あらすじとネタバレ

逃避行の約束と、見せかけの潜水艦

ラジオから流れてきたのは、フランク・シナトラのクリスマスソング。それが、戦争がもうすぐ始まるっていう合図だった。ムンジュは戦争を止められなかった自分を責めて、完全に打ちのめされてる。そんな彼女を見て、サンホが一緒に逃げようって言うんだ。

行き先はゴビ砂漠。そこには動かない北極星だけがあった。サンホがそう語るのを聞いて、ムンジュも頷く。二人の間には、つかの間の穏やかな時間が流れた。

その頃、アメリカの政府高官たちは北朝鮮が核潜水艦を発射したっていうニュースに釘付けになってた。でも、専門家はあれが機能するはずがないって断言する。まるでハリボテみたいに言われてるけど、一体どういうことなんだ?

明かされる衝撃の真実

そんな中、病院で意識を取り戻したパク・チャンヒからムンジュに連絡が入る。これがまた衝撃的な内容だった。死んだと思われていた夫、チャン・ジュニクはやっぱり北朝鮮のスパイだった。北の建国式典で勲章をもらっている映像が見つかったんだ。チャンヒはその証拠を匿名でムンジュに渡そうとして、事故に遭ったらしい。

サンホの方も、新たな事実にたどり着く。潜水艦の材料を買い付けていた武器ロビイストステラ・ヤングと、今ジュニクの家にいるカン・ハンナが同一人物だと確信する。ジュニクの秘密の携帯にあった電報のアカウントIDが、ジュニクの持っていたカードの番号と一致したからだ。話がどんどん繋がっていく。

盗聴、そして最悪の裏切り

ムンジュとサンホの隠れ家での会話が、なぜかニュースで暴露された。一緒に逃げようっていう、二人だけの秘密だったはずの話まで。家が盗聴されていることに気づいたサンホは必死に盗聴器を探すけど、見つからない。

でも、ムンジュは気づいてしまった。その盗聴器は、他でもない自分がサンホの首にかかっている聖アンソニーのネックレスに仕込んだものだったってことに。

サンホは盗聴の犯人がイーサンだと思い込み、彼を問い詰めに行く。でも、それはユ局長が仕掛けた巧妙な罠だった。ユ局長はサンホの祖母を人質にとり、とんでもない取引を持ちかける。ムンジュをモンゴル行きの船に乗せろ。そうすればお前と祖母の命は助けてやると。船では沿岸警備隊が待ち構えていて、ムンジュをスパイ容疑で逮捕する計画だ。

ムンジュは、自分が仕掛けた盗聴器越しに、その残酷な取引をすべて聞いていた。

孤独な逃亡と、謎のメッセージ

サンホは銃を降ろし、一度は警備員に連れて行かれる。その時、誰かがネックレスを踏みつけ、彼は中に仕込まれた盗聴器の存在に気づくんだ。エレベーターの中で警備員たちを全員倒し、すぐに脱出する。

でも、彼が隠れ家に戻った時、そこにムンジュの姿はもうなかった。サンホに裏切られたと思い込んだムンジュは、一人で森の中をさまよう。信じていた人間に裏切られた絶望は、想像もつかない。

その時、彼女の元に謎の電報アカウントからメッセージが届く。それは、本物の核潜水艦が実在する証拠の映像と、会うための場所を示したものだった。

今回のエピソードについての感想

いやー、今回はマジでジェットコースターみたいな回だったな。信じてたサンホがムンジュを裏切るのか?って本気でヒヤヒヤしたよ。でも、ユ局長のやり方が汚すぎた。祖母を人質に取るなんて、本当に胸くそ悪い。サンホが脅されてただけだって分かって少し安心したけど、結局二人はすれ違ってしまった。ムンジュがサンホを信じられなくなるのも無理はない状況だよな。

一番の見どころは、サンホがネックレスの盗聴器に気づくシーン。あそこで鳥肌が立った。あれがムンジュが仕掛けたものだって分かった上で、彼はどう動くつもりだったんだろう。でも、その答えを知る前にムンジュは去ってしまった。このすれ違いが、本当に切ない。

そして最後の謎のメッセージ。チャンヒにジュニクの情報を送ってきたのと同じアカウントだろうな。敵か味方か全く分からないけど、今のムンジュにとっては唯一の手がかりだ。追い詰められた彼女が、この謎の協力者とどう対峙していくのか。マジで来週まで待てない。

つづく