ついに迎えた最終回!お金と愛、そして家族の絆を巡る物語は、一体どんな結末を迎えるのでしょうか?波乱万丈だったタリミファミリーとガンジュたちの運命を、最後の最後まで見届けましょう!
衝撃の幕開け!ガンジュ、絶体絶命のピンチ
物語は、前回の衝撃的なラストシーンから始まります。母ジヨンのお金を守るため、ローン会社のチンピラたちに立ち向かったガンジュ。しかし、バットで頭を強打され、血を流して倒れてしまいます。
病院に緊急搬送され、手術室の前に集まる家族。母ジヨンは、息子を危険な目に遭わせた自分を責め、泣き崩れます。ガンジュの父であるジ会長も駆けつけ、犯人たちが「母親が息子を見捨てて金を持って逃げた」と証言したことを聞き、激しい怒りを露わにします。
手術は成功したものの、ガンジュは意識不明の重体に。医師からは「いつ目覚めるかわからない」と厳しい現実を告げられます。
母の涙と決意、そして家族の再生
ジヨンは、お金に執着したせいで息子を死の淵に追いやってしまったことを深く後悔します。「このお金のせいで…」と、大金を前にして号泣し、ガンジュの命が助かるならお金は要らないと心から願うのでした。
一方、父や祖父母が刑務所にいる間、ダリム、ムリム、チャリムの三姉弟は、家族の誇りであるクリーニング店を自分たちの手で守り抜こうと決意します。客足が遠のく中でも、力を合わせて店を再開する姿は、家族の強い絆を感じさせます。
愛が起こした奇跡!ガンジュ、ついに目覚める
意識の戻らないガンジュの病室では、父ジ会長と母ジヨンが「お前のせいだ!」と壮絶な口論を繰り広げます。見かねたジヨンは、ガンジュが心を開いているダリムに助けを求め、「あの子を起こして」と懇願します。
最初はジヨンに追い返されたダリムでしたが、彼女の必死の願いを受け入れ、ガンジュのそばで語りかけます。ダリムが持ってきた手作りのお弁当をジヨンが口にするシーンは、二人の間にあった壁が少しずつ溶けていく象徴的な場面でした。
ジヨンはさらに「キスをしてみて」とダリムに大胆な提案をします。しかし、それでもガンジュは目覚めません。万策尽きたかと思われたその時、ジヨンが最後の切り札を切ります。
「この1000万ドル、全部寄付するわ!あなたみたいに目の手術が必要な人たちのために!」
その言葉に、ガンジュのまぶたがピクリと動いたのです!その反応を見たダリムとジヨンが必死に呼びかけると、ついにガンジュはゆっくりと目を開けました。
目覚めたガンジュは、母に寄付の約束を守るよう釘を刺し、そして隣にいるダリムに「愛してる」と告白。ダリムも涙ながらに「私も愛してる」と応え、二人は熱いキスを交わすのでした。
10ヶ月後…それぞれのハッピーエンド
物語は10ヶ月後へ。タリミファミリーの母ボンヒ、祖父ジョング、祖母ギルレが1年の刑期を終えて出所します。家族や近所の人々が温かく出迎える中、彼らは二度と過ちを犯さないと誓い合います。
- ガンジュとダリム:ダリムはファッションMDになるという新しい夢を見つけ、勉強に励んでいます。ガンジュとの愛も順調そのもの。
- ジヨン:約束通り、目の見えない少女の手術費用を寄付。最初は一人分だけでしたが、感謝のビデオメッセージを見て心動かされ、追加の寄付を申し出ます。お金より大切なものを見つけた彼女の表情は晴れやかでした。
- チャリムとテウン:二人の結婚は家族公認となり、テウンの父(ジ会長)も交えて和やかに顔合わせが行われます。
- ムリムとスジ:父である刑事ミヨンの反対を乗り越え、スジは毎日クリーニング店に通い続けます。その一途な想いはミヨンの心をも動かし、二人の関係を認めることを示唆します。
- ボンヒとミヨン:ミヨンはボンヒに「一緒に働こう」と誘い、二人の未来も明るいものに。
最後は、タリミファミリーのクリーニング店で、洗濯機から50ドル札が見つかるというコミカルなシーンで幕を閉じます。家族の「お金好き」な一面は変わらないのかもしれませんが、そこには温かい笑いと幸せが満ち溢れていました。
『タリミファミリー~恋もお金もクリーンに!』最終回 第36話の感想
お金とは何か、家族とは何かを問い続けたこの物語は、見事な大団円を迎えました。すべての登場人物がそれぞれの過ちと向き合い、赦し、そして新しい一歩を踏み出す姿には胸が熱くなります。特に、最後までお金への執着を手放せなかったガンジュの母ジヨンが、息子の命をきっかけに本当の豊かさに目覚めていく過程は、このドラマの核心だったように感じます。彼女が寄付を決意し、感謝の言葉に静かに涙するシーンは、本作屈指の名場面と言えるでしょう。コメディとシリアスな人間ドラマのバランスが絶妙で、笑いと涙の中に、人生で本当に大切なことを教えてくれる、心温まる最終回でした。