いやあ、今回の第8話は本当にすごかったですね!今まで散りばめられてきた謎が一気に動き出して、物語が大きく進んだ回でした。サゲとボム、そして彼らを取り巻く人々の過去と現在が複雑に絡み合い、見ているこっちも息をするのを忘れるくらいでした。
まず衝撃だったのは、サゲの家に忍び込んだ泥棒の正体。まさか、あのスンスだったなんて…。サゲがバンドメンバーのためにと用意したお金を盗むなんて、信じられない気持ちでいっぱいでした。でも、サゲが仕掛けた隠しカメラによって、その犯行はバッチリ録画されていたんです。我らがサゲ、ただ者じゃありません!
そして、スンスと対峙したサゲが明かした過去の秘密には、胸が締め付けられました。サゲが視力を失った事故、実はスンスが関わっていたんですね。でもサゲと彼のお母さんは、スンスに罪悪感を抱かせないために、ずっとその事実を隠していた…。なんて優しい嘘なんでしょう。真実を知ったスンスが打ちひしがれる姿も、見ていて辛かったです。
その後悔からか、スンスはとんでもない行動に出ます。以前、テヤンの父ミンチョル院長の不正を隠すために消したはずの「ミンチョルと幼いテヤンが写るSUVの写真」を、ネットニュースに再びアップしたんです!この写真と、サゲが見ていた事故の夢のフラッシュバックが繋がり、ついに6年前のひき逃げ事故にミンチョルが関わっていたことが明らかに。サゲがミンチョルを問い詰めるシーンは、緊張感MAXでした!
一方、ボムもサゲの行動に違和感を抱き始めます。亡くなった自分のお母さんが好きだった花をサゲが知っていたり、納骨堂の近くで姿を消したり…。 そして決定的だったのが、サゲ宛に届いた彼のお母さんからのポストカード。そこには、彼の失明について書かれていました。
そして、物語は感動のクライマックスへ。街のクリスマスイルミネーションを見て母を思い出していたボムは、ついにすべてのピースを繋ぎ合わせます。サゲが受けた角膜移植、その提供者が自分の母親だったという事実にたどり着いたのです。 家に戻ると、そこにはサゲが飾ってくれた満天の星空のようなイルミネーションが。「どうして分かったの?」と問うサゲに、ボムは涙ながらに「あなたの目が教えてくれた」と答えます。「君が辛い時に、僕だけ幸せでごめん」と苦しむサゲを、ボムは「ううん、サゲがあなたで本当に良かった」と優しく受け入れるのでした。もう、このシーンは涙なしには見られません!二人の運命的な繋がりに、ただただ感動するばかりでした。
『サゲの春~恋めぐる僕らの季節~』第8話の感想
第8話は、これまで丁寧に紡がれてきた伏線が見事に繋がり、物語の核心に迫る非常に密度の濃い回でした。スンスの罪の告白から始まり、それがきっかけで6年前の事故の真相が明らかになる展開は、脚本の巧みさを感じさせます。キャラクターそれぞれの感情が深く掘り下げられ、特にサゲが抱えてきた痛みと、ボムが真実を受け入れるまでの心の機微が丁寧に描かれていたのが印象的です。ラストシーン、イルミネーションの光の中で二人が互いの運命を知り、涙ながらに心を通わせる場面は、本作屈指の名シーンと言えるでしょう。悲しい真実の中にも確かな救いと愛情が描かれ、見終えた後には静かで温かい感動が胸に広がりました。
つづく