泥沼の幕開け!ガンジュ、愛の(?)爆弾宣言

前回、ダリム(イ・ダリム)がガンジュ(ソ・ガンジュ)の母親ジヨン(ペク・ジヨン)に例のお金のことを打ち明けようとした瞬間、物語は急展開!ガンジュはとっさにダリムを止め、「僕たち付き合ってます!旅行に行くんです!」なんて、しらばっくれてその場を切り抜けようとしたんだ。

「彼女を愛してるんだ!母さんとは正反対だから好きなんです!」とまで言い放ち、ダリムを連れて部屋を飛び出すガンジュ。いやいや、火に油どころか、ガソリンをぶちまけてるって!案の定、激怒した母ジヨンは、ダリムの家族が経営するクリーニング店へ乗り込むことに…。

車の中でガンジュは、なぜダリムに真実を話させなかったのかを説明する。あのお金は、ガンジュの祖母が脱税のために隠していた「汚れた金」だったんだ。もしジヨンがお金を取り戻せば脱税で、ダリムの家族が持っていれば窃盗で、どっちに転んでもアウトな状況。二つの家族の罪の板挟みになったガンジュは、なんとその大金をこっそり自分の母親の土地に埋めてしまったと告白するんだ。もう、やることが大胆すぎる!

母VS母!プライドをかけた女の壮絶バトル!

ガンジュの爆弾発言を真に受けた母ジヨンは、怒り心頭でクリーニング店へ突撃!「クリーニング屋の娘が息子をたぶらかした!」と、ダリムの母ボンヒ(コ・ボンヒ)に暴言を吐き、あろうことか客から預かった高級な服にコーヒーをぶちまける始末。

これには温厚な(?)ボンヒもブチギレ!「あんたみたいな洗濯もできない女に何がわかる!」と、ジヨンの元夫のシャツや下着を10年間も洗ってきたのは自分だと暴露。プライドをズタズタにされたジヨンと、店の信用を傷つけられたボンヒのバトルは、まさに泥仕合!

この修羅場を収めるため、ダリムは泣く泣くガンジュに別れを告げる。「もう終わりにしましょう」。あまりにも切ない決断だったね…。

悲劇の連鎖…おじいちゃんが!

家族同士の争いに心を痛めるダリム。しかし、本当の悲劇はここからだった。

家に帰ったダリムが目にしたのは、ベッドの下に隠したはずのお金が消えていることに気づき、ショックで倒れて意識を失った祖父の姿だったんだ!

病院に緊急搬送され、家族はパニック状態。祖父が倒れた本当の理由を知っているのは、ダリムただ一人。ガンジュにすがりつき、「おじいちゃんが死んじゃったらどうしよう…全部私のせいだ…」と泣き崩れるダリムの姿は、見ていて胸が張り裂けそうだったよ。

良かれと思って取った行動が、最悪の事態を招いてしまうなんて…。お金に翻弄され、崩壊寸前のタリミファミリー。この絶望的な状況から、彼らはどうやって立ち直るんだろうか。

『タリミファミリー~恋もお金もクリーンに!』第22話の感想

今回のエピソードは、一つの嘘がさらなる嘘と悲劇を生む、まさに負の連鎖を描いた回でした。ガンジュがダリムと母を守るためについた「僕たちは愛し合っている」という嘘が、結果的に母親同士の壮絶なバトルを引き起こし、事態を最悪の方向へと導いてしまいました。特に、ペク・ジヨンがクリーニング店の服にコーヒーをかけるシーンは、彼女の品性のなさと怒りが爆発していて、見ているこちらもヒヤヒヤしましたね。しかし、それに対するボンヒの反撃も見事で、二人の女優の気迫あふれる演技には圧倒されました。そして、物語の最後に訪れた祖父の悲劇。お金がなくなったことに気づいて倒れるという展開はあまりにも衝撃的で、自責の念に駆られるダリムの姿に胸が締め付けられました。コメディとシリアスが絶妙に混ざり合いながらも、最後はどん底に突き落とす。このドラマの巧みさを改めて感じさせられたエピソードでした。

つづく