未知のソウル 第5話 あらすじ&ネタバレ:すれ違う想い、明かされる真実

5話は、ホスの過去を映し出す回想シーンから始まります。幼いホスは父親と車で事故に遭い、後遺症を抱えることに。数年後、学校の登山旅行で、彼はゆっくりと山を登り、途中でミジに出会います。

場面は現在に戻り、ホスはミジが初恋だったこと、そしてあの登山で彼女に恋をしたことを告白します。ミジは明らかに動揺しますが、ホスは仕事のため彼女を置いていきます。ミレとホスが抱き合っているのを目撃したミジは、混乱を深めます。

一方、会社ではミジに担当プロジェクトの報告書作成を命じられます。その後、ロサを訪ねたミジは、彼女が胆石の手術が必要なことを知り、ミレの部長との会議を延期します。

自宅に戻ったミジは、報告書の書き方が分からず悩んでいると、祖母が励まし、二人の約束を思い出させます。

翌日、ミジのデスクには報告書の参考資料が置かれていました。同僚のキム・テイからでした。彼は人気のデータアナリストで、報告書作成に大いに役立つ人物だと分かります。ミジは個人的な事情を打ち明け、彼に協力を依頼します。

一方、ホスはミジ(ミレの姿)への想いに戸惑っていました。元同僚のアドバイスを受け、故郷に戻りミジ(実はミレ)に会い、自分の気持ちを確認しようとします。仕事の後、ミレに会い、登山でミジが傍にいてくれたことにどれだけ感謝していたかを伝えます。しかし、ミレは予想外の反応を見せず、ホスはさらに混乱したままソウルに戻ります。

ミレはミジにホスとの出来事を話します。そこでミジは、高校時代にミレとホスが付き合っていなかったことに気づきます。自分が二人の関係を誤解し怪我をした日、ミレは体調を崩して倒れていたのです。ホスは彼女を病院に連れて行き、大学修学能力試験が近いことから、誰にも言わないように口止めされていました。真実を知ったミジは、誤解のために3年間も引きこもり、仕事も人生も諦めてきたことに絶望します。

その頃、ミレ(ミジの姿)とセジンが付き合っているという噂が広まります。地元の人々が、二人とミジの元彼が恋人同士のような喧嘩をしているのを見たからです。ミレの母親は、ミジとしてセジンとの関係を問い詰めます。噂を否定した後、ミレは過去のトラウマを思い出します。翌日、セジンを訪ね、もう一緒に仕事はできないと告げます。

ミレの部長は、ロサとの面談を設定した功績を自分のものにし、有利に事を運ぼうとします。しかし翌日、ホスからロサが提案を断ったと聞き、今後の展開についてはミジではなく、自分に直接連絡するようにと釘を刺されます。

昼夜を問わず働き、ついに報告書を提出したミジでしたが、上司は雑な仕事だと一蹴します。深く落ち込み、バーで酒を飲んでいると、テイに遭遇します。ミジは、部屋から出て世界と向き合うのにどれだけの努力をしたか、そして上司の前でどれほど怖気づいたかを吐露します。

回想シーンでは、ミジが祖母の見舞いのため病院に行くだけで4時間もかかったことが分かります。そして、祖母と「一日一日を大切に生きよう」と約束を交わします。

その後、ミジはホスのアパートを訪ね、登山とミジに恋した経緯を尋ねます。ホスは、山を登っている間、ミジだけが自分を信じてくれていたと答えます。彼女がいなければ、登頂することも、人として変わること もできなかったと。そして、エピソードの最後は、ミジがホスに自分も好きだったと告白するシーンで幕を閉じます。

『未知のソウル』第5話の感想

第5話は、主要人物たちの複雑な感情の絡み合いが繊細に描かれており、見応えのあるエピソードでした。特に、ホスの過去のトラウマとミジへの想いが明らかになり、彼の内面の葛藤がより深く理解できました。ミジが真実を知り、絶望に打ちひしがれるシーンは胸が締め付けられるようでした。誤解に基づいた彼女の苦しみは、視聴者にも強く共感できるものだったのではないでしょうか。

一方、ミレの周囲では様々な噂が飛び交い、彼女の立場はますます複雑になっていきます。セジンとの関係、そして母親からの問い詰めは、彼女に更なる重圧を与えているように感じられました。真実を知らない周囲の人々の言動が、ミレとミジの人生を大きく揺るがしていく様子は、今後の展開への不安と期待を高めます。

また、ミジが仕事で壁にぶつかりながらも、テイの助けを借りて成長していく姿も印象的でした。困難に立ち向かう彼女の芯の強さは、視聴者に勇気を与えてくれるでしょう。そして、最後にホスへの想いを告白するシーンは、今後の二人の関係に大きな変化をもたらす予感がします。それぞれの想いが交錯し、物語は新たな局面へと進んでいく中で、次回の展開が非常に楽しみです。

つづく