明かされる過去の因縁…サンチョン、怒りの反撃!

まず度肝を抜かれたのが、パク・グァンシン議員のニュース映像からのスタート。そして、物語は一気に2006年へタイムスリップ!ここで、あの悪名高きノ・サンチョンとパク議員の浅からぬ因縁が明らかになるんです。

サンチョンが投資したマットレス事業、覚えてます?港に着いたら空っぽのコンテナだったってやつ。あれに関わっていたのが、なんとキム・ソンデ議員!サンチョンはキム議員のオフィスに怒鳴り込むんだけど、「そんな奴知らん!」とシラを切られ、あげくテロリスト扱いされて逮捕されちゃうんですよ。ひどい話だよね!

警察に行っても、詐欺に遭ったマヌケ扱いされて、もう踏んだり蹴ったり。そんなサンチョンを助け出したのが、何を隠そうパク・グァンシン!「自分も詐欺に遭ったことがあるから」なんて殊勝なこと言っちゃって、サンチョンにご飯までおごる始末。

でもね、ここからがサンチョンの本領発揮!食事の途中で「トイレに行ってくる」と席を立ったサンチョン、実はグァンシンがキム議員と電話で「サンチョンの件は処理したか?」「あいつ、ヨンジンとかいう奴のこと話してたぞ」なんて会話してるのを、車の後部座席に隠れてバッチリ盗み聞きしてたんです!怖っ!

グァンシンが油断したところで、サンチョンは彼を気絶させ、気づけばホテルのベッドの上。しかも、グァンシンは裸で未成年の女の子と一緒!その写真をバッチリ押さえたサンチョンは、「全部話さないとバラすぞ」と脅迫。いやー、サンチョンの執念、恐るべし!

観念したグァンシンが白状した内容は衝撃的でした。キム議員とグァンシンは、ヨンジンっていう男が起こした詐欺事件の後始末をする代わりに金をもらって、それをキム議員の選挙資金にしてたってわけ。サンチョンにお金を借りてたスロットマネージャーのパク・ギョンドンもその仲間で、サンチョンから金を借りたこと自体が、彼をハメるための計画の一部だったんですって!もう、どこまで腐ってんのよ!結局、グァンシンはサンチョンのチームに引きずり込まれることになっちゃいました。

2023年、捜査は混迷…ドハンの孤独な戦い

そして舞台は再び2023年へ。パク・グァンシン議員殺害事件で、警察は記者会見を開かざるを得ない状況に。マスコミは「警察はサンチョン絡みだから犯人を逃がそうとしてるんじゃないの?」なんて疑心暗鬼。

我らがコ・ドハン刑事は、副本部長に「連続殺人事件の事実を隠したいんですか?それともサンチョンの関与を?」と真っ向から対立。副本部長はナヨンとビョクジンを犯人として処理しようとするけど、ドハンはどうしても彼らが犯人だとは思えない。

そんな中、ビョクジンを取り調べていると、科捜研から一本の電話が。ビョクジンのスマホに「午後8時に議員のオフィスにいろ」という指示メールが送られていたことが判明!しかもその送信時刻、ドハンが被害者たちに一斉メールが送られたのを目撃した時間とドンピシャ!ドハンはビョクジンが捜査の邪魔をしていると判断し、即刻釈放しようとするんだけど…

ここからがまた謎展開!ビョクジンはなぜか「逮捕されたままでいたい!」と駄々をこね、ドハンが釈放しようとすると、なんと「俺が殺した」と自白!ええええ!?この自白で、逮捕状請求、そして起訴へと進むのが通常の流れだけど…。

ドハンは偽の自白だと確信。副本部長との食事の席で、検察がビョクジンを殺人容疑で逮捕したと知らされるんだけど、ドハンは諦めない!チームに「現場をゼロから再捜査して、ビョクジンが犯人じゃない証拠を見つけろ!」と指示。そして、副本部長の反対を押し切り、最初の殺人事件があったキョンチョンへ向かうんです。その途中、ドハンが妹を殺した犯人の証拠を警察に突きつけても無視された、2016年の辛い過去がフラッシュバック…。ドハンの執念の裏には、そんな悲しい過去があったんですね。

キョンチョンで事件現場を訪れたドハンは、担当刑事からCCTV映像を見せてもらうんだけど、そこに写っていた容疑者候補の中に、なんと副本部長のチョン・ジョンフンの姿が!刑事たちは彼の写真を消そうとするけど、ドハンは「まだだ」と制止。怪しい、怪しすぎるよ副本部長!

2011年、サンチョンの暗躍と副本部長の影

ここでまたまた過去へ。2011年、イライラした様子のチョン・ジョンフン(当時は副本部長じゃなかったのかな?)が検察庁に乗り込み、「なぜサンチョンを釈放するよう指示したんだ!」と詰め寄るシーンが。検察官は「サンチョンを逮捕しても被害者は救われない。奴の背後にいる黒幕全員を逮捕すれば状況は変わる」と説明。うーん、これも何か裏がありそう…。

同じく2011年、サンチョンによる詐欺被害者たちは、警察やメディアに訴えようとしても、なぜか握りつぶされてしまう。その裏で糸を引いていたのが、もちろんサンチョン本人!「このまま騒ぎが大きくなったら逃げにくくなる」と焦ったサンチョンは、被害者たちを黙らせるために、愛人でもある秘書の女性を送り込むんです。彼女は「助けになりたい」と被害者たちに近づいて…。どこまでも悪どい男だよ、サンチョンは!

最後の謎…副本部長とビョクジュンの密談

そして再び2023年。ドハンは副本部長に「キョンチョンへ行ったことがありますか?」とカマをかけるけど、副本部長は否定。ドハンは「ビョクジンを容疑者リストから外して、例外なく全員を捜査対象にすべきだ」と進言するけど、副本部長は「それは私の権限外だ。検察が決めることだ」と突っぱねる。

マガン拘置所で、副本部長はビョクジンと面会。「昔のよしみで本当のことを話してくれ」と頼むんだけど、ビョクジンは激高!「あんたにとっては昇進続きのいい思い出だろうが、俺にとっては辛い記憶しかないんだよ!」と。二人の間に一体何があったの!?

一方、釈放されたナヨンは、パク議員殺害事件がノ・サンチョンに言及する連続殺人事件の一部だと記事にしようと計画。そしてラストシーン、拘置所でビョクジンが副本部長に何かを囁くんです…。一体何を伝えたのか!?気になるー!

『餌【ミッキ】』第3話、今回も非常に濃密な内容でしたね。ノ・サンチョンの過去の悪行が明らかになるにつれ、彼の執念深さと狡猾さには改めて驚かされます。パク・グァンシン議員を罠にはめる手口は見事というほかなく、その悪知恵には舌を巻くばかりです。

一方、コ・ドハン刑事の孤独な捜査には胸が締め付けられる思いがします。過去のトラウマを抱えながらも、真実を追い求める彼の姿は応援したくなりますね。特に、副本部長の怪しい動きには、見ているこちらも疑念を抱かざるを得ません。彼が何を隠しているのか、そしてビョクジュンが最後に彼に何を伝えたのか、非常に気になるところです。

過去と現在が複雑に絡み合い、新たな謎が次々と提示されることで、物語の深みが一層増したように感じます。それぞれのキャラクターが抱える秘密や思惑が、今後の展開にどう影響していくのか、目が離せません。

つづく