裏切りと嘘のオンパレード

サンホの反撃、そして新たな謎

サンホはイーサンを問い詰める。そして、彼を雇ったのがステラ・ヤングという人物だと白状させた。一方、ムンジュはミジとチャンヒと合流する。アンダーソンに潜水艦の映像を見せると、彼は自分が騙されていたことに気づく。どうやら味方になってくれそうだ。

港で偵察をしていたムンジュは、サンホと鉢合わせする。サンホは話そうとするけど、今のムンジュは彼を信じられない。彼女は冷たく彼を突き放す。でも、その帰り道、サンホがこっそりポケットに忍ばせた携帯電話を見つけるんだ。

夫の裏の顔と、ステラ・ヤングの正体

ミジの紹介で、ムンジュはキム・ジョゼという弁護士に会う。彼は、夫のジュニクが4つのペーパーカンパニーを作り、アルゼンチンに不動産を買っていたと明かした。その土地の価値はなんと2兆ウォン。そして、その代理人がステラ・ヤングだった。ムンジュは、資金の出所を突き止めるため、キム・ジョゼと手を組むことにした。

カン・ハンナの爆弾発言

私が録音を流した

突然、カン・ハンナが警察で記者会見を開く。サンホとムンジュの会話を録音して流したのは自分だと告白した。それだけじゃない。自分がジュニクの愛人だったと暴露し、ムンジュとサンホがジュニクを殺したんだと訴えたんだ。

ステラ・ヤングは二人いる

この騒ぎの後、サンホはハンナの前に現れる。彼はハンナの正体を暴いていく。彼女こそがステラ・ヤングで、アメリカに亡命した元北朝鮮大使の娘であり、CIAの契約者だったという過去を突きつけた。サンホは、彼女が息子に遺産を継がせるためにジュニクを殺し、ムンジュに罪を着せたと非難する。

でも、話はそこで終わらない。サンホはステラ・ヤングは二人いると告げる。余裕の笑みを浮かべていたハンナの顔が凍りつく。彼女が薬を飲もうとするのをサンホが止め、もう一人のステラ・ヤングは誰なのかと問い詰めた。

全ての黒幕、そして父の過去

味方だと思った男の裏切り

同じ頃、チャンヒがムンジュに衝撃の告白をする。彼は、オクソンに頼まれてムンジュの携帯をハッキングしていた。つまり、オクソンはサンホのネックレスにあった録音データも手に入れていたことになる。

ムンジュは、釈放されたドゥジンに会いに行く。彼を銃で脅して崖に連れて行き、証拠を突きつける。ドゥジンの持っていた本の型押しが、夫ジュニクのカードと同じだったこと。そのカードの番号が、ドゥジンのポケットの携帯と一致したこと。追い詰められたドゥジンは、自分が国家情報院の潜入捜査官だと認めた。

衝撃の因縁

ドゥジンは、ジュニクがスパイだという証拠を兄のジュンサンから得たと語る。さらに、衝撃の事実が明らかになる。ムンジュの父親はスパイの濡れ衣を着せられた鉱夫だった。そして、彼を密告したのが、ドゥジン本人だったんだ。だからムンジュの母は、彼女を連れてアメリカへ逃げ、二度と韓国へ帰るなと警告していた。

ドゥジンは戦争を起こすべきだと主張する。テレグラムでムンジュに接触し、クムソル港におびき寄せてスパイとして逮捕しようと計画したのも彼だった。

最後の罠と、つかの間の安らぎ

真犯人の登場

ドゥジンがムンジュに襲いかかったその時、一発の銃声が響く。サンホが助けに来た!サンホはドゥジンを操り、ムンジュがモレ港から脱出すると嘘の報告をさせる。

そして、モレ港で罠を張る二人。そこに現れたのは、なんとオクソンとハンナだった。回想シーンで、もう一人のステラ・ヤングがオクソンだったことが判明する。

銃撃戦の果てに

その瞬間、ハンナがオクソンを裏切り、彼女がジュニクを殺したと叫ぶ。だが、ユ局長たちがなだれ込んできて、激しい銃撃戦が始まる。大混乱の中、ムンジュとサンホは窓を突き破り、下の海へ飛び込んだ。

冷たい波の中、ムンジュはついにサンホを抱きしめる。そして二人はキスを交わした。

今回のエピソード、ぶっちゃけどうだった?

いやー、今回の7話は情報量が多すぎて頭がパンクしそうだったよ。次から次へと裏切り者が現れて、もう誰も信じられない。味方だと思っていたドゥジンが、実はムンジュの父親を陥れた張本人で、今回の黒幕の一人だったなんて、さすがに予想できなかった。彼の口から語られるムンジュの過去も衝撃的で、物語に一気に深みが増した感じだね。

そして、謎の女ステラ・ヤングが二人いたという展開。カン・ハンナだけじゃなく、まさかのオクソンまで関わっていたとは。一体どこまでが敵でどこからが味方なのか、もうぐちゃぐちゃだよ。でも、この誰を信じていいか分からないスリルが、このドラマの面白いところなんだろうな。

最後の銃撃戦からの、海の中でのキスシーン。地獄のような状況でやっと結ばれた二人の姿は、本当に美しかった。この一瞬の安らぎが、これからもっと過酷になるであろう二人の運命を思うと、逆に切なくも感じたよ。

つづく