、グッときます。ジェイのお父さんから、娘にはチャ・ムンスク判事のような立派な人になってほしい、なんて話を聞かされた時のサンピルの複雑な表情。全ての繋がりを知っている彼からすれば、胸が張り裂けそうな思いだったでしょうね。
さて、サンピルはただ感傷に浸っているだけじゃありません。部下を動かし、自殺した犯人のスマホを遺体安置所からゲット!指紋認証を突破して、喉から手が出るほど欲しかった通話記録を手に入れるんです。仕事が早すぎる!
一方、綺城(キソン)市を牛耳るチャ・ムンスク判事とアン・オジュを中心とした「7人会」。彼らの会食シーンは、悪の巣窟そのもの。オジュは市長選出馬で有頂天ですが、チャ判事は冷静沈着。オジュがチャ判事の家の金庫に札束を詰め込み、「俺のおかげで儲かってるだろ」とばかりに裁判への口出しをしようとした瞬間、チャ判事の逆鱗に触れます。「身の程をわきまえろ」と一喝!この女帝感、恐ろしすぎます…。
しかし、裁判ではそのチャ判事が、サンピルが提出した重要なビデオ証拠を「採用しない」と一蹴。サンピルはある程度予測していたものの、法廷は騒然。そして、ジェイは拘置所にいるウ・ヒョンマンから「チャ判事とアン・オジュはグルだ」という衝撃の事実を聞かされます。母親のように慕っていたチャ判事の裏切りに、ジェイは打ちのめされますが、サンピルを信じ、彼に証拠を求めます。二人の信頼関係が、また一歩深まった瞬間でした。
そして、物語はクライマックスへ!チャ判事の父(元高名な判事)の銅像除幕式。アン・オジュが得意げにスピーチしているその場所に、サンピルが颯爽と登場!彼の隣には…なんと、オジュに殺し屋を紹介した仲介人が!
サンピルは満座の中で、「この男がアン・オジュに殺し屋を繋いだ」と暴露し、その身柄を検察に突き出します。この大胆不敵な一手に、会場はパニック!チャ判事もアン・オジュも、そして腐敗した検察も、凍りつきます。まさに、悪の牙城に風穴を開けた瞬間でした。ここからサンピルの本当の戦いが始まるんですね!
『無法弁護士~最高のパートナー』第4話の感想
今回の第4話は、物語の構図がより鮮明になり、各キャラクターの思惑が複雑に絡み合う見応えのある回でした。特に印象的だったのは、絶対的な権力者として君臨するチャ・ムンスク判事の底知れない恐ろしさです。アン・オジュを手の上で転がし、法廷を支配する彼女の姿は、まさに「静かなるラスボス」。彼女の存在が、このドラマに一層の深みと緊張感を与えています。一方で、サンピルが過去のトラウマを乗り越え、ジェイを守ろうとする姿や、二人の間に芽生え始めた確かな信頼関係には心温まるものがありました。ただの復讐劇ではなく、人間ドラマとしての側面もしっかりと描かれている点が本作の魅力だと再認識しました。ラストのサンピルの大胆な反撃には、思わず声が出そうになるほどの高揚感があり、今後の展開への期待が大きく膨らみました。
つづく