よう、元気?ついに『暴君のシェフ』最終回だよ。もうね、感情が大変なことになった。ティッシュの箱、ちゃんと隣に置いとけよ。

あらすじとネタバレ

ジェサンの反乱と王の策略

最終回は、いきなりコンギルの活躍から始まるんだ。芸人仲間と一緒に、囚われのジヨンを鮮やかに救出。そこでジェサン大君が反乱を起こしたことを知らされる。

その頃、宮殿ではジェサンがやりたい放題。邪魔な大臣たちを次々と始末していく。王妃には血を流したのは全部イ・ホンだなんて嘘をつく始末。ひどい男だよ、まったく。そして翌朝には、幼いチンミョン王子を王位につけて、自分が実権を握るつもりらしい。

一方、森で襲われたイ・ホンとスヒョクは、なんとか生き延びていた。

偽りの王位交代と王の帰還

翌朝、ジェサンの息がかかった者たちが、イ・ホンが宮殿で殺戮を繰り広げたと嘘の噂を広める。そして、計画通りチンミョン王子が新しい王として即位してしまう。

隠れていたジヨンとコンギルの元にも、その知らせは届く。ジヨンは、かつてイ・ホンが自分のために買ってくれた蝶のお守りを、情報収集に向かうコンギルに託すんだ。

誰もが絶望しかけたその時、あの男が帰ってくる。血まみれのイ・ホンが、たった一人で宮殿に現れたんだ。

イ・ホンはジェサンと二人きりで話すことを要求する。彼は、ジェサンの企みにずっと前から気づいていたことを明かす。すべては、ジェサンを油断させるための芝居だったんだよ。イ・ホンは、王子の治世を守ると約束するなら、自分が退位の責任を負うと提案する。ジェサンは同意するけど、イ・ホンはそれが嘘だと分かっている。

絶望の中の再会と決戦

イ・ホンは牢屋に入れられる。そこで彼は、愛用の料理本『マングンロク』の最後のページに、第1話でジヨンが読んだあの言葉を書き記すんだ。そこに、コンギルがジヨンの蝶のお守りをそっと落とす。イ・ホンは、彼女が生きていることを知るんだよ。

コンギルから王が追放されると聞いたジヨンは、顔色を変える。歴史を知っている彼女は、イ・ホンが追放後すぐに死ぬ運命にあることを知っていたからだ。彼を助けないとと、彼女は覚悟を決める。

追放されるイ・ホンが街中を通る時、ジヨンは群衆に紛れて彼に会う。そして強く生きてと伝えるんだ。

森に連れて行かれ、殺されそうになった瞬間、スヒョクと兵士たちが現れてイ・ホンを救出する。そこへジェサンも手下を連れて到着。ジヨンとコンギルも、厨房の仲間たちを連れて駆けつける。王と料理人、護衛武士たちが力を合わせて戦う総力戦は、本当に胸が熱くなったよ。

悲劇的な別れと歴史の改変

戦いはイ・ホン側が勝利する。でも、ジェサンの兵士がジヨンを人質にとってしまうんだ。ジェサンは、ジヨンを助けたければ一人で来いと告げる。

イ・ホンは一人で彼を追う。その間に、コンギルたちは宮殿を奪還し、カン側室を討って姉の復讐を果たす。

イ・ホンが追いつくと、ジェサンは彼に兵士をけしかける。戦いの最中、イ・ホンの懐から『マングンロク』が落ちる。それを見たジヨンは、この本の本当の著者がイ・ホンだったことに気づく。

兵士がジヨンを襲った瞬間、イ・ホンは彼女を守るために剣を投げた。武器を失ったイ・ホンの前で、ジェサンが剣を振り上げる。その時、ジヨンがイ・ホンをかばって斬られてしまうんだ。

怒りに燃えるイ・ホンはジェサンを打ちのめす。でも、ジヨンはもう助からない。愛してる。本当は離れたくなかったと言い残し、彼女は意識を失う。

すると、『マングンロク』が光り輝き、ジヨンを本の中へと吸い込んでいく。彼女と本は、その場から消えてしまった。呆然とするイ・ホンの背後からジェサンが再び襲いかかる。今度こそ、イ・ホンは彼に剣を突き立てた。

現代での再会

ジヨンが目を覚ますと、そこは現代のソウルの病院だった。背中には傷跡が残り、手元には『マングンロク』がある。彼女がネットで歴史を調べると、記録が変わっていた。イ・ホンは死んだのではなく、行方不明になったと記されていたんだ。

一ヶ月後、ジヨンは知人のレストランで働くことになる。驚いたことに、そこのスタッフは朝鮮時代の厨房仲間たちのそっくりさんだった。彼女が考案した宮廷料理と現代風フュージョン料理のメニューは大成功を収める。

そんなある日、イム・ソンジェそっくりの男が店に現れる。彼は食べもせずに料理にケチをつけ、ジヨンは彼と口論になる。その時、聞き覚えのある声が聞こえた。

必ず君を見つける。

そう言ったのは、現代の服を着たイ・ホンだった。彼は約束通り、時空を超えて彼女を見つけ出したんだ。二人はついに再会し、キスを交わす。

エピローグでは、イ・ホンが約束通り、ジヨンのためにビビンバを作っていたよ。

最終回の感想

いやー、最終回、すごかったな。感情がぐちゃぐちゃだよ。アクション満載の総力戦で盛り上がったかと思えば、ジヨンが斬られるシーンは涙なしには見られない。正直、あの展開はキツすぎた。

イ・ホンをかばって命を落とすっていう自己犠牲は、あまりにも悲劇的だ。でも、そのおかげで歴史が少しだけ良い方向に変わった。そして、彼女が現代に戻るきっかけになったんだよね。

現代での再会は、正直ちょっと都合が良すぎる気もした。どうやってイ・ホンが現代に来たのか、その説明は一切ないしね。でも、ここまで二人の壮絶な道のりを見てきたら、もう理屈なんてどうでもいい。とにかく幸せになってくれ!って思うじゃん?あのビビンバの約束を、彼がちゃんと覚えててくれたのが、地味に一番泣けたかもしれない。いろいろツッコミたい部分はあるけど、最高の最終回だったよ。

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