宿敵が一つ屋根の下に!?タリミ家、大荒れの幕開け

物語は、ガンジュがなんとタリミ家の屋根部屋に引っ越してくるところからスタート! クリーニング店に火をつけた張本人がすぐそばに住むなんて、家族、特に祖父母のジョングと母のミヨンはカンカン!「宿敵を住まわせるなんて!」と怒り心頭で、家の中は一気に嵐模様に。 一方で、ダリムはなんだかんだガンジュのことが心配で仕方ない様子。このハラハラ感がたまらない!

「ソガンアパレル」始動!でも、いきなり大ゲンカ!

気を取り直して、ガンジュとダリムは共同でアパレル事業「ソガンアパレル」を立ち上げることに。 でも、この二人、事業方針でいきなり大衝突!ダリムは、クリーニング店で長年誰も引き取りに来ない服を「ヴィンテージ」として売れば、元手ゼロで大儲けできると画期的な(?)アイデアを提案。

しかし、超真面目なCEOガンジュは「お客さんの信頼を失うようなことはできない」と断固拒否! 「ビジネスは信頼が第一だ」と主張するガンジュと、「とにかく早くお金を稼ぎたい!」と突っ走るダリム。この二人のデコボココンビ、見ていて飽きないけど、先が思いやられるよ…!

それぞれの道、それぞれの想い

その頃、テウンは父の会社で理事として新たな一歩を踏み出していた。 デザイン室長に昇進したチャリムは、かつて想いを寄せたテウンが上司になったことに、嬉しいような、気まずいような複雑な気持ちを抱えていた。

そんな妹の気持ちを察したのか、ダリムはチャリムにテウンの過去を語る。「テウンはね、クリーニング店で汗で背中に塩の結晶ができるほど必死に働いてたんだよ」と。 この一言が、チャリムの心を少しずつ溶かしていくんだよね。

100億ウォンの謎!闇金事件、ついに核心へ!

刑事のムリムとギルレの捜査も大きな進展を見せる!死んだはずの犯人ギルスンから、なんと闇金業者たちへ予約送信メールが届いたんだ。 そのメールには、彼らが盗んだ大金の隠し場所が!しかもその額、なんと100億ウォン! さらに驚くべきことに、そのお金はペク・ジヨンの父で、かつて闇金業界を牛耳った大物「白熊」の遺産だったことが判明する。 世紀の宝探しに色めき立つ闇金業者たち。でも、結局彼らは何も見つけられずに終わる。一体、100億ウォンはどこへ…?

暴走するダリムと、切ないヒーローの登場

そして、物語はクライマックスへ!ガンジュの忠告を振り切ったダリムは、なんとクリーニング店の服を「ソガンアパレル」の商品としてネットで販売してしまう! するとどうだろう、商品は飛ぶように売れ、あっという間に「SOLD OUT」!

「やった!」と大喜びのダリム。でもね、世の中そんなに甘くない。その服をすべて買い占めたのは、なんとテウンだったんだ。 ダリムの家族に迷惑がかかることを心配しての行動だったんだけど、これがさらなる悲劇を呼ぶことに…。

出品された服の中に自分のものを見つけたチャリムが、家族にすべてを話してしまったんだ。 事態を知ったタリミ家は激怒!ガンジュは「お前がダリムをそそのかしたんだろ!」と「泥棒猫」呼ばわりされ、すべての罪を一人で被る羽目に。

涙のキス、そして「君は希望だ」

自分の軽率な行動がガンジュを深く傷つけたと知ったダリムは、涙ながらに「ごめんなさい」と謝る。 そんな彼女を、ガンジュは優しく抱きしめ、不意打ちのキス。

「君は僕にとって希望だ。好きだ」

ついに、ついにガンジュが想いを告白!

これに対してダリムも、「私も…上司に気があるみたい」と涙ながらに微笑む。 雨上がりの屋上で、二人はお互いの気持ちを確かめ合うように、今度は深く、甘いキスを交わすのだった…。

『タリミファミリー~恋もお金もクリーンに!』第24話の感想

今回は、ガンジュとダリムの関係が大きく動いた、まさに記憶に残る回でした。ビジネスでの価値観の違いから生じる衝突が、逆にお互いの気持ちを確かめるきっかけになるという展開は、本当に見事です。ガンジュの「他人の物を売るのは信頼を損なう」という誠実さと、ダリムの「とにかく稼ぎたい!」という猪突猛進な性格のぶつかり合いが、二人のキャラクターをより一層魅力的に見せていました。

また、テウンがダリムを思うあまりに取った服の買い占めという行動が、結果的にガンジュの告白を後押しする形になったのも、皮肉が効いていて非常に興味深かったです。それぞれの正義や優しさが、意図しない形で物語を動かしていく様子は、このドラマの大きな魅力だと改めて感じました。闇金事件の謎も深まり、ペク・ジヨンの再登場で人間関係もさらに複雑になりそうで、今後の展開から目が離せません。

つづく