前回、Kの魔の手から辛くも逃れたカン・ギタクとミン・ドヒョク。そこに颯爽と現れたのは、なんとチャンソン!彼が二人を救い出すなんて、一体どういう風の吹き回しなんでしょうか?一方、KはKで、自分の部下たちに銃口を向けて「メドゥーサは誰だ!」って大騒ぎ。仲間割れ寸前のピリピリムード、たまりませんねぇ。

『7人の脱出 シーズン2-リベンジ-』第6話ネタバレ

ジンモは「誰かがKのタブレットをハッキングしたんじゃ?」なんて言い出すし、チョルウは「指紋鑑定します!」と張り切ってる。メドゥーサがセーブ社のサーバーを使ってドヒョクに連絡してるもんだから、部下たちは「チャンソンがメドゥーサなんじゃね?」とKを焚きつける始末。KもKで、モネに「チャンソンを探ってこい」と命令。もう、誰が敵で誰が味方なんだか!

病院で目を覚ましたドヒョクは、キタクに「危険な目に合わせてすまない、メドゥーサを盲信しすぎてた」と謝罪。そこへチャンソンが登場!「俺がメドゥーサだ。Kを倒すために協力したい」って、ええええ!? しかも「ダミの死の真相も、マシューがジュンソクだってことも知ってるぜ」ですって。ジュンソクに恨みがあるから協力するって言うんだけど…うーん、胡散臭い(笑)。

一方、我らがクム・ラヒはKに「なんでセーブ社のセキュリティプログラムが欲しいのよ?」と単刀直入。Kは「カゴク地区の再開発っていうデカい絵図があるんだよ」と語るものの、肝心の「なぜカゴク地区が重要なのか」はメドゥーサが見つかるまで口を割らないつもり。焦らしますねぇ。

ドヒョクはチャンソンの話を聞いて、ますます疑心暗鬼に。「ルカはイ・フィソが生んだ世紀の大傑作で、Kから奪い取ることが人類を救う唯一の道だ」なんて熱弁するチャンソン。さらにマスターキーのありかまで探りを入れてくるもんだから、ドヒョクも「あんたの助けなんかいらねえよ」とバッサリ。チャンソンの申し出は一旦保留に。賢明な判断!

ラヒ姐さん、キレてます!ドヒョクとキタクがKのメッセージ一つで簡単に騙されたことに激怒。「もうあんたたちの助けなんていらないわ!一人で復讐してやる!」と宣言。そして、次なるターゲットは…なんとコ・ジュラン!そこへ、ジュランの元夫がまるで億万長者みたいないでたちで現れるっていう、ね。これは何かありますよ、絶対。

場面は変わって、モネの新作映画『エスケープ』の撮影現場。ハナがエリカのセリフ読みを手伝ってるんだけど、ハナの方が覚えがいいもんだからエリカは嫉妬メラメラ。スタッフがハナと写真撮りたがったりして、エリカのプライドはズタズタ。母親のハイヒール履いて注目集めようとしたら、案の定コケて足首負傷。監督は撮影中止を拒否して、スタッフは「ハナを代役に!」って、これまた波乱の予感!

その頃、ジュランは元夫と再会。ドバイで大成功したとかで、昔ジュランから巻き上げた金も返してくれるっていう大盤振る舞い。でもジュランは「こんなの偽造できるでしょ」と疑心暗鬼。元夫は「まだ君に気があるんだ」とかなんとか言って、3日後に出国するからホテルで会おうと誘う。ジュランはこっそり元夫を尾行して、ホテルで秘密の投資話(なんと利益300%!)を盗み聞き!金の話となると目の色が変わるジュラン、ラヒのオフィスに忍び込んで投資書類を発見。ラヒが1000万ドルも投資してるのを見て、「自分だけ儲けようったってそうはいかないわよ!」と怒り心頭。いやー、ジュランらしい(笑)。

Kのオフィスでは、チョルウが「タブレットから見つかった指紋はKのものだけでした。でもデータは消去されてます」と報告。Kは「引き続き探れ。デカいヤマ見つけたら警察庁長官にしてやる」と甘い言葉で釣ろうとする。チョルウ、エレベーターでジュランとバッタリ。豪華なディナーに誘って、勢いでプロポーズしちゃうんだけど、元夫との儲け話で頭がいっぱいのジュランにあっさりフラれる始末。チョルウ、哀れ…。

モネは、映画で自分の娘役をハナが演じることを知って呆然。そこへチャンソンがフードトラックで差し入れに登場。「ハナちゃん、モネさんに似てて、もう親子みたいだね」なんて言う。撮影後、チャンソンがモネを送る車中で、ドヒョクから「協力は断る」と電話が。ブチ切れたチャンソン、怒りのあまり街灯を破壊!その瞬間をモネが目撃しちゃうんですねぇ。チャンソンが「何か見た?」と聞いても、モネは嘘をついて誤魔化すけど、彼を抱きしめようとする手を振り払っちゃう。家に戻ったモネは、チャンソンを信じていいのか悩み始める…。

ドヒョクとキタクは、モネの兄ギョンスと密会。彼はKたちの動向を探るドヒョクのスパイだったんですね!ギョンス曰く、Kたちは映画館で煙に巻かれて、メドゥーサは内部の人間だと疑心暗鬼になってるとか。ハナがモネの映画に出ることも報告。

ミョンジの家では、エリカが「あの乞食(ハナのこと)が来てからパパも何もかも取られちゃう!」とヒステリー。ジンモはハナに「自分の勝手な都合で巻き込んでごめん」と謝罪。ハナは「ジンモさんだけが頼りだから大丈夫」と健気…。そこへミョンジが割って入って、ジンモと子供たちのことで大喧嘩。「父親になるなんて契約になかっただろ!」と言うジンモに、ミョンジは「ハナの面倒を見ることも契約外よ!その分、うちの子たちにも少しは目を向けてちょうだい!」と反論。いやはや、こちらも複雑。

そして衝撃の事実!ジュランの元夫の登場は、なんとラヒの仕組んだ罠だった!金に困っていた元夫を見つけ出し、「1週間でジュランの有り金全部巻き上げたら100万ドルやる」って取引してたなんて!ラヒ姐さん、恐ろしすぎます!

