前回、クァク・サンヒョン(イ・ジョンシク)のランニングメイトになることを決意したノ・セフン(ユン・ヒョンス)。でも、そのせいで親友のパク・ジフン(イ・ボンジュン)との間には気まずい空気が…。ジフンは、ライバル候補ヤン・ウォンデ(チェ・ウソン)のパートナー。親友同士が敵陣営に分かれるなんて、青春ドラマの王道だけど、やっぱり切ないよね。

そんな中、セフンはサンヒョンの誕生日パーティーに招待されるんだ。これがもう、ただのパーティーじゃない!まるで別世界。高級マンションの奥に広がる、きらびやかでプライベートな空間。到着するなり携帯電話は没収され、招かれた客はみんな、セフンとは住む世界が違うようなお金持ちの子供たちばかり。完全に場違いなセフンは、案の定、他の参加者から「空気が読めない部外者」と絡まれてしまう。ついには殴り合いのケンカにまで発展するんだけど、そこは主催者のサンヒョンが間に入ってなんとか収拾。でも、この一件でセフンは、自分とサンヒョンたちの間にある大きな壁を改めて痛感することになるんだ。

選挙活動が本格化すると、チーム内の亀裂も徐々に明らかに。サンヒョン陣営では、超優秀なユン・ジョンヒ(ホン・ファヨン)がデータ分析などで圧倒的な能力を発揮。セフンはすっかり蚊帳の外で、疎外感を募らせていく。ジョンヒとの間には、ライバル意識の火花がバチバチ!「あんた、私のこと好きなの?」なんてセフンが言っちゃうくらい、二人の関係は険悪ムードに。

そんな時、学校に衝撃的なニュースが駆け巡る。「ヤン・ウォンデが警察に連行された!」と。ライバルとはいえ、さすがに心配するセフンたち。でも、この話にはとんでもない裏があったんだ。

なんと、ウォンデは暴力沙汰なんかじゃなく、振り込め詐欺の犯人逮捕に貢献した「勇敢な市民」として警察に表彰されていたんだ!このニュースがテレビで報じられると、ウォンデは一夜にして学校のヒーローに!「ヤン・ウォンデ!ヤン・ウォンデ!」と、生徒たちの熱狂的なコールが響き渡る。この予想外すぎる展開に、サンヒョン陣営は顔面蒼白。セフンも、ウォンデへの心配が、実は嫉妬だったことに気づいて複雑な表情を浮かべるんだ。まさに「スター誕生」の瞬間だったね。

選挙戦は、一気にウォンデ優勢のムードに。この大逆転劇、サンヒョンとセフンはどう立ち向かうのか?いやー、面白くなってきた!

『ランニングメイト』第3話の感想

今回のエピソードは、物語の構図を大きく揺るがす見事な一話でした。特に、ヤン・ウォンデが不良というレッテルを覆し、一躍ヒーローに躍り出る展開は痛快そのもの。選挙戦において、候補者のイメージがいかに重要で、たった一つの出来事で形勢ががらりと変わってしまう恐ろしさと面白さが凝縮されていました。また、サンヒョンの誕生日パーティーで描かれた、高校生たちの間に存在するリアルな格差社会の描写も印象的です。主人公セフンが感じる疎外感や、チーム内でのパワーバランスの変化、親友とのすれ違いなど、選挙という非日常的なイベントを通して、思春期の少年少女たちの繊細な感情の機微が丁寧に描かれており、物語に一層の深みを与えていました。

つづく