あらすじ

物語は、ユン・ジュノが懲戒委員会にかけられるっていう、いきなり絶体絶命のピンチから始まる。JUMBO製薬の株価操作に関わった疑いだ。周りはみんなハラハラしてるのに、当のジュノはどこか落ち着いてる。まるで何かを企んでるみたいにさ。

一方、ジュノを目の敵にしてるハ・テスは、ここぞとばかりに彼を追い詰めようと画策してる。ジュノはこのまま会社を去ることになるのか。それとも、兄の死の真相に繋がる黒幕を暴き出すための、壮大な作戦の一部なのか。手に汗握る最終交渉が、今まさに始まろうとしてたんだ。

ネタバレ

委員会が始まって、いきなり度肝を抜かれたよ。ジュノが、自分にかかってる疑いを全部あっさり認めちまうんだから。イ・ドンジュンはおいおいマジかよって感じで必死に止めようとする。でも、ジュノの覚悟はもう決まってた。兄ユン・スノの無念を晴らすためなら、自分がどうなってもいいってわけだ。

その頃、ハ・テスはほくそ笑んでた。ジュノを株価操作の主犯に仕立て上げて、自分たちは被害者だって世間にアピールする計画を立ててたんだ。汚いヤツだよ、まったく。

ここで、ドラマは株価操作の仕組みを丁寧に説明してくれる。これがまたリアルで面白い。洗盤とか対敲取引とか、素人にはよく分からない言葉が出てくるけど、要は仲間内で株を売ったり買ったりして、わざと株価を吊り上げる詐欺の手口だ。そして、何も知らない一般投資家が高値で掴んだところで、自分たちは売り抜けてトンズラする。JUMBO製薬の株価チャートは、この操作が失敗したせいで、典型的な形にはならなかったらしい。

でも、ジュノはただやられるだけじゃなかった。彼の協力者が、事件の鍵を握る人物のパソコンをゲット。そこからオ・スニョンたちが、ハ・テスの悪事を証明する決定的な証拠を見つけ出すんだ。チームプレーが光る瞬間だよな。

そして委員会、ジュノの反撃が始まる。JUMBO製薬の株価を操った黒幕は、ハ・テス専務、あんただ!って、ビシッと言い放つ。かっこよすぎだろ!

追い詰められたハ・テスは、ジュノの兄さんの話を持ち出して話をそらそうとする。ジュノが持ってる株は、兄さんから借金と一緒に相続したものだった。ハ・テスは、ジュノの兄さんがあの株を買ったのはただの偶然だろ、みたいに言うんだけど、これが完全に裏目に出る。

ジュノが明かした真実はこうだ。当時、株価操作のグループの一人が約束を破って5万株を売った。そのわずか1分後に、ジュノの兄さんがちょうど同じ5万株を買っていた。これが偶然なわけない。兄さんはハメられたんだ。

ハ・テスは証拠がない!って往生際悪くわめく。その瞬間、オ・スニョンが証拠の資料を持って颯爽と登場!タイミングが完璧すぎて鳥肌立ったよ。

形勢は完全に逆転。さっきまでジュノを裁く側だったハ・テスが、今度は自分が裁かれる側に。会長のソン・ジェシクも容赦しない。ハ・テスは即日クビ、しかも賠償金は1ウォンもなし。痛快だったな。その日の夜に荷物をまとめて会社を去る後ろ姿は、なんとも哀れだった。

これで一件落着かと思いきや、このドラマはそんなに甘くない。

サンイングループの危機はまだ続いてて、今度はシーモア・ファンドっていう海外の投資会社が乗り込んでくる。会長も出席する重要な会議が開かれるんだけど、その場に現れた相手方の理事を見て、全員が凍りつく。

そこにいたのは、なんとクビになったはずのハ・テスだったんだ。敵の理事として、ジュノの前に再び立ちはだかるなんて、どんだけしぶといんだよ! ジュノ率いるサンイングループと、ハ・テス率いるシーモア・ファンドの新たな戦いが始まるってところで、物語は幕を閉じる。ここで終わりかよ!って、最高の引きだったな。

感想

いやー、最終回、マジでジェットコースターみたいな展開だったな。ジュノが全部の罪を認めた時はどうなることかと思ったけど、あれが全部、ハ・テスを叩き潰すための壮大な前フリだったとは。大逆転劇の気持ちよさは、ここ最近のドラマでもトップクラスだったよ。

特に、株価操作の仕組みを解説するパートがリアルで引き込まれた。ただの勧善懲悪じゃなくて、経済犯罪の裏側をしっかり見せてくれるから、物語に深みが出てる。そして、追い詰められたハ・テスが裁かれる側に回るシーンは、本当にスカッとした。悪役がしっかり裁かれるのは、見ててやっぱり気持ちがいいもんだ。

でも、一番やられたのはラストシーンだよな。クビになったはずのハ・テスが、敵の会社の人間として復活するなんて、誰が予想した? あの絶望感と、ここからまた始まるのか!っていうワクワク感が同時に押し寄せてきて、完全にやられた。終わりは新たな始まりって言葉が、これほど似合う最終回も珍しい。シーズン2があるなら、絶対に見逃せないよ。

おすすめ: