ついに迎えた『清潭国際高校 シーズン2』の最終回! ヘインがジェナを裏切るのか、それとも…?と固唾をのんで見守っていた視聴者の予想を、はるか斜め上に裏切る衝撃のフィナーレとなりました。まさに「打倒」というエピソード名にふさわしい、壮大な逆転劇の全貌を、ネタバレありで詳しく見ていきましょう!
ヘインの涙の告白と、最強タッグの誕生
物語は、婚約パーティーの1週間前にさかのぼります。ヘインはジェナの元を訪れ、パーティーでのスピーチを願い出ます。しかし、その直後、ヘインは涙ながらにすべてを打ち明けていました。ユリに脅され、ジェナを陥れる計画に加担させられていたこと、そしてハエインの死の真相を…。
そして運命の婚約パーティー当日。ユリがほくそ笑む中、マイクを握ったヘインが告発したのは、なんとユリ本人でした。ヘインは、ユリから受けた脅迫や、ジェナを犯人に仕立て上げようとした計画、さらにはシウンの死もユリの仕業だと暴露します。慌てたユリが、隠し撮りしたヘインの動画を公開させようとしますが、サランの活躍で阻止。ヘインは動じることなく、ハエインが持っていたユリのネックレスを証拠として突きつけ、形勢は完全に逆転します。
逆転劇の舞台裏:チーム・ジェナの暗躍
この鮮やかな逆転劇は、ヘインとジェナが事前に手を組んでいたからこそ可能でした。ヘインの告白を受けたジェナは、サラン、ドオン、そして「ブラックドッグ」ことジヌクを集め、完璧な計画を練り上げていたのです。
- ヘイン:ヒスを脅してユリのネックレスを取り戻し、ウジンを説得して「ユリにガスライティングされ、シウンを殺害した」と証言させることに成功します。
- ドオン:父親を説得し、ハエインの死が自殺ではなかったことを公の場で認めさせます。
- サラン:メディアコントロール室に潜入し、ユリが切り札にしていたヘインの動画を削除します。
- ジヌク:ブラックドッグとしてのハッキング技術を駆使し、父親への復讐の準備を整えます。
ブラックドッグの正体と、巨悪たちの失墜
ヘインの告発に続き、舞台に上がったのはジヌクでした。彼は自らが「ブラックドッグ」であることを明かし、父親であるチャ・ギホとヒス理事長の不正を次々と暴露します。父親の声をクローン化してヒスを罠にかけた通話記録や、学校をめぐる汚職の証拠を突きつけられ、ヒスは逃亡。ジェナの父親も手のひらを返してギホを切り捨て、ギホはメディアの前で泣き崩れるしかありませんでした。
ジェナ、ついに頂点へ。そしてそれぞれの結末
混乱の中、ジェナは父親と対峙します。ジヌクや母親たちの協力で会社の筆頭株主となったことを告げ、父親に静かな引退を宣告。一方、ヘインはユリに国外逃亡を勧めますが、ユリは最後まで負けを認めず、復讐を誓います。
数日後、ジヌクはジェナの元を去りますが、「君は一人じゃない」という言葉を残します。ドオンはウジンへの復讐を果たしに向かいますが、その結末は描かれません。
そして物語は、衝撃のラストシーンへ。平穏を取り戻したヘインの元をジェナが訪れ、自分の会社で働くようスカウトします。ヘインは大学進学を理由に一度は断りますが、ジェナが差し出した一枚のメモを見て表情が一変。その顔には、驚きと恐怖が浮かんでいました…。
『清潭(チョンダム)国際高校(Bitch x Rich) シーズン2』最終回 第10話の感想
最終回は、これまでの鬱憤をすべて晴らすかのような、見事なカタルシスに満ちた回でした。ヘインがジェナを裏切ると思わせておいて、実は最強の共闘関係を築いていたという展開には、思わず快哉を叫びたくなりました。悪役たちが次々と失脚していく様は爽快そのもので、特にジヌクがブラックドッグとして父親を断罪するシーンは圧巻の一言です。それぞれのキャラクターが自分の道を見つけ、一応の決着がついたかに見えましたが、最後の最後で投下された新たな謎。ジェナがヘインに渡したメモの内容とは一体何なのか。平和な日常が戻ってきたはずのヘインに、再び波乱が訪れることを予感させる終わり方は、非常に巧みだと感じました。この終わり方は、物語がまだ終わっていないことを明確に示しており、次なる展開への想像を掻き立てられます。