いやあ、『私たちの映画』第5話、見ましたか?今回は、これまで謎に包まれていたジェハの過去や、ダウンのひたむきな想いが一気に描かれて、もう感情がぐちゃぐちゃですよ!ツンデレをこじらせたジェハの不器用な優しさと、ダウンのまっすぐな告白に、胸が締め付けられました。それでは早速、第5話の世界にどっぷり浸かっていきましょう!
過去の傷と、残酷な優しさ
物語は、ジェハと元カノ(?)のソヨンの過去から始まります。実は二人のファーストキスは、ジェハがソヨンを拒絶したことで未遂に終わっていたんですね。彼は、女性問題で世間を騒がせた父親ドゥヨンのようにはなりたくない、という強い思いから、ソヨンを突き放してしまったのです。スキャンダルを鎮火させるためとはいえ、「君の気持ちを利用した」なんて、あまりにも残酷な言葉…。ジェハが抱えるトラウマの深さがうかがえます。
そして現在。ダウンとのキスを「リハーサルだ」と言い放ち、アドバイスまでするジェハ。これも彼の不器用な照れ隠しなんでしょうけど、言われたダウンはたまったもんじゃありません。ショックと雨のせいで熱を出し、病院に逆戻りしてしまいます。
病院に駆けつけたキム医師は、ジェハに対して「末期患者を弄んでいる」と激怒。この言葉はジェハの胸に深く突き刺さります。病気の母親を思い出し、一日中連絡のつかないダウンを本気で心配し始めるのです。
病院からの脱出と、それぞれの思惑
一方、ダウンは亡くなった友人ミンジョンの「病院で時間を無駄にするんじゃなくて、やりたいことをすればよかった」という言葉を思い出し、病院を抜け出す決意をします。
そこに現れたのが、なんとソヨン!彼女はダウンの病気のことをキム医師に聞き出そうと病院に来ていたのです。医者に変装したダウンが捕まりそうになったところを、ソヨンが機転を利かせて助け出します。さらに、亡きミンジョンの母親スンヒも、二人に気づいて医師の気をそらすというファインプレー!女性たちの連携プレーが光るシーンでしたね。
ソヨンの家にいると知って、すっ飛んでくるジェハ。ダウンの病気のことを何も話さないジェハに、ソヨンは「私たちは恋人じゃない」と分かっていながらも、隠し事をされることに苛立ちを隠せません。彼女の切ない立場も、見ていて苦しくなります。
ツンデレ炸裂!ジェハの実家で深まる絆
ジェハはダウンを病院に連れ戻そうとしますが、彼女は断固拒否。結局、根負けしたジェハは、彼女を自分の実家へと連れて行きます。
キスしたことを謝るダウンに、ジェハは「謝るな。自分の行動を信じろ」と力強く励ますのです。これぞツンデレの真骨頂!ぶっきらぼうな態度とは裏腹に、食料を届けたり、近くのおすすめ食堂の情報をテキストで送ったりと、世話を焼きまくり。こんな優しさ、反則ですよね!
ロケハンでついに…!ダウンの告白
映画のロケハン当日、来るなと言われていたはずのダウンが、準備万端で現れます。もちろん、これはジェハが助監督にこっそり指示して連れてこさせたもの。バレバレのサプライズに、ダウンも嬉しそうです。
ロケ地の書店で、ダウンは的確な役柄分析を披露し、ジェハを驚かせます。そして、二人のキスについて、「物語の登場人物なら、気まぐれじゃなく、気持ちを伝えるためにキスをするはず」と自分の考えを伝えます。
そして、ついにダウンは秘密を打ち明けます。
「実は監督のデビュー作のオーディションを受けていました。リメイクの話を聞いてから、ずっと探していたんです」
自分なんて、と卑下するダウンに、ジェハは「君は何だってできる」と再び背中を押します。その言葉に勇気をもらったダウンは、まっすぐにジェハを見つめて、こう尋ねるのです。
「私が監督を好きになるのって、おかしいですか?」
ここで5話は終了!最高の引きでしたね!
『私たちの映画』第5話の感想
今回は、登場人物たちの感情が深く掘り下げられ、物語に一層の厚みが増した回でした。特に、これまでクールで何を考えているか分かりにくかったジェハの人間らしい一面が見えたのが大きな収穫です。父親へのコンプレックスから愛する人を遠ざけてしまう弱さ、そして病気の母親を想う優しさ。彼の不器用な行動の裏にある背景を知ることで、キャラクターへの共感が深まりました。
一方で、ダウンのひたむきさには胸を打たれます。残された時間の中で、ただ夢を追いかけるだけでなく、自分の気持ちに正直であろうとする姿は、とても力強く、美しいです。彼女の行動一つ一つが、ジェハの凍った心を少しずつ溶かしていく過程は、見ていて心から応援したくなります。
また、ソヨンの苦悩も見逃せません。ジェハを想いながらも突き放され、女優としてのキャリアにも悩む彼女の姿は、物語にリアルな痛みを与えています。三者三様の想いが複雑に絡み合い、今後の展開から目が離せません。
つづく