いやはや、『かくれんぼ』の展開には毎回ハラハラさせられっぱなしですね。特に今回の第41話は、真実の扉にあと一歩まで迫る、息もつけない回でした。早速、怒涛の展開を振り返っていきましょう!

ついに母の手がかりが?チェリンの執念とキム室長の鉄壁

「母は生きているはず…!」

その確信を胸に、チェリンはキム室長に詰め寄ります。でも、あのキム室長が簡単に口を割るわけないんですよね。チェリンの必死の問いかけにも、「実の母親のことなんて一度も考えたことないわ」と冷たくあしらう始末。それどころか、「ウニョクと別れてジェサンと一緒になりなさい。さもないとウニョクがどうなるか…」と、まさかの脅迫!どこまでチェリンを追い詰めれば気が済むんでしょうか、この人は…。

もちろん、我らがウニョクも黙ってはいません。キム室長がチェリンの実の母であるト・ヒョンスクだと知りながら、なぜこんな残酷な仕打ちができるのかと問い詰めますが、キム室長は「すべてはチェリンのため」の一点張り。彼女の歪んだ愛情には、もはや恐怖しか感じません。

そんな中、ウニョクは独自に調査を進め、チェリンの母「キム・ソネ」がかつて化粧品会社の社長の養子になっていたという情報を掴みます。これって、もしかして…?と、視聴者なら誰もが思うあの会社のことですよね。点と点が繋がりそうな予感に、ドキドキが止まりません!

追い詰められるスア、そしてキム室長の新たな策略

一方、本物のミン・スアとして生きるハ・ヨンジュは、会社で孤立感を深めていました。父に認めてもらえず、「いつまでもお前は販売員のハ・ヨンジュだ」と言われているようで辛い…と泣き崩れるスア。娘を不憫に思った母ヘランは、なんと自分の株をスアに譲渡して力になろうとします。

この動きを、キム室長が見逃すはずがありません。ヘランとスアに「元気が出るから」と怪しげな薬を勧めます。案の定、薬を飲んだヘランはめまいで倒れてしまいました。その現場を目撃したチェリンは、キム室長の行動に強い疑念を抱きます。

そして、スアが薬を飲もうとした瞬間、チェリンがそれを奪い取る!

「あなた、この薬に何を入れたの!?」

キム室長に詰め寄るチェリンの姿は、まさに正義のヒロイン!保温ポットごと薬を奪い、「もし変な成分が入っていたら、あなたの醜い顔を暴いてやる」と言い放つシーンは、スカッとしましたね!

衝撃のラスト!明かされる真実への最終ヒント

チェリンはすぐに薬の成分分析を依頼しますが、結果は「有害成分なし」。キム室長、用意周到すぎます…。

しかし、物語は思わぬ方向から核心に迫ります。

入院したヘランを見舞ったチェリン。ヘランは、チェリンがいつも飲んでいる鎮静剤を見ながら、悲しそうにこう言います。

「この忌々しい薬、一生飲み続けてるわ」

そして、チェリンがずっと疑問に思っていたことを尋ねます。「どうして私を養子に?」

ヘランの口から語られたのは、衝撃の事実でした。

「あなた、私の幼なじみのキム・ソネによく似ていたの」

…キム・ソネ?それって、チェリンの実の母の名前じゃ…!?

チェリンは震える声で尋ねます。「その薬は…誰から?」

「ずっとキム室長が用意してくれてるわよ」

その言葉を聞いたチェリンは、ヘランが飲んでいた薬を手に取り、その正体に気づいて愕然とするのでした…。

そう、キム室長は長年、ヘランに薬と偽って別のものを飲ませ続けていたのです。そして、その薬こそが、すべての謎を解く鍵だったとは…!最後のシーンのチェリンの表情が、すべてを物語っていましたね。

『かくれんぼ』第41話の感想

今回のエピソードは、キム室長の底知れない策略と、それに立ち向かうチェリンの不屈の精神が色濃く描かれた回でした。実の娘に対して、幸せを願うどころか不幸のどん底に突き落とそうとするキム室長の行動原理は、依然として謎に包まれています。彼女の過去に何があったのか、その復讐心の源泉がどこにあるのか、物語の根幹に関わる部分だけに、ますます知りたくなりました。

一方で、どんなに打ちのめされても真実を諦めないチェリンの姿には、心を打たれます。特に、ヘランとの会話からキム室長の長年の悪事に気づくラストシーンは圧巻でした。多くの伏線が絡み合い、一つの真実へと収束していく脚本の見事さには感嘆するばかりです。それぞれのキャラクターが抱える苦悩や葛藤も丁寧に描かれており、物語に深い奥行きを与えています。次週、チェリンがこの決定的な証拠を手にどう動くのか、目が離せません。

つづく