盗まれたお金の行方と、母の執念
物語は、ムリムの結婚式からスタート。でも、お祝いムード一色とはいかないのがこのドラマ。母のボンヒは、ガンジュから受け取ったお祝い金の出所が気になって仕方ない様子。そう、あの盗まれた1000万ドルの一部じゃないかってね。
ボンヒの疑いは確信に変わり、なんとガソリンスタンドで自分の盗まれたお金と同じ特徴を持つ紙幣が使われたことを突き止めるんだ!「泥棒たちがこのチョンリョム洞でお金を使い始めた!」と怒りに燃えるボンヒの執念、ちょっと怖いくらいだけど、母親って強いよね。彼女はすぐに元刑事のジェソンに連絡を取り、本格的な犯人探しが再燃するんだ。
ご祝儀に隠された、家族の嘘
一方で、イ家ではとんでもない計画が進行中だった。ムリムへの結婚祝いとして、なんと15万ドルもの大金を用意したんだ!でも、そのお金の出所は…もちろん、あの盗まれたお金の一部。新札ばかりだと怪しまれるからって、家族総出でわざわざお札にシワをつけるシーンは、ブラックコメディそのものだよね。
何も知らないムリムは、一度はその大金を断るんだけど、家族の強い思いに押されて涙ながらに受け取る。このお金が、後々どんな波乱を巻き起こすのか…。考えただけでハラハラしちゃうよ。
そして、このお金を早速「ダリムの手術代の借金返済」として、ジェソンの元へ持っていくムリム。なんて親孝行で誠実な息子なんだろう。でも、その行動が、ジェソンの妻に新たな疑念を抱かせることになっちゃうんだから、皮肉なもんだよね。
ダリムを巡る男たちのバトル、勃発!
そして、今回の最大の見どころ!ダリムを巡るガンジュとテウンの恋のバトルがついに火を吹いた!
テウンは、ダリムがガンジュの会社で働くことに大反対。「あんな冷酷な男の下で、お前を傷つけさせない」って、ガンジュのオフィスに乗り込んでいくんだ。もう、ナイト気取りでカッコよすぎでしょ!
対するガンジュも負けてない。「俺はダリムに片思いしてるんだ!」と、まさかの正面突破宣言!さらに、ダリムが過去の自分との一夜をテウンに話したんじゃないかと勘違いして、嫉妬と怒りを爆発させるんだ。
そこへ、何も知らないダリム本人が登場!ガンジュの勘違いにブチ切れたダリムは、「私がいつそんなこと話したのよ!なんなら4人で下着の色まで話そうか!?」と啖呵を切る!このシーンのダリム、最高にクールだったよね!
結局、誤解は解けたものの、ダリムはガンジュに「これからはイ秘書と呼んでください」とビシッと言い放ち、プロフェッショナルな関係を宣言。二人の間には、また新たな壁ができてしまったみたいだ。
『タリミファミリー~恋もお金もクリーンに!』第13話の感想
今回のエピソードは、まさに人間模様の交差点だったね。一つの結婚式を舞台に、お金への執着、家族の嘘、そして燃え上がる恋心が複雑に絡み合っていた。特に印象的だったのは、ダリム、ガンジュ、テウンの三者の感情が激しくぶつかり合ったシーン。テウンの不器用だけど真っ直ぐな愛情、ガンジュのプライドと嫉妬が入り混じった独占欲、そして二人の間で毅然と自分の道を進もうとするダリムの強さ。それぞれのキャラクターの「人間らしさ」が際立っていて、思わず引き込まれてしまったよ。ボンヒ一家が、いつバレるか分からない嘘を重ねていく様子は、見ているこちらの心臓に悪いけど、それもこのドラマの醍醐味だよね。それぞれのキャラクターが抱える秘密と想いが、今後どのように物語を動かしていくのか、目が離せない展開になってきたね。
つづく