まずね、今回はあの巨額詐欺事件の張本人、ノ・サンチョンの過去がちょっとだけ明らかになるんだ。時代は遡って2006年。当時のサンチョンは、まだ高利貸しだったみたい。ある日、金の貸しがあるスロット店のマネージャーを探してたら、怪しげな投資説明会に連れて行かれるわけ。これがまた、見るからに胡散臭い「磁気マットレス」の投資話でさ。サンチョンは一瞬で「これ、詐欺じゃん!」って見抜くんだけど、面白いのはここから。

そのスロット店のパク課長、彼も詐欺だって気づいてたんだけど、なんとそのポンジ・スキーム自体じゃなくて、マットレスの「販売会社」に投資してたんだって!抜け目ないというか、なんというか…。で、サンチョンはそのマットレスの輸入業者、チャン・ガンチュンって男に紹介される。このガンチュンがまた口八丁手八丁で、サンチョンに「2億ウォン投資したら300%の利益間違いなし!」とか甘い言葉を囁くわけ。結果?もちろん、ガンチュンは金持ってドロンよ。これが、あの巨大詐欺の序章だったのかもしれないね。

そして場面は現代、2023年に戻る。冒頭から衝撃的なんだけど、あの仮面の殺人鬼が、第1話で拉致されたヨンジンを拷問してるんだ。「ノ・サンチョンは頭良くなかったよな?」とか揺さぶりをかけるんだけど、ヨンジンは何も答えない(というか、答えられないのかも)。結局、ヨンジンは心臓を一突きにされて殺されちゃうんだ…。悲しいけど、これが現実。

一方、我らがク・ドハン刑事率いる強力班は、この連続殺人事件の捜査に本格的に乗り出す。みんな疑問に思ってるのは、なんで次長が停職処分まで解かれて、この事件の指揮を執りたがるのかってこと。次長のチャンフンは「隠すことなんて何もない」とか言ってるけど、絶対何かあるでしょ、普通。班長は、とりあえず容疑者として捕まってたビョンジュンを釈放して、泳がせる作戦に出る。

ドハンは別の角度からも捜査を進める。殺されたヨンジンの周辺を洗うと、面白い話が出てくるんだ。ヨンジンの息子曰く、「親父、最近ノ・サンチョンから金が入るって言ってたんすよ」。さらに、刑務所仲間も口を揃えて「ヨンジンはサンチョンにめちゃくちゃキレてて、出所したら中国まで追いかけて金を取り返して復讐するって息巻いてた」って証言するんだ。

ここで刑事たちの間で「え、ノ・サンチョンって実は生きてるんじゃね?」って疑惑が浮上する。中国で死亡診断書を偽造するなんて簡単だって話だし、警察としては「サンチョン死亡」で事件解決済みってことにしちゃった手前、今更「生きてました」なんて言えないっていう、大人の事情もあるみたい。でもドハンは気づくんだよね。「サンチョンが生きてることを一番望んでるのは、誰よりも被害者たちだ」って。そして、ドハンが被害者たちが集まる場所を訪れると、なんとその場にいた全員のスマホに同時にメッセージが届くんだ!何これ、怖すぎ!

その頃、尾行をまいたビョンジュン。そして、あの仮面の殺人鬼は、今度はパク・グァンシン市議会議員の事務所に現れる。議員にも、あの謎の緊急通報センターへの電話をかけさせてから、無残にも殺害…。ドハンの元にも通報が入って、発信場所がビョンジュンが消えたエリアと近いことが判明する。警察と刑事たちが一斉に動き出す緊迫の展開!

市議会議員事務所の外には、なんとあの記者、チョン・ナヨンが到着してる。そして、事務所から血まみれのビョンジュンが飛び出してくるんだ!ナヨンは「逃げよう!」って言うんだけど、ビョンジュンは「ここに残る」って。もう、どういうこと!?って思ってたら、そこにドハン刑事が到着!絶体絶命じゃん…。

ここで、ナヨンの過去がフラッシュバックで明らかになる。2011年、ナヨンの両親もノ・サンチョンの詐欺の被害者だったんだ。まだ学生だったナヨンは、病院で父親の死を告げられる。そう、第1話でビッグスネットワークの事務所で焼身自殺したあの被害者が、ナヨンのお父さんだったんだよ…。お母さんは知人まで勧誘しちゃってたから、失ったのは家族のお金だけじゃなかった。ナヨンは当時、ジョンフン(これ、多分チャンフン次長のことだよね?)に「犯人が捕まったら、父の復讐を必ず果たす」って誓ってたんだ。彼女の執念、ハンパない。

そして、もう一つ過去の謎が。ジョンフン(次長)がノ・サンチョンをあと一歩で捕まえそうだった時にかかってきた一本の電話。あれ、検察庁からだったんだって。名刺には「チャン・ソンウォン検事」って名前があって、電話してきたのはパク・サンド検事だったらしい。うーん、警察と検察の間にも何かありそうだね。

場面は再び2023年。次長が誰かと高級料亭で密会してる。相手はドハンのことを「あいつ、警察外部の人間だし、厄介なことになるんじゃ?」って心配してる。でも次長は「大丈夫だ。あいつは弁護士だったから、物事の道理はわきまえてる。必要なら見て見ぬふりもできる男さ」だって。何を考えてるんだ、この人…。とにかく、この事件を早く終わらせたいみたい。

そこへドハンから電話。「市議会議員も殺されました」。次長も現場に駆けつけて、二人ともこれが連続殺人事件だと確信する。そして次長が衝撃の事実を告げるんだ。「ノ・サンチョンの名前が出た殺人は、実はこれまで公表されてる以外に、これで3件目だ」って…。えええええ!?

そしてラストシーン。時間は1ヶ月前に遡る。キョンチョンって場所のアパートで、最初の殺人が起きていた…。

『餌【ミッキ】』第2話は、ノ・サンチョンの過去の一端が描かれ、事件の根源に迫るような感覚を覚えた。新たな犠牲者が出てしまい、犯行手口の共通性から連続殺人の様相を呈してきたことには強い緊張感が走る。特に、記者ナヨンの悲しい過去と、彼女が抱える事件への複雑な思いが明らかになった点は非常に印象的で、登場人物たちの人間ドラマにも引き込まれた。警察内部の不透明な動きや、最後に示唆された更なる事件の存在は、物語の謎を一層深めている。多くの伏線が散りばめられ、今後の真相解明がどのように進むのか、注意深く見守りたいと思わせる内容だった。

つづく