いやはや、今回の『かくれんぼ』第17話も、息つく暇もないとはこのことですね!四方八方から問題が押し寄せて、主人公チェリンのメンタルが心配になってしまうほど。さっそく、ハラハラドキドキの展開を振り返っていきましょう!

鑑定書バレる寸前!救世主はまさかの…

物語は、チェリンが持っていた髪の毛の鑑定書を、義母ヘランに見られそうになる絶体絶命のピンチからスタート!「会社の資料よ」とごまかすチェリンですが、ヘランは疑いの眼差しで手を伸ばします。もうダメだ…!と観念したその瞬間、救世主のように現れたのは、なんとヨンジュ!

ヨンジュの登場でヘランの興味が逸れ、チェリンは九死に一生を得ます。しかし、安堵したのも束の間。ヘランはすっかりヨンジュがお気に入りの様子で、3人で食事に行くことに。レストランでは、実の娘を無視してヨンジュとだけ親しげに話すヘラン。その光景を目の当たりにするチェリンの寂しそうな顔といったら…見ていて胸が締め付けられました。

「あなたはただの代替品」女同士の火花が散る!

ヨンジュが母からの電話で席を外した隙に、チェリンはトイレで彼女に警告します。「復讐心で私の両親に近づくのはやめて」と。しかし、ヨンジュは少しも怯みません。「もう私はパク理事の執行秘書よ。理事は私にスアへの愛を注いでくれる。それなら私がミン・スアじゃない?」と、得意げに言い放つのです。こ、この女、恐ろしい…!チェリンが言った「あなたはただの代替品よ」という言葉も、今のヨンジュには全く響かないのでした。

自分の目的のために、人の心を弄ぶヨンジュ。そして、それに気づかずヨンジュに心を許していくヘラン。この危うい関係に危機感を覚えたチェリンは、ヨンジュの身辺調査を依頼します。

会社も家庭も大ピンチ!チェリンの孤独な戦い

一方、太平洋化粧品は悪質な噂によって経営危機に陥っていました。もちろん、裏で糸を引いているのは宿敵テサン会長とその息子ジェサン。彼らは太平洋化粧品の株価が暴落し、会社を乗っ取れるとほくそ笑んでいます。さらに、テサンの差し金で銀行から融資の打ち切りを宣告され、会社はまさに風前の灯火。

そんな中、チェリンはウニョクに助けを求めます。鑑定した髪の毛が本物のスアのものであること、そしてスアが見つかれば自分は養子縁組を解消されてしまうという衝撃の事実を打ち明けるチェリン。彼女が必死にスアを探すのは、自分の居場所を守るためだったのですね…。ウニョクは彼女の悲痛な覚悟を受け止め、行方不明の鍵を握るチョ・ピルドゥ探しに協力することを約束します。

夫ジェサンの追跡!ウニョクの神アシストが光る

妻の行動を怪しむ夫ジェサンは、ウニョクを伴って料理教室へ抜き打ちチェックに!チェリンがいないことを確認し、ウニョクに掴みかかります。しかし、その時!エプロン姿のチェリンが大量の野菜を抱えて登場!「私を疑って恥をかかせる気!?」と一喝し、見事にジェサンを撃退します。

実はこれ、ジェサンの動きを察知したウニョクが、友人のギョンシク経由でチェリンに連絡するという神アシストのおかげ。間一髪で裏口から忍び込み、野菜を持っていたおばさんのエプロンを借りて乗り切ったのでした。この連携プレー、お見事!

しかし、安心はできません。最後にチェリンは、会社復帰を許してもらうためテサン会長に会いに行きます。テサンは意味深に「実の娘だからな」と繰り返し、チェリンを動揺させるのでした。テサンは一体どこまで知っているのでしょうか…?新たな謎を残し、17話は幕を閉じます。

『かくれんぼ』第17話の感想

今回のエピソードは、主人公チェリンが公私にわたって追い詰められていく姿が克明に描かれ、非常に見応えがありました。会社の危機、義母ヘランとヨンジュの危険な関係、夫ジェサンからの猜疑心、そして育ての親ヘグムからのプレッシャーと、まさに四面楚歌。それでもなお、自分の足で立ち、活路を見出そうと必死にもがく彼女の姿には、思わず感情移入してしまいます。特に、ウニョクにだけ本心を打ち明けるシーンは、彼女の孤独と悲しみが伝わってきて胸が痛みました。一方で、ヨンジュの計算高さと、それに気づかないヘランの純粋さが危うい対比を生み出し、物語に不穏な緊張感を与えています。シリアスな展開が続く中、ジェサンの嫉妬深くもどこか滑稽な行動が、良い意味でスパイスになっていた点も印象的です。各キャラクターの思惑が複雑に絡み合い、次の一手がどうなるのか、ますます目が離せません。

つづく