ミョンジはジンモの選挙インタビューに同席し、ラブラブ夫婦を熱演。インタビュー後、Kと遭遇したジンモはカゴク地区へ連れて行かれ、データセンター設立計画を打ち明けられて協力を求められる。Kは「ジンモを利用して、用が済んだらハナもろとも始末してやる」とほくそ笑み、一方ジンモは「Kがハナに手出しできないくらいデカい権力者になってやる」と心に誓う。腹の探り合い、ゾクゾクしますね!

その頃、ジュランは全財産を引き出し、カードも限度額いっぱい、闇金にまで手を出して3000万ドルを用意し、元夫に渡しちゃう。時を同じくして、チョルウはクラブのトイレで薬物を発見。失恋のショックもあってか、まさかの再犯…。

ホテルでジュランがシャンパンとスナックを買いに部屋を出た隙に、元夫はラヒに「ミッション成功!」と報告し、追加の金を要求。しかしラヒは払う気ゼロ!「インターポールに突き出すわよ」と脅したその時、ホテルの支配人が部屋に踏み込んできて、金を根こそぎ奪い去っていく!ジュランが戻ると元夫は消え、電話も繋がらない。階下に駆け下りて支配人を探すうちに、ラヒにハメられたとようやく気づくジュラン。時すでに遅し!そして、チョルウは薬物使用で逮捕…。ああ、転落していく…。

ミョンジは記者たちを買収してジンモの好感度アップ記事を書かせるけど、支持率は相変わらず最低の6%。頑張りが空回り。

一方、チャンソンはドヒョクのオペレーション基地に忍び込み、マスターキーを探し始める。しかし、ドヒョクとキタクはとっくに気づいていて、外で待ち伏せ。ドヒョクは、病院から誰かにつけられていたことに気づいていたんですね。さすが!

ドヒョクはモネにチャンソンの危険性を警告しようとする。キタクもメドゥーサに関する独自の推理を確かめたい様子。モネはドヒョクと家の近くのあずまやで会うんだけど、母親の死のことでドヒョクを激しく責める。ドヒョクが母親の遺した手紙を見せると、モネは自分の行いを後悔し、ドヒョクに慰められる。そしてドヒョクはチャンソンについて警告し、別れるよう促す。その様子を監視していたチャンソンからモネにディナーの誘いの電話が…。

モネが指定された不気味な家に行くと、待っていたのは豹変したチャンソン!ドヒョクとの関係を詰問し、答えようとしないモネに強烈な平手打ち!逃げようとするモネを捕まえ、「二度とドヒョクに会うな」とルールを突きつける。その時!ドヒョクが颯爽と現れ、チャンソンを殴り飛ばす!きたー!ヒーロー登場!

そして、ついに!キタクが突き止めたメドゥーサの正体…それは、なんとクム・ラヒだった!!!

家に帰ったラヒは、ダミが養父母に「ラヒお母さんは良いお母さんだよ。私のことすごく大事にしてくれるから心配しないで」と語る映像を見る。そして、自ら「死に値する獣」のリストに、自分の名前を書き加えるのだった…。

『7人の脱出 シーズン2-リベンジ-』第6話 感想

まず何と言っても、メドゥーサの正体がクム・ラヒだったという事実。これには驚きました。彼女が自ら「死に値する獣」のリストに自分の名前を書き加えるシーンは、彼女の抱える深い苦悩と、ダミへの想い、そしてこれから成し遂げようとする復讐への凄まじい覚悟が伝わってきて、胸が締め付けられる思いでした。単なる復讐代行者ではなく、自らもその罪を背負うという彼女の選択は、物語に一層の深みを与えています。

一方で、他のキャラクターたちの動きも目まぐるしかったですね。コ・ジュランが元夫にまんまと騙され、全財産を失う様は、彼女の金への執着が生んだ悲劇とも言え、ある意味で自業自得ながらも、その転落ぶりには同情を禁じえません。そして、そんなジュランにフラれ、失意の底で薬物に手を出し逮捕されてしまうチョルの姿も痛々しい。彼らの行く末が気になります。

ミン・ドヒョクとハン・モネ、そしてファン・チャンソンの三角関係も新たな局面を迎えました。チャンソンの暴力性が露わになり、モネが彼に恐怖を抱き始める中、ドヒョクがモネを救い出すシーンは、今後の二人の関係に変化をもたらす重要な転換点になりそうです。チャンソンの歪んだ執着がどこへ向かうのか、目が離せません。

Kの野望であるカゴク地区の再開発計画や、それを利用しようとするヤン・ジンモの思惑など、大きな権力闘争の火種もくすぶり続けています。それぞれのキャラクターが複雑に絡み合い、誰が本当の味方で敵なのか、予断を許さない状況が続きます。

つづく