第4話、混乱は加速する

物語は、ミナが生きていた頃の回想から始まる。彼女は、ヨンミンが現金の詰まったバッグを持っているところを見てしまった。これが原因で、ヨンミンはミナが金を盗んだと勘違いする。彼は彼女を殴りつけた。その後、ミナはその金を持って本当に家出してしまう。そして、地下鉄でミナを見かけたハビンがあいつを殺すと呟くんだ。この一言で、こっちの頭はもうぐちゃぐちゃだよ。

ハビンの巧妙な罠

場面は現在に戻る。ハビンは警察が来た後、家出少女たちとモーテルにいた。彼女はギャングに入りたいなんて嘘をついてミナに近づく。ミナの部屋で大量のスマホを見つけたハビンは、警察を呼ぶと脅した。案の定、二人はもみ合いになる。その混乱の中、ハビンはわざと他の子のスマホをベッドの下に蹴り入れた。ミナが警察に連行されている隙に、そのスマホに追跡アプリを仕込むためだ。ここまで計画的だと、本当にハビンがミナを殺したんじゃないかって思えてくる。

追い詰められるハビンとテスの決断

一方、父親のテスは、今回の事件が連続殺人の可能性があると知る。彼はプロファイラーとしての顔と父親としての顔の間で揺れ動く。結局、彼は娘のキーホルダーを証拠として警察に提出したことを、ハビン本人に告げた。早く自首しろ、と。でも、ハビンは一枚上手だった。着替えてくると言って部屋に入り、父親から精神的な虐待を受けていると警察に通報したんだ。これで、彼女は警察署に行くこともなく、父親から一時的に離れることができた。本当に頭が切れる子だよ。

明かされる衝撃の真実

ヨンミンは警察に連行されるけど、証拠不十分で結局は釈放される。ただ、テスとの尋問で大きなミスを犯した。1年も前に埋められた遺体に、どうしてアザが残ってるんだ?なんて、知るはずのないことを口走ってしまう。

話はここから、とんでもない方向に転がっていく。ハビンが必死に隠していたスマホ。あれは、死んだ母親ジス(ユン・ジス)のものだったんだ。ハビンが追っていたのは、ミナやスヒョンじゃない。母親を恐喝していた連中への復讐だった。

そして、その恐喝に使われたネタが、今回のエピソードの最後に明かされる。ヨンミンがハビンに見せつけた動画には、母親のジスがスヒョンの遺体を埋めている姿が映っていた。そう、スヒョンを殺したのは、ハビンの母親だったかもしれない。ハビンはその事実を知っていて、母親を死に追いやった恐喝犯たちを許せなかった。だから、復讐を始めたんだ。

感想

いやあ、今回の4話は情報量が多すぎて、正直、頭がパンクしそうだった。話があっちこっちに飛ぶから、一瞬え、今どういう状況?ってなったよ。でも、最後の最後で全部がつながった時の衝撃はすごかった。ハビンの行動が、ただの不良少女の暴走じゃなくて、母親のための復讐だったっていう軸が見えた瞬間、これまでの謎が一気に解けた気がしたな。母親が殺人犯かもしれないっていう展開は、さすがに予想できなかった。父親はプロファイラーで、娘は復讐者、そして母親は殺人犯って、どんな家族だよ。登場人物が全員怪しくて、誰一人として信用できない。この疑心暗鬼な感じが、このドラマの一番面白いところかもしれない。テスが娘を信じたい気持ちと、プロファイラーとして疑わなければいけない立場の間で苦しむ姿も、見ていて本当に辛い。でも、だからこそ目が離せないんだよな。

つづく