最終決戦、始まる
物語はいつものように、12人の天使がどうやって生まれたかのナレーションから始まった。闇の軍勢と戦って、地獄の門を封印した話だ。結局、そのせいで天使たちは力を失った。それをサミンがまたこじ開けた。全部あいつのせいだ。
場面は現代のソウルに戻る。街ではまだ悪霊に憑りつかれた人々が暴れている。天使たちは、悪霊化した仲間たちと戦っていた。見ていて辛い光景だ。オグィはテサンビルを見守っている。その間、マンボクは路上で小さな男の子を救っていた。地味だけど、こういうのが一番大事だよな。
テサン vs サミン、そして悲しい結末
ビルの中では、テサンとサミンの直接対決が始まっていた。最初のラウンドは、はっきり言ってテサンの完敗だった。サミンと手下たちにやられて、テサンはボロボロになる。見ていられなくなったオグィが、ついに助けに入った。
でも、新しい力を手に入れたオグィでさえ、サミンには敵わなかった。サミンはオグィを容赦なく刺し、その翼をへし折る。ミルは、体が動かないまま、その全てを見ているしかなかった。オグィは息絶える瞬間まで、ミルのことだけを考えていた。かつて交わした約束通り、彼の愛は最後まで揺らがなかった。
上の階では、他の天使たちも苦戦していた。悪霊に憑かれた仲間は、とんでもなく強くなっている。オグィが時間を稼いでくれたおかげで、テサンは少しだけ回復する時間を得た。彼は再び立ち上がり、サミンと向き合う。怒りと悲しみ。それがテサンの力になった。今度のテサンは強かった。サミンを打ちのめし、ついに倒した。
戦いの終わりと、取り戻した日常
サミンが消滅すると、ミルの魂の石が彼女の体に戻った。ミルはふらつきながら起き上がり、オグィのもとへ駆け寄る。サミンの死とともに悪霊たちは逃げ出し、人々に取り憑いていた呪いも解けた。天使の仲間たちも、ようやく元の人格を取り戻したんだ。
天使たちはもう一度、地獄の門を封印した。そして、また力を失った。
ようやく再会できた仲間たち。みんなでその喜びを分かち合う。テサンは、家族がまた一つになったのを見て、静かに涙を流していた。世界は平和を取り戻し、天使たちはそれぞれの日常に帰っていく。
もちろん、4人の古い天使たちは現代の生活に慣れるのに少し時間がかかった。でも、仲間たちがみんなで手伝ってくれた。
バンウルは声を取り戻した。テサンも自分の幸せを見つけ、また人助けを再開する。児童養護施設に寄付をしたり、クムスンが新しく開いたレストランにみんなを連れて行ったり。本当に平和な時間が流れていた。
まさかのラスト
ミルは、昔オグィと会っていた洞窟へ向かった。彼女がそこにいると、黒い霊が立ち上るのが見えた。その霊がミルに憑りついたのか、それは分からない。
場面は変わる。テサンがビルの外で、何か邪悪な気配を感じ取った。その気配の主は、地下にあるオグィの遺体を目指して、オフィスを破壊しながら進んでいく。
そして、物語は終わる。オグィの心臓が、再び鼓動を始める。彼の体が、ゆっくりと再生していくところで。
このエピソードの感想
いや、最後の最後でこれかよ。オグィの犠牲には本当に泣かされた。ミルを想う一途な気持ちが、彼の行動すべてに表れていたな。彼がこの回の主役だったと言っていい。テサンが怒りで覚醒する展開は王道だけど、やっぱり胸が熱くなる。一度は平和な日常が戻ってきて、バンウルの声が戻ったり、みんなで食事をしたりするシーンは、本当に良かったんだ。このままハッピーエンドで終わってくれよって、誰もが思ったはずだ。なのに、あのラストシーンだ。ミルの不穏な様子と、オグィの復活。これはもう、続編を作りますっていう宣言みたいなもんだろ。完全にやられたよ。気持ちよく終わらせてくれない。でも、だからこそ続きが気になってしまうんだ。