いやー、今回も面白かったな。前半は笑えるのに、後半で一気に話が動くから目が離せない。早速、第10話がどんな話だったか、君にだけ教えちゃうよ。

今回のカモは映画好きのゲスCEO

今回のターゲットはジョンホっていうCEO。こいつがまあ、絵に描いたようなゲス野郎なんだ。自分の会社の映画で、主演女優が決まらなくて困ってる。そこにグホとジェームズがいつものように近づく。

カフェで作戦会議だ。チームはジョンホにこう吹き込む。この映画の主演女優は、一番お金を出してくれた投資家と『特別な関係』になるのが恒例なんですってね。もちろん、ジョンホはまんまとその話に食いつく。

ただ、こいつはとんでもない自己顕示欲の塊だった。金を出す代わりに、とんでもない条件を出してくる。脚本は俺が全部書き直す。監督もプロデューサーも、なんなら主演も俺がやる!だって。自分の指紋をベタベタつけまくりたいわけだ。

チームはしぶしぶその条件を飲む。もちろん、これは時間稼ぎのため。ジョンホのオフィスにあるはずの城と黒い影の絵を探す時間が欲しかったんだ。でも、結局オフィスを探しても絵は見つからなかった。

まさかの展開!ターゲットが惚れたのは…

撮影現場はもう最悪。ジョンホは完全に現場を支配する王様気取りで、めちゃくちゃうるさい。グホもイライラしてるけど、金はちゃんと振り込まれたから我慢するしかない。

撮影が終わった後、イランがジョンホに絵のことを聞いてみる。するとジョンホは映画の中でチンピラのボスの役を俺にくれたら、見せてやってもいいとか言い出す。

ここからが、マジで予想外の展開だった。ジョンホが夢中になってた相手、イランだと思ってたろ? 俺もそう思ってた。

それが、なんとグホだったんだ!

ジョンホはグホに俺たちの仲だろ? パートナーになろうぜとか言って、無理やり飲みに連れて行こうとする。このとんでもない勘違いに、さすがのイランも完全に固まってた。あの顔は傑作だったな!

映画プレミアでの大逆転劇

そして、ついに映画のプレミア上映会の日が来た。最初は観客もおーとか言って、いい雰囲気で進んでいく。ジョンホもご満悦だ。

でも、スクリーンに映る映像が突然切り替わる。

そこに映し出されたのは、ジョンホが経営する水産加工場の隠し撮り映像だった。商品のラベルを偽造してる様子や、従業員にパワハラしてる場面が全部スクリーンに流れる。会場は大騒ぎ。ジョンホはあっけなく警察に連行されていった。今回も一件落着だ。

ついに見えてきた黒幕の正体

詐欺は成功したけど、話はここで終わらない。場面はイランの部屋へ。壁に貼られた証拠ボードは、さらに情報が増えて、もうすごいことになってる。イラン自身も、いつもの冷静さを失いかけてるように見える。

彼女はあるギャラリーで、ついに探していた黒い影の絵を見つける。そして、その場でカン・ヨソプという男の姿を捉える。ヨソプはイランには気づいていない。こいつが、どうやらイランの最終ターゲットらしい。建築事務所のCEOで、『プラン・ユートピア』なんていう、金持ちと貧乏人の格差をなくすとかいう内容の本まで出す予定だ。

ヨソプの過去も少し明らかになる。彼は貧しい家庭に生まれて、父親から虐待を受けていた。その怒りが、彼を世界を変えるという歪んだ野望に向かわせたみたいだ。過去にはマジシャンや家庭教師をしていた時期もある。この家庭教師というのが、イランの過去と深く繋がっている。

その頃、家に戻ったグホが、偶然イランの証拠ボードを見てしまう。今まで自分たちが騙してきたターゲットたちが、全員一枚の絵のように繋がっていることに気づく。

イランは観念したように、真実を告げる。君のお父さんも、被害者の一人だった。グホの父親の写真が壁にあった理由は、それだったんだ。

感想

今回のジョンホを巡る詐欺は、正直かなりコメディ色が強くて声を出して笑ったよ。特にジョンホがイランじゃなくてグホに惚れるっていう斜め上の展開は、本当に予想外だった。あの時のイランの呆然とした顔は、このドラマ屈指の名シーンだと思う。

でも、笑っていられたのは前半だけ。後半パートで、物語は一気に核心に突入した。イランの復讐計画の全体像がぼんやりと見えてきて、彼女がただの天才詐欺師ではないことがはっきりした回だった。彼女の行動の裏には、深くて暗い過去がある。

そして何より、グホが全ての真実を知ってしまった。今まで仲間だと思っていたイランの本当の目的を知って、彼はどうするのか。チームの関係がどう変わっていくのか、そこが一番気になる。カン・ヨソプっていうラスボスも不気味で、最終章に向けて一気に空気が重くなった感じがする。

つづく