親友だと思っていたウォンデとの約束を破り、学校一の人気者クァク・サンヒョンのランニングメイトになることを決めたセフン。彼の決断が、どんな波紋を広げていくのか…。早速、第2話「拍手が鳴り止む前に身を引く」のあらすじとネタバレを見ていこう!

新たなチーム、ぎこちない船出

生徒会選挙の候補者として集められたセフン、サンヒョン、そしてもう一人の副会長候補ハ・ユギョン。でも、このチーム、前途多難な予感しかない!セフンとユギョンは初対面からお互いに「気に入らない」とバチバチ火花を散らす始末。真ん中に立つサンヒョンも、この二人の関係には苦笑いするしかないみたいだね。

そんな中、サンヒョンはセフンに対して驚くほど親切に接するんだ。自分の古いスマートバンドを「これあげる」ってプレゼントしたり、家族が経営しているという超豪華な勉強部屋に「俺たちの秘密基地だ」って招待したり…。戸惑いながらも、サンヒョンの優しさに少しずつ心を開いていくセフン。でも、この優しさ、本物なのかな…?なんて、ちょっと勘ぐっちゃうよね。

親友との決定的な亀裂

一方で、セフンを信じていたウォンデの怒りは頂点に。セフンからの電話を無視され、ようやく話せたと思ったら「サンヒョンとは元々仲が良かったから」なんて苦しい言い訳をされちゃう。ウォンデは「裏切り者」とセフンを責め、二人の友情にはハッキリと亀裂が入ってしまった。

さらに、クラスでは別のトラブルが発生!クラスメイトのナム・ギョンテが描いた不適切な絵が問題になるんだけど、なんとその絵をうっかり音楽室のファイルに挟んでしまったのがセフンだったんだ。ギョンテはセフンに「お前のせいで人生台無しだ!」と激怒。セフンは「ネズミ野郎(裏切り者)」、ギョンテは「変態」と罵り合う、最悪の状況に…。四面楚歌って、まさにこのことだね。

合唱部、運命の部長選挙

セフンの唯一の居場所だったはずの合唱部でも、大きな出来事が起こる。新しい部長を決める選挙だ。なんとウォンデは、当てつけのようにセフンを部長に推薦するんだよ。気まずい空気が流れる中、前に出たセフン。

でも、彼はここで終わらなかった。「僕には致命的な欠点があります。音痴です」と自虐で笑いを取りつつ、合唱部を支えてきたピアノ伴奏者のユ・ウィジュンこそが部長にふさわしい、と熱弁をふるうんだ。このスピーチがみんなの心を動かし、見事ウィジュンが新部長に選ばれる!セフン、ナイスプレー!

…と、思ったのも束の間。部長になったウィジュンが、まさかの爆弾発言。「ヤン・ウォンデと共に、生徒会選挙に出馬します」。

そう、ウォンデはセフンに代わる新しい副会長候補を、ここで見つけ出したんだ。騒然となる部員たち。そして、その光景を静かに見つめていたセフンは、一人、合唱部の退部届を書き始める。

「拍手が鳴り止む前に、身を引く」

その言葉と共に、彼は自ら居場所を手放す決断をしたんだ。セフンの選挙戦は、そして彼の高校生活は、一体どうなっちゃうんだろうね!?

『ランニングメイト』第2話の感想

第2話は、セフンが置かれた状況の複雑さと、高校生ならではの生々しい人間関係が色濃く描かれていました。サンヒョンのように光り輝く存在に惹かれ、手を伸ばした結果、これまで築いてきた友情や自分の居場所を失っていく皮肉な展開には、胸が締め付けられる思いです。特に、サンヒョンが見せる優しさが、純粋なものなのか、それとも何か別の意図があるのか、その底知れなさが物語に深みを与えています。合唱部の部長選挙でのセフンのスピーチと、その後の彼の決断は、単なる逃げではなく、彼なりの覚悟と成長の始まりを感じさせました。自分の弱さを認め、新たな場所で戦うことを選んだ彼の姿から、今後の物語がどう動いていくのか目が離せません。

つづく