ついに明かされた衝撃の真実！
物語は、ムリムの新居祝いに家族が集まろうとするところから始まります。しかし、その裏でとんでもない事件が進行中でした。なんと、ガンジュがダリムの家に忍び込んでいたんです！目的はもちろん、彼の母親ジヨンから盗まれた大金。家族が留守だと思い込んでいたガンジュですが、忘れ物を取りに戻ったダリムとまさかの鉢合わせ！
暗闇で人影を見つけたダリムは、泥棒と勘違いしてフライパンで一撃！…なんていうドタバタもありましたが、すぐに相手がガンジュだと気づきます。そして、ガンジュの口から語られたのは、あまりにも衝撃的な真実でした。
ダリムの祖父母と母が山で見つけた大金は、もともとガンジュの母ジヨンのものであり、強盗が隠したものだったこと。そして、そのお金がダリムの目の手術費用に使われたこと…。ガンジュはマットレスの下に隠された札束を見せつけ、「シリアル番号がAAで始まる特殊な紙幣だ」と証拠を突きつけます。
自分のために家族が盗みを働いたという事実を知ったダリムは、その場に崩れ落ち、涙ながらに「家族が知ったらショックで死んでしまう。どうか見逃して」とガンジュにすがりつきます。
苦し紛れの嘘と、それぞれの家族の苦悩
そこへ、ダリムを心配したテウンが登場。絶体絶命のピンチに、ダリムはとっさにガンジュを抱きしめ、恋人のフリをしてその場をなんとかごまかします。しかし、罪の意識に苛まれたダリムは高熱を出して寝込んでしまい、うわ言で「どうしてそんなことをしたの？」とつぶやき、家族を心配させます。
一方、ムリムの家では和やかな食事会が開かれていましたが、話題は警察官であるムリムの仕事ぶりに。彼の正義感の強さが語られるたびに、事情を知る祖父母と母の顔はこわばっていきます。
ガンジュの家族にも大きな変化が。父ペク・ウンと母ジヨンはついに離婚。さらに、テウンのもとにはアメリカにいる母ノ・エリが亡くなったという悲しい知らせが届きます。ノ・エリは、父と息子であるペク・ウンとテウンが本当の家族になってほしいという遺言を残していました。
ダリムの決意！ホテルの前での三者対面
悪夢にうなされたダリムは、このままでは家族が泥棒として刑務所に入ってしまうと悟ります。愛する家族を守るため、彼女は一つの決断をしました。それは、ガンジュの母ジヨンに直接会い、全てを話して謝罪すること。
ダリムは大金の入ったバッグを手に、ジヨンが滞在するホテルへと向かいます。しかし、ホテルの部屋の前でガンジュと出くわしてしまうのです。そして、物音に気づいてドアを開けたジヨンの目に飛び込んできたのは、ひざまずいて謝罪するダリムと、大金の入ったバッグを持つ息子の姿でした…。これから一体どうなってしまうのでしょうか。
『タリミファミリー～恋もお金もクリーンに！』第21話の感想
これまでコメディとロマンスを中心に描かれてきた物語が、この第21話で一気に深みを増しました。ダリムの家族が抱える「札束」の秘密が、ついに当事者であるガンジュに知られてしまい、物語の雰囲気がガラリと変わった印象です。
特に、純粋で心優しいダリムが、自分の目のために家族が罪を犯したという重すぎる真実を知り、苦悩する姿には胸が締め付けられました。罪悪感から熱を出し、心配する家族に真相を言えずにとっさについた「テウンとガンジュ、二人を好きになった」という嘘は、彼女の混乱と必死さが痛いほど伝わってくる名シーンだったと思います。
ガンジュもまた、ただのお金持ちのわがまま息子ではなく、家族を思う気持ちが強い青年であることが描かれ、彼の行動にも同情の余地が見えてきました。ラスト、ホテルでの三者の対面は、まさに息をのむ展開。それぞれの正義と愛情がぶつかり合う、今後の波乱を予感させる見事なクリフハンガーでした。
つづく
