いやあ、今回の第9話は、まさに綱渡りの始まりって感じでしたね!ヘラとジウォンの間に流れるピリピリした空気が、いよいよ本格的な社内政治の嵐に変わっていく、そんな予感がひしひしと伝わってきました。
さて、早速あらすじを見ていきましょう!
マーケットハウスのチーム長として部下たちに仕事を割り振るジウォン。しかし、なぜかヘラだけを意図的にタスクから外します。これ、明らかにあなたとは距離を置きますっていうサインですよね。でも、我らがヘラは黙っていません。何か仕事をくださいと食い下がり、なんとか業務にありつきます。
その裏で、ジウォンは上司のウォネから、取引先を一方的に切るような、かなりダーティーな仕事を押し付けられていました。ウォネは君がソジュンを抑えて次期取締役になるのを応援しているなんて甘い言葉をささやき、ジウォンを自分の駒にしようと画策している様子。ジウォンも、その誘いを断れない状況に追い込まれているようです。
一方、職場で社内サッカー大会の話を耳にしたヘラ。これはチャンス!とばかりに、キャリアアップの足がかりにしようと考えます。今や一家の大黒柱である彼女にとって、これは絶好のアピールの場。同僚のソジンを巻き込んで、試合への参加を決め込みます。
そして試合当日、ヘラは持ち前の勝負強さを発揮!試合終了間際に見事なゴールを決め、チームを勝利に導きます。この活躍がマーケットハウスの取締役であるグァンスの目に留まり、まんまと彼に気に入られることに成功!さすがヘラ、やることが大胆です。
その頃、ヘラの家庭ではちょっとした事件が。娘のイヨンが学校で何かやらかしてしまったらしく、父親のスピョが学校に呼び出されていました。仕事に奮闘するヘラの知らないところで、家庭にも暗雲が立ち込めているのかもしれません。
試合後、ヘラはグァンス取締役や他の参加者たちと祝勝会へ。そこでヘラは、とんでもない話を聞いてしまいます。なんとグァンスは、ジウォンの手柄を横取りし、彼女を失脚させようと企んでいたのです!
このままではジウォンが危ない!そう感じたヘラは、急いでジウォンの元へ向かい、グァンスの計画を伝えます。しかし、ジウォンからの返事はそんなことは知っているという衝撃的なものでした。そして、私の問題に口出ししないでとヘラを冷たく突き放します。
エピソードの最後、一人になったジウォンは激しい頭痛に襲われます。彼女が一人で抱え込んでいるものの大きさと、その孤独が痛いほど伝わってくるラストシーンでした。
『伝説のインターン コ・ヘラ ~Cold Blooded Intern~』第9話の感想
今回のエピソードは、登場人物それぞれの思惑が複雑に絡み合い、物語に一層の深みを与えていました。特に印象的だったのは、ヘラの善意が必ずしもジウォンのためにはならないという、もどかしい現実です。ジウォンを助けようとするヘラの行動が、結果的に彼女をさらに孤立させてしまう皮肉な展開には、人間関係の難しさを感じずにはいられません。ジウォンが全てを知った上で、あえて一人で戦おうとする姿は、彼女のプライドと覚悟の表れなのでしょう。しかし、そのために彼女が払っている代償の大きさが、ラストの頭痛のシーンに凝縮されていました。会社という組織の中で生き抜くことの厳しさと、それぞれの正義がぶつかり合う様が巧みに描かれており、非常に見ごたえのある回でした。
つづく