あらすじ(ネタバレあり)

新しいボディガード、サンホ登場

前回、爆弾テロの危機からムンジュを救ったサンホ。今回から正式に、彼女の個人ボディガードとして働くことになった。でも、補佐官のチャンヒは、傭兵上がりのサンホが信用できない。最初からバチバチだ。

ムンジュは新しい隠れ家に引っ越す。サンホは彼女の安全のためなら何でもやる。隣の部屋で寝るし、食事も自分で作る徹底ぶりだ。でも、姑のオクソンはチャンヒを呼び出して、自宅に仕掛けられた盗聴器の調査を頼む。彼女はまだムンジュを疑ってるんだ。サンホは、その会話を偶然聞いてしまう。

またしても暗殺未遂!

世界情勢もきな臭い。チェ大統領は中国を訪問。アメリカの副大統領や北朝鮮のトップも中国にいるらしい。戦争の仲裁が目的だとムンジュは睨んでる。そんな中、CIAがムンジュを狙っているかもしれない、なんて情報も入ってくる。

そして案の定、ムンジュはまた命を狙われる。演説の帰り道、渋滞にハマったと思ったら、前にはタンクローリー。サンホは近くに立つ怪しい男に気づく。以前も見かけた男だ。サンホはすぐに車をUターンさせろと叫ぶ。その直後、後ろからトラックが突っ込んできて、タンクローリーが大爆発。まさに間一髪だった。

サンホは、男のタトゥーから危険を察知したらしい。ネパールのヤバい兵士がするタトゥーなんだと。サンホはムンジュを連れて地下鉄の線路を歩いて逃げる。携帯の電源も切らせて、徹底的に追跡をかわす。本当に頼りになる男だ。

それぞれの疑念

一方、チャンヒはサンホへの疑いを深めていく。サンホが所属していた傭兵会社が、前回の爆破テロに関わった会社と繋がっていることを突き止める。ミジがすぐに見つけすぎたこの隠れ家も、サンホが手配したんじゃないかと疑う。ムンジュは彼を監視する理由があるとだけ答える。

その言葉通り、ムンジュはサンホから返してもらったネックレスに盗聴器を仕掛けていた。誰も信用していない。それが彼女のやり方だ。

サンホも黙ってはいない。彼は雇い主(イーサン経由)に電話してブチ切れる。自分の居場所が筒抜けな上に、情報もよこさない雇い主に対して金は返す。もう辞めると宣言する。この日の移動ルートを知っていたのは、雇い主とイーサンだけだったからな。

ジュニクの秘密

物語は終盤、さらに加速する。チャンヒは、亡くなったジュニクが車に隠していた秘密のスマホを発見する。ロックを解除して中身を見たチャンヒは、衝撃のあまり自分のPCを初期化してオフィスを飛び出す。その直後、彼は交通事故に遭い、意識不明の重体に。病院に運ばれる前、彼はムンジュにジュニクは本当にスパイだったようだと言い残す。

呆然とするムンジュのもとに、知らない番号からメッセージが届く。そこには住所と、ジュニクが彼女に贈った十字架のネックレスの写真が。

サンホと共にその家へ向かうムンジュ。家の中には、ジュニクが知らない女と子供と、幸せそうに写っている写真があった。その瞬間、写真の女性と子供が部屋から出てくる。ここで4話は終わりだ。

感想

いやあ、今回も息つく暇もなかったな。サンホの有能さが半端じゃない。ただの腕っぷしが強いボディガードじゃないんだ。観察眼、判断力、そして危機察知能力。どれも一流だ。彼がいなかったら、ムンジュは何度死んでいたことか。

でも、ムンジュも負けてない。サンホを頼りながらも、ネックレスに盗聴器を仕掛けるしたたかさ。彼女は誰も信じていないし、自分の力で真実を突き止めようとしている。その強さが彼女の魅力だよな。

そして、最後の展開には驚かされた。夫ジュニクの裏の顔。スパイ疑惑だけでも衝撃なのに、別の家族までいたなんて。これはもう、単なる政治サスペンスじゃない。ドロドロの人間ドラマも絡んできた。忠臣だったチャンヒが事故に遭ってしまったのも辛い。彼が見たものは何だったのか。物語の謎が一気に深まった回だった。

つづく