ドラマ『私たちの映画』第6話、いよいよ物語が大きく動き出しましたね!ダウンの切ない告白から始まった今回。ジェハとの距離が縮まるかと思いきや、そう簡単にはいかないのがこのドラマ。周囲の思惑や過去の因縁が絡み合い、ダウンは静かに、でも確実に追い詰められていきます。それでは早速、第6話の詳しいあらすじとネタバレを見ていきましょう!

告白、そして引かれた「一線」

物語は、ダウンがジェハに「好きです」と告白する、あの衝撃的なシーンの直後から始まります。しかし、感動的な展開にはならず、ダウンのお腹のタイマーが無情にも鳴り響き、二人の時間は中断されてしまいます。別れ際、ジェハはダウンを「変じゃない」とフォローしつつも、「一線は越えるべきじゃない」と釘を刺すのでした。うーん、もどかしい!

一方で、ダウンの父であるキム医師は、新しい臨床試験について説明していました。これは治療法ではなく、あくまで患者の苦痛を和らげるためのもの。娘を想う父の苦悩が伝わってきて、胸が締め付けられます。

広がる噂とジェハの覚悟

そんな中、映画プロデューサーのスンウォンが、ライバル監督のスキャンダルから世間の目をそらすため、なんとダウンの写真をマスコミにリーク!おかげでダウンは一躍注目の的となり、良くも悪くもゴシップの対象になってしまいます。これにはジェハも明らかに不快感を隠せません。

ダウンの病気のことを調べ始めたジェハは、研究のほとんどが彼女の父親によるものだと気づき、キム医師に会いに行きます。そこで彼は「僕が責任を持ちます。何かあれば、この映画は僕が中止させます」と固い決意を伝えるのでした。不器用ながらも、彼の誠実さがひしひしと伝わる名シーンでしたね。

嫉妬と疑惑の渦

物語をかき乱すのは、ゴシップだけではありません。ダウンの大学時代の同級生で、今は同じ映画に出演するジェインの嫉妬が爆発します。自分との連絡を絶っていたダウンが、いきなり主役として現れたことが許せないのです。

さらに、リメイク版のメイクテスト中、ダウンがこっそり薬を飲む姿をジェインが目撃。ダウンは「小道具よ」と何とかごまかしますが、そのやり取りをトイレの個室で聞いていた人物がいました。そう、ジェハに想いを寄せるソヨンです。彼女の登場で、物語は一気に不穏な空気に包まれていきます。

打ち上げで交錯する想い

撮影クルーとの食事会では、人間関係がさらに複雑に。なんと、カメラアシスタントとして現れたのは、ダウンの初恋の相手ウノ!気まずいダウンをジェハが助け舟を出すも、その親密な様子をソヨンとスンウォンが遠くから見つめていました。

場の空気は「愛」についての議論で白熱します。ソヨンはジェハに対し、「あなたは死にゆく女の子を愛せる?」と、ダウンの状況を暗に示すような鋭い質問を投げかけます。耐えきれず席を立つダウン。

そしてラスト、衝撃のダブルパンチが待ち受けていました。外でタバコを吸うジェハに、スンウォンが「ダウンと何かあるのか?」と単刀直入に質問。時を同じくして、ダウンの後を追ってきたソヨンが、冷たい声でこう尋ねるのです。

「あなた、死ぬの?」

ここで第6話は幕を閉じます。あまりにも残酷な問いかけが、静かに響き渡りました。

『私たちの映画』第6話の感想

今回のエピソードは、登場人物それぞれの感情が深く掘り下げられ、物語に厚みが増した回でした。特に印象的だったのは、ジェハの変化です。彼はただ冷たいだけでなく、ダウンを守るために自ら重い責任を背負おうと覚悟を決めました。彼の不器用な優しさが、ダウンにとってどれほどの救いになっていることでしょう。しかし、その一方で、ダウンを取り巻く環境はどんどん厳しくなっていきます。ジェインの嫉妬やソヨンの疑念は、病気という大きな不安を抱えるダウンの心を静かに蝕んでいくようでした。守ろうとする愛と、壊そうとする嫉妬。この対比が物語をより一層切なく、そしてスリリングにしています。ソヨンが放った最後の言葉は、今後の展開に大きな波乱を巻き起こすでしょう。登場人物たちの心の機微が丁寧に描かれており、深く引き込まれました。

つづく