あらすじとネタバレ

まさかの料理対決へ

ジヨンたちが川辺で途方に暮れていたら、いきなり役人たちが現れた。有無を言わさず捕らえられ、ホン知事っていう人の屋敷に連れて行かれる。ここでジヨンは、自分が本当にタイムスリップしたんだってことを、ようやく受け入れた。そりゃパニックにもなるよな。

屋敷では、王様に仕える女性を選ぶチェホンとかいうのが行われていた。ジヨンとギルグムは、王様のもとへは行かされない組に分けられる。その代わり、厨房で食事を作れって命令された。でも、厨房にはまともな食材がほとんどない。料理人たちもみんな逃げちゃった後だった。最悪の状況だ。

ここでジヨンが動く。知事の息子のホン・オヌクに取引を持ちかけたんだ。お客さんを料理で満足させられたら、ここにいる女たちを全員解放してほしいって。オヌクはその取引に乗った。客はイム・ソンジェとその父親。とんでもなく口うるさくて、いつも料理にケチをつける連中らしい。

絶体絶命のディナー

ジヨンはこの挑戦を受けることにした。メニューはステーキ。ただ、用意された肉がめちゃくちゃ硬かった。ジヨンは未来の知識を総動員する。なんちゃって真空調理法で、肉を驚くほど柔らかく仕上げたんだ。

その頃、王様のイ・ホンは川辺でジヨンのシュシュを見つける。彼女がチェホンで連れ去られたことに気づいたみたいだ。

やがて、客のイム親子が到着した。ソンジェは、王様のために選ばれた女性たちを品定めして、ほとんどをいらないと突き返す。食事が運ばれてきても、今度は肉がこれだけかって文句を言い出す始末。知事の息子オヌクは、料理人たちのせいにして怒鳴り散らす。

ソンジェはさらに追い打ちをかける。彼が捕らえた一人の女性を連れてこさせた。それは、オヌクがチェホンから逃がしたはずの自分の娘、ミヒャンだった。父親のホン知事は激怒するけど、何もできない。完全に立場が下なんだ。

ジヨンが前に進み出た。まず料理を食べてみてください。もし不味かったら、私の命を差し出します。美味しかったら、全員を解放してください。イム親子は、その挑戦を受ける。一口食べて、明らかに美味いって顔をしてる。なのにソンジェは味がしないと嘘をついた。約束通り、ジヨンは料理人として罰を受けるために引きずられていく。

王の登場と復讐劇

まさにその時だった。止めろ!っていう声が響き渡る。そこに立っていたのは、王様のイ・ホン。ジヨンは、あの男が本当に王様だったんだってことを悟る。今までの自分の態度をめちゃくちゃ後悔した。

イ・ホンは、ジヨンが料理に落ち度はないと言っていたのを聞いていた。だから自分が裁定を下す、と言って料理を一口食べる。彼はその味を気に入った。特に、ジヨンがMSGの代わりに作った特製の粉に感心したみたいだ。本物の食通なんだな、この王様は。

イ・ホンはジヨンの素性を問い詰める。ジヨンは賭けに出た。私は未来から来ました。当然、王様は彼女が気でも狂ったかと思ってる。結局イ・ホンは、ジヨンとミヒャンを翌日、王宮に連れてくるよう命じた。ジヨンは歴史を思い出す。このミヒャンの一件が、後に多くの役人が処刑される甲申士禍のきっかけになることを。

イ・ホンはホン知事だけを残す。彼は、知事が自分の母親の死に関わっていたことを知っていた。今回のチェホンも、すべては復讐のため。王はホン知事に、王への不敬罪として流罪を言い渡した。

再び捕らわれ、王宮へ

ジヨンはギルグムに、自分が未来から来たと打ち明ける。驚くことに、ギルグムはそれを信じた。崖に引っかかっているジヨンのカバンに入った古い料理本のおかげかもしれない。

ホン・オヌクは約束を守り、ジヨンとギルグムを解放した。二人は森を抜け、カバンを取りに崖へ向かう。でも、彼女たちが逃げたことを知ったイ・ホンに見つかってしまった。

ジヨンはカバンを返してくれと必死に頼む。イ・ホンは部下にカバンを取らせたかと思うと、そのまま崖の下へ投げ捨てた。ひどい男だ。あのカバンを取り返すためなら、何でもします。ジヨンのその言葉に、イ・ホンは興味を示したようだった。次の瞬間、二人は捕縛され、王宮へと連行されることになった。

王宮では、イ・ホンがモクチュという女性にジヨンを紹介する。鬼女(グィニョ)だと言って、彼女の才能に何か大きな計画があることを匂わせた。ジヨンは、このモクチュこそが王を意のままに操り、国を乱した張本人だと記憶していた。最後にイ・ホンはジヨンにこう告げる。お前は、死を乞うことになるだろう。

第2話の感想

いやー、2話目からいきなりフルスロットルだったな。ジヨンがただの料理人じゃないってことがはっきりした回だった。普通、あんな絶体絶命の状況で取引しようなんて思わないだろ。未来の知識を使った真空調理もすごかったけど、それ以上に彼女の度胸と行動力に驚かされたよ。王様のイ・ホンも、ただのわがままな暴君じゃない。母親の死の復讐っていう、めちゃくちゃ重いものを背負ってたんだな。料理の味を正確に判断できる舌を持ってるあたりも、ただ者じゃない感じがプンプンする。最後の死を乞うことになるっていうセリフ、ゾクっとしたね。これから王宮で、この二人がどういう関係になっていくのか。ジヨンのサバイバル能力と、王様の真意。もう目が離せないよ。

つづく