タイムリミット宣告!ジヨンの怒りが爆発

ガンジュが金の捜索を中止させたと知った母ジヨン、そりゃあもう大激怒!探偵に電話してガンジュの仕業だと知ると、すぐさまガンジュとダリムが一緒にいるアトリエに乗り込んできたんだ。ダリムはとっさに隠れたけど、ジヨンの勢いは止まらない。

「1月1日になったら警察に通報する!」

そう、彼女は脱税の時効が切れるのを待って、大々的に捜査させるつもりなんだ。100億ウォン(字幕では1000万ドル)という大金が盗まれたとなれば、警察も本気で動くはず。そうなれば、イ家が犯人だとバレるのは時間の問題…。ダリムとガンジュの顔から、一気に血の気が引いていくのが画面越しにも伝わってきたよ。

壮絶バトル!ジヨン vs 元夫

ジヨンの怒りはそれだけじゃ収まらない。元夫が、自分の実の息子であるテウンと、かつて自分が住んでいた家に暮らしていることを知って、今度はそっちに殴り込み!「この家を返せ!」と札束を叩きつけるジヨンと、「売らない」と突っぱねる元夫。お互い一歩も引かない口論は、もはや夫婦喧嘩のレベルを超えてたね。「あんたの腸みたいにねじ曲がった根性」「うんこの匂いがする」なんていう強烈な罵り合いは、壮絶だけどどこか人間味があって、このドラマらしい見せ場だったな。

面白いのは、この大喧嘩の後、元夫が息子のテウンに「彼女のおかげで、生きている実感が湧いた」なんて言うところ。この二人の関係、本当に一筋縄ではいかないね。

刑事ムリム、母への疑いと苦悩

そして今回、一番胸が締め付けられたのが、刑事であるムリムのパート。彼は、母ボンヒが事件に関わっていることに、ほぼ確信を抱いているんだ。夜、クリーニング店で後片付けをする母に、ムリムは静かに、でも重く問いかける。

「母さん…刑事である息子のこと、考えたことある?」

この一言に、ボンヒは全てを悟ったように凍りつく。息子の前で、ただただうろたえるしかない母の姿が痛々しかった。正義を司る刑事として、そして愛する母の息子として、ムリムの心は張り裂けそうになっているのが伝わってきて、本当に辛いシーンだった。

さらに、金のありかを探すキム・ジェソンは、ムリムに直接揺さぶりをかけてくる。「あんたの結婚式で渡した10万ドル、紙幣番号はAAから始まるやつだったな」と。これはもう、ただの脅しじゃない。家族ぐるみで追い詰められていくムリムの絶望は、計り知れないよ。

母の決断、そして新たな希望?

息子が真実を知り、苦しんでいることを悟ったボンヒ。彼女は、ついに自首する決意を固める。ムリムに連れられて警察署へ向かおうとするんだけど、クリーニング店の入り口で足が止まってしまうんだ。その背中からは、恐怖と息子への愛、そして家族を守りたいという思いが入り混じった、言葉にならない感情が伝わってきたよ。

一方、タイムリミットが迫るダリムとガンジュは、自分たちで金を稼ごうと必死だ。ガンジュは昔の同僚デザイナーに声をかけ、自分の会社「ソガンアパレル」への協力を頼む。最初は相手にされなかったけど、彼の情熱が少しずつ人の心を動かし始める。ラストでは、新しいデザイナー仲間と祝杯をあげるシーンもあって、絶望の中にも一筋の光が見えた瞬間だったね。

さあ、ボンヒは自首してしまうのか?ガンジュとダリムは、期限までにお金を用意できるのか?物語は一気にクライマックスへ向かっていくね!

『タリミファミリー~恋もお金もクリーンに!』第26話の感想

今回は、各キャラクターの感情が正面からぶつかり合う、非常に密度の濃いエピソードでした。特に印象的だったのは、正義と家族愛という、決して両立できないものの間で引き裂かれる刑事ムリムの苦悩です。彼が母ボンヒに真実を問いただすシーンは、静かでありながらも画面全体に緊張が走り、見ているこちらの胸が締め付けられました。自分の職業倫理と、たった一人の母親を守りたいという本能的な愛情との葛藤は、このドラマが持つテーマの核心を突いています。

また、ペク・ジヨンの行動力と執念にも圧倒されました。彼女の言動は常軌を逸しているように見えますが、その根底には元夫への未練やプライド、そして息子への歪んだ愛情が見え隠れしており、単なる悪役ではない複雑な人間性が描かれていました。元夫との激しい口論は、長年積み重なった愛憎が爆発した結果であり、物語に強烈なエネルギーを与えています。

絶望的な状況の中で、自らの力で道を切り開こうとするダリムとガンジュの姿には、かすかな希望を感じました。家族が犯した罪という重い十字架を背負いながらも、二人が手を取り合って未来を掴もうとする奮闘から、目が離せません。

つづく