ガンジュを守る!ダリム、家族に宣戦布告

前回の衝撃的なキスシーンの余韻もそこそこに、ダリムはガンジュを問い詰めた家族のもとへ。そして「クリーニング店の古着をネットで売ろうと言い出したのは私よ!」と、ガンジュをかばうために一世一代の嘘をつきます。もちろん、家族はカンカン!特に母のミヨンは、客の服をなんだと思ってるんだと大激怒。でもダリムは一歩も引きません。「彼はクビになって、両親は離婚して、家も追い出されたの!今、必死に再起しようとしてる人をいじめないで!」と、ガンジュへの深い愛情と信頼を家族にぶつけます。

一方、そのガンジュは屋根裏部屋の家主であるテウンから「出ていけ」と迫られていました。ガンジュは「じいさんのマットレスの下に620万ドルあるぞ」なんていう衝撃的な情報をちらつかせながら、なんとか追い出されずに済みますが、前途多難なことこの上なしです。

酔ったダリムの大暴走!そして衝撃の朝…

ダリムの受難は続きます。姉のチャリムとテウンに呼び出され、「ガンジュと手を切れ」と説教される始末。みんながガンジュをダメな男だと決めつけることに腹を立てたダリムは、ヤケ酒をあおり、なんとガンジュ本人を呼び出してしまいます!

酔っぱらったダリムは「あんたたちみたいなインテリには手に負えないからボスを呼んだのよ!」とガンジュを隣に座らせ、姉たちに言われた悪口をガンジュに暴露したり、テウンとチャリムの秘密を暴露したりと大暴れ!収拾がつかなくなった4人は、結局お開きに。

そして事件は翌朝起こります。なんと、酔いつぶれたガンジュが、ダリムの祖父母であるジョングとギルレのベッドのど真ん中で寝ていたのです!メガネも補聴器も外して寝ていた二人は、最初は夢だと思ったものの、すぐに現実だと気づき大絶叫!家中に響き渡る悲鳴で、タリミファミリーの新しい一日が幕を開けたのでした。

それぞれの秘密と恋模様

  1. ミヨンの秘密と両親の愛: 母ミヨンは、両親が隠し持つ大金を少しずつ持ち出しては、息子のシンの学費のために送金していました。しかし、ジョングとギルレはその事実に気づいています。それでも娘を問い詰めないのは、「盗まれたお金だと知らずに使えば、娘は罪に問われない」という、歪んでいながらも切実な親心からでした。
  2. ボンヒに訪れた新たな出会い: クリーニング店を手伝う叔母のボンヒは、テウンの父であるペク・ウンと高級レストランで食事をします。ペク・ウンは、ボンヒが昔好きだった食べ物や飲み物の好みを全て覚えており、彼女を優しくエスコート。ボンヒは戸惑いながらも、まんざらでもない様子。しかし、ペク・ウンが彼女に近づくのには、息子テウンのことを知りたいという別の目的があるようです。
  3. ガンジュとダリムの新事業が大成功!: ガンジュは、知り合いの縫製工場から在庫品を格安で仕入れ、オンラインで販売する事業を始めます。利益度外視で原価に近い値段で売ろうとするガンジュに、ダリムは「これじゃ儲からない!」と猛反対。しかし、ガンジュの「良いものを適正価格で」という信念が当たり、商品は飛ぶように売れ始めます!鳴りやまない注文通知に、二人はてんてこ舞いしながらも、確かな手ごたえを感じるのでした。

新たな謎のボタン

刑事である兄のムリムは、祖母ギルレが山で遭難した日に、現場で一つのボタンを拾っていました。彼はそのボタンを母ミヨンに渡します。「おばあちゃんが遭難した日、母さんのカーディガンについてたやつじゃないか?」と。ミヨンがなぜあの日に山にいたのか…新たな謎が家族に影を落とします。

『タリミファミリー~恋もお金もクリーンに!』第25話の感想

今回のエピソードは、各キャラクターの想いが複雑に絡み合い、物語にグッと深みが増した回でした。特に印象的だったのは、ダリムの強さです。ガンジュを守るためなら家族にさえも盾突く姿は、彼女の愛情の深さを物語っていました。酔って暴走するシーンはコミカルでしたが、その根底にはガンジュへの不当な評価に対する怒りがあり、彼女の正義感と純粋さが光っていました。

一方で、娘ミヨンの罪を知りながらも、彼女を守るために知らないふりを続ける祖父母の姿には胸が締め付けられます。大金を前にして揺れ動く家族の姿は、このドラマのテーマである「お金と幸せ」を改めて考えさせられます。

そして、ガンジュとダリムのビジネスが軌道に乗り始めたシーンは、見ていてとてもワクワクしました。不器用ながらも誠実なガンジュと、現実的でしっかり者のダリム。この二人のコンビは、仕事でも最高のパートナーになりそうです。コメディとシリアス、恋愛とサスペンスが見事に融合し、それぞれのキャラクターが抱えるドラマから目が離せません。

つづく