コーチ解任の危機!ガラムの奇策が炸裂!

前回、勝利祈願祭をぶち壊したガラム(ユン・ゲサン)。案の定、教頭は激怒してガラムの解任を求める投票を開くんだ。ラグビー部も練習場所を失って、まさに四面楚歌の状態。でも、ここで終わらないのがガラムだよね!

彼はなんと、校長を説得して、ラグビー部員を他の部活に一時的に「レンタル移籍」させるっていう奇策に出るんだ。もちろん、他の部活の先生たちは、慣れないラグビー部員が来て練習がメチャクチャになるから大迷惑!

そして、運命の解任投票。先生たちは「ラグビー部がなくなって、あの部員たちが自分の部に来られてはたまらん!」と考え、こぞってガラムの残留に投票(笑)。結果はまさかの同票で、校則によりガラムのコーチ続投が決定!いやー、この展開は痛快だったね!ガラムの頭脳プレーに一本取られたって感じ。

強豪との絶望的な試合とキャプテンの離脱

でも、教頭も黙っちゃいない。次なる嫌がらせとして、5年間一度も勝ったことがないどころか、1点も取れずに完封負けを喫している超強豪・テサン高校との練習試合をセッティングするんだ。

これに対してガラムはあっさり承諾。でも彼の口から出たのは「勝つためじゃない。より良い負け方を学ぶためだ」という衝撃的な言葉。これにはキャプテンのソンジュン(キム・ヨハン)もブチギレ!「そんな試合はできない!」とチームを飛び出しちゃうんだ。

ソンジュンの気持ちも分かるよね。彼はスペインリーグに移籍したスター選手の兄ソクジュンと常に比べられ、家族からも孤独を感じている。そんな彼にとって、ラグビーは唯一のプライドだったはず。それなのに「負け方を学べ」なんて言われたら、心が折れちゃうよな…。

拡声器で愛の告白!?ガラムの熱血説得

ソンジュンがチームを去り、ガラムもさすがに凹んで友人の店でヤケ食い。でも校長に「うじうじしてないで、ちゃんと向き合え!」と活を入れられ、なんと拡声器を持ってソンジュンの家の前へ!

近所迷惑も顧みず、大声でソンジュンへの想い(?)を叫ぶガラム。恥ずかしさのあまり家から飛び出してきたソンジュンに、ガラムは熱く語りかけるんだ。「俺は一度道を間違えた。だからお前には同じ思いをさせない」と。その真摯な言葉に、ソンジュンもついに心を開き、チームへの復帰を決意するんだ。このシーン、ちょっと笑えるけどグッと来たな。

屈辱の先にあった、たった一つの「トライ」

そして迎えたテサン高校との試合当日。教頭はソンジュンに「試合をボイコットすれば大学推薦をやる」なんていう悪魔の囁きまでしてくる始末。でも、チームメイトの信頼とガラムの言葉を胸に、ソンジュンはグラウンドに立つ。

試合が始まると、前半は案の定、一方的な展開。35対0という屈辱的なスコアで折り返す。相手のキム監督からは「あいつらは踏みつけられるのがお似合いのバカどもだ」とまで罵られる始末。

でも、これは全てガラムの作戦だったんだ。前半はひたすら守備に徹して相手を焦らせ、体力を削る。そして後半、ついにガラムは選手たちに「解き放て」と指示を出す!

部員たちが叩き込んできた、たった一つの必勝プレー。それが火を噴いた時、奇跡が起こる。ソンジュンが、全員の想いを繋いで英雄的なトライを決めたんだ!

結果は35対5で惨敗。でも、あのテサン高校から5点を奪ったこの「負け」は、どんな勝利よりも価値のあるものだった。観客席の元カノ(?)イジも、看護師のヤンセンも、みんなが涙ぐみ、選手たちの魂の勝利を祝福したんだ。

しかし、物語はここで終わらない。試合後、テサンのキム監督がハンヤンの選手テプンに「うちに来ないか?」と引き抜きの声をかける。そしてテプンはガラムに、そのオファーを受けるつもりだと告げるんだ…。ええー!ここで終わり!?

『TRY 〜僕たちは奇跡になる〜』第2話の感想

負けることが決まっている試合に、どう意味を見出すのか。今回のエピソードは、その答えを力強く示してくれたように思う。ガラムの「より良い負け方」という言葉は、単なる負け惜しみではなく、どん底から這い上がるための現実的な第一歩だった。前半の屈辱的な展開は、後半のたった一つのトライを、何倍にも輝かせるための見事な伏線だったと感じる。ソンジュンの孤独や葛藤、そして仲間との絆が丁寧に描かれていたからこそ、彼のトライには心が震えた。ただ、最後のテプンの引き抜きは、ようやく一つになったチームに新たな亀裂を生む予感がして、胸がざわつく終わり方だった。次週、このチームがどうなってしまうのか、目が離せない。

つづく