あらすじとネタバレ
さっそく本題に入ろうか。今回は、ムンジュの前にとんでもないのが現れるところから始まる。
新たな敵、現る
死んだ夫ジュニクの、もう一つの家族。カン・ハンナと名乗る女が、9歳になる息子を連れてきたんだ。ジュニクの子どもだっていう。しかも、ジュニクが殺された教会に自分たちもいたって言うんだから、もうムチャクチャだよ。
このハンナって女、かなり強気だ。息子のために遺産はいただくって宣言する。ムンジュに向かってあなたは涙も流さず気品があって、本当に悲しんでるようには見えないなんて言い放つ始末。これからムンジュを泣かせてやるってさ。
で、この件を裏で手引きしてたのが、なんと義母のオクソン。ムンジュはブチギレてオクソンの家に乗り込む。オクソンは同情票を集めて大統領になるチャンスだなんて言うけど、ムンジュはそんなやり方を望んでない。今まで交わした契約書をビリビリに破り捨てて、オクソンとの決別を宣言するんだ。これで終わりじゃない。ムンジュはオクソンの長年の脱税の証拠を突きつけて、ハンナを黙らせろって脅し返す。いやー、スカッとしたね。
心がぐちゃぐちゃになったムンジュは、サンホに誰もいない場所に連れて行ってと頼む。サンホが連れて行った田舎で、ムンジュは彼の銃を借りて的に向かって撃ちまくる。溜まったフラストレーションを全部吐き出すみたいにね。
暴かれる真実
その頃、別の場所でも話は進んでた。イム・ドゥジンっていう人物が、アメリカが北朝鮮を攻撃する可能性について民衆に訴えてたんだ。でもその夜、彼は若者たちに襲撃される。病院に見舞ったムンジュに、ドゥジンはチェ大統領の中国訪問は失敗したっていう情報と、アメリカの攻撃が近いことを示すいくつかのサインを伝える。そのサインの一つが、避難勧告の合図としてラジオから流れるフランク・シナトラの曲だってこと。話してる最中に、スーツの男たちが現れてドゥジンをスパイ容疑で逮捕しちゃうんだ。
一方、ミジがついにジュニクの暗号化されたメールの解読に成功する。パスワードはジュニクのテキストメッセージの中にあった。そのメールで、とんでもない事実が判明する。北朝鮮の労働者3人がアメリカに亡命したこと。彼らは北朝鮮が最新鋭の潜水艦を建造したと証言したらしい。その後、衛星画像で潜水艦の存在が確認された。でも、都合よくその乗組員の一人が他の二人を殺して自殺したから、詳しい尋問はできなかった。
さらに調査を進めると、ステラ・ヤンというアメリカの武器ロビイストが潜水艦に必要な資材を購入していたことが分かる。彼女は10年前に韓国に入国して、ずっと国内にいるらしい。ジュニクの最後のメールには、ステラの正体が誰か分かった。何とかしようとしていると書かれていた。
ムンジュの賭け
ムンジュは教会でチェ大統領と密会する。なぜ戦争の可能性を許したのかと問い詰めるけど、大統領は選択肢はほとんどなかったと答えるだけ。中国大使に会っても、戦争はもう止められないと言われる。八方塞がりだ。
彼女はチームと一緒に釜山へ向かう。そこでムンジュは、大観衆の前で大きな賭けに出た。戦争の危機が迫っていること、チェ大統領が国民を見捨てて地下壕に隠れようとしている可能性があることを暴露するんだ。北朝鮮の潜水艦の話も、アメリカ側の証拠が不十分であることも全部ぶちまけた。ビデオ通話でアンダーソン・ミラーを登場させて、亡命者の一人が潜水艦は見たことがなく、嘘の証言を強要されたと告白する映像まで流した。
当然、会場は特殊部隊に包囲されて大混乱になる。スナイパーがムンジュを狙うけど、サンホが彼女をかばってボートで脱出させる。逃げる途中、ムンジュは腕を撃たれてしまう。
束の間の安らぎと、破滅の合図
サンホはムンジュを安全な場所へ連れて行く。彼自身も撃たれていたのに、まずムンジュの腕の弾を取り出して手当をするんだ。
その頃、チェ大統領は記者会見を開いていた。国民のそばを離れないと宣言する。実はこれ、ムンジュとチェ大統領が裏で組んでいた作戦だったんだ。教会での密会の時に、ムンジュが自分の計画を話し、協力してアメリカの陰謀を暴こうと提案していたことが、回想シーンで明らかになる。
サンホはムンジュをセーフハウスに匿う。怪我で髪を洗えないムンジュを、サンホが手伝ってやる。片手で銃を撃つ方法も教える。夕食の時、ムンジュはかつて流産したことをサンホに打ち明ける。そして、ハンナに嫉妬していると認めるんだ。彼女の息子と、写真でいっぱいの家に。
戦争の話になって、サンホはもし戦争が起きたら、愛する人と一緒にいたいと言う。そして、その相手はムンジュだと告白するんだ。二人はキスをする。
でも、その瞬間、ラジオからあの曲が流れ始める。フランク・シナトラのハヴ・ユアセルフ・ア・メリー・リトル・クリスマス。戦争が、来る。韓国政府は国民に避難準備を呼びかける。
感想
いやー、今回はマジで息つく暇もなかったな。政治サスペンスが加速する中で、夫の裏切りっていう個人的な問題が絡み合って、ムンジュの感情がぐちゃぐちゃになっていくのがリアルだった。ただ強いだけじゃなくて、嫉妬したり、弱音を吐いたりする人間らしさが見えたのがすごく良かったよ。
そして何よりサンホだ。彼の存在感が回を追うごとに増していく。特に今回は、ムンジュの心の拠り所になってるのがはっきり見えた。髪を洗ってあげるシーンとか、射撃を教えるシーンとか、静かだけどすごく濃密な時間だった。からの、最後のキスシーン!やっと二人の気持ちが通じ合ったと思ったら、戦争開始の合図だよ。この落差は本当にエグい。最高のところで終わらせてくれたな!
つづく

