あらすじ(ネタバレあり)

大統領選への道

ムンジュがイム・ドゥジンっていう老人に会いに行くところから話は始まる。このドゥジンは、亡くなった夫ジュンイクに朝鮮半島統一の考えを教えた人物だ。ジュンイクの通話履歴に名前があったから、ムンジュは直接会って話を聞きにきた。

ドゥジンは、ジュンイクが統一こそ唯一の道だと気づいていたと明かす。彼はジュンイクに協力を求められたけど、政治には関わりたくないって断ったらしい。今じゃ命が狙われるのを恐れて、海外に高飛びする準備をしてる。ムンジュは彼に私が大統領選に出るから手伝ってと頼む。でも、ドゥジンは北はもう手遅れだと取り合わない。それでもムンジュは、自分の選挙キャンペーンのメモを彼に託すんだ。

その頃、世間ではムンジュの人気が爆発していた。撃たれたジュンイクをかばう写真が拡散されたおかげだ。オクソンが予測した通りの展開だね。ムンジュとオクソンは計画通り、邪魔な連中を排除していく。ジュンサンは脅されて国外へ。新共和国党の党首ファン・マンイも脅しに屈してムンジュ支持を表明する。このあたりのスピード感は見ていて小気味いい。

ムンジュの選挙キャンペーンが正式に始まって、ミジが責任者になった。チームはジュンイクが使っていた暗号化メールの解析を進める。でも、解除には15文字のキーが必要で、作業は難航する。

迫りくる危機

オクソンはムンジュに、もうすぐ出馬表明だと告げる。泣くタイミングまで指示されたスピーチ原稿を渡されて、ムンジュも複雑な顔だ。その夜、ファン・マンイから不穏な情報が入る。ムンジュの出馬表明前に、何人ものアメリカ人がソウル入りしているらしい。彼はムンジュの身に危険が迫っていると警告する。

同じ頃、サンホもソウルに到着し、ヴァルキリーから正式な任務を受けていた。

翌朝、チェ大統領からムンジュに電話が入る。大統領は、ムンジュが自分に盾突くとは思っていなかったと伝える。彼女は戦争を止めるためには手段を選ばないつもりだ。でもムンジュは、ジュンイクの死をアメリカとの外交カードに使うやり方に反発する。平和は嘘の上には築けませんと言い切るんだ。

列車爆弾テロ

ムンジュが公式行事に向かう中、サンホはアメリカ人傭兵と韓国人の爆弾専門家が国内に潜入した情報を掴む。彼はムンジュが乗る予定のソウル行き列車に爆弾が仕掛けられていると直感する。サンホはチャンヒに連絡を取り、なんとかムンジュと電話をつなぐ。

席から動かないでください!

サンホは叫ぶけど、もう遅い。ムンジュはすでに列車に乗り込んでいた。サンホは列車が次に停まる駅へと急ぐ。

なんとか列車に乗り込んだサンホは、ムンジュの前の座席に隠された爆弾を発見する。ワイヤーが彼女の座席につながっている。警察は駅を封鎖するけど、爆弾処理班の到着は10分後。爆発までは、たったの6分しかない。

サンホはワイヤーを切ろうとするけど、うまくいかない。彼は覚悟を決めて、ムンジュと席を入れ替わる。そして彼女に逃げるよう指示する。カウントダウンが進む中、サンホは爆発の瞬間に飛び上がり、荷物棚を盾にして衝撃を防いだ。彼は怪我を負ったけど、命は助かった。

新たな相棒

この大事件の後でも、ムンジュはイベントを続行すると決める。広場では大勢の支持者が彼女を一日中待っていた。近くのビルでは、サンホがスナイパーライフルを構えて彼女を見守る。

ムンジュは用意された原稿を無視して、自分の言葉で語り始める。その心からのスピーチは、聴衆の心を強く揺さぶり、大成功を収めた。

その夜、ムンジュは教会でサンホと会う。どうして危険が分かったのかと尋ねる彼女に、サンホは答える。ジュンイクの仕事を引き継ぐ以上、危険は当然だと。彼もまた戦争を止めたいと願い、彼女のボディガードとして雇ってほしいと申し出る。ムンジュは、チームによる身元調査の後に彼を雇うことに同意する。

物語の最後、一隻の潜水艦が海面に浮上し、空に向けてミサイルを発射するシーンで幕を閉じる。

今回のエピソード、ぶっちゃけどうだった?

いやー、第3話はマジで息つく暇もなかったな。ムンジュの人気が爆上がりして、邪魔者をサクサク排除していく前半の政治劇も面白かったけど、後半の電車爆弾テロはヤバかった。サンホ、何者なんだよって。ただの元兵士じゃないだろ、あれは。爆弾処理までこなして、最後はムンジュのボディガードに収まる。完璧な流れだ。ムンジュの演説も鳥肌立ったな。原稿を無視して自分の言葉で語る姿は、まさにリーダーの器。でも最後のミサイル発射シーンで全部持っていかれた。もう国内のゴタゴタどころじゃない。いきなり世界規模の話になってきたぞ。

つづく