あらすじ:結婚直前にまさかの裏切り

主人公はユ・メリ。彼女は自分で立ち上げたデザイン会社の社長だ。まあ、社員はアシスタントのソンヒと二人だけなんだけどね。物語は、メリが大事なプレゼンに挑むところから始まる。相手は全員男の審査員パネル。そこでいきなりセクハラまがいの冗談を言われるんだ。

普通なら笑って流す場面かもしれない。でもメリは違った。彼女はその場で審査員に食ってかかった。結果、もちろんこの仕事はパー。会社の家賃も払えるか分からない状況なのに、彼女は自分のプライドを曲げなかった。こういう芯の強いキャラクター、俺は好きだな。

その足で、メリは結婚の準備を進める。結婚指輪を受け取って、新婚旅行の予約も済ませて。幸せの絶頂のはずだった。婚約者のキム・ウジュにメッセージを送る。でもその頃、ウジュは別の女、ジェニーとキスしてたんだ。最低だよな。

ネタバレ:最悪の日に舞い込んだ、ありえない幸運

どん底からの大逆転?

新居で荷解きをしていたメリが見つけたのは、自分のものではないイヤリング。枕には長い髪の毛。もう言い逃れできない証拠だ。ウジュのSNSを調べると、すぐに浮気相手の女が見つかった。

問い詰められたウジュの態度は最悪だった。もう終わった関係だなんて言うんだ。反省の色はゼロ。その瞬間、ウジュのスマホに浮気相手のジェニーから待ってるって写真付きのメッセージが届く。もう完全にアウト。メリはウジュの顔にアイスコーヒーをぶっかけて、その場を去った。公衆の面前での、壮絶な破局だった。

話は変わって、もう一人のキム・ウジュが登場する。こっちは韓国最大手のベーカリーの跡継ぎ。財閥の孫だ。ニューヨークから帰国する飛行機の中で、彼はちょっとした人助けをする。見た目はクールだけど、実は心優しい男なんだ。ややこしいけど、こっちのウジュは良い奴ってこと。

メリと元婚約者のウジュは、実は結婚式の前に入籍を済ませていた。だから法的には夫婦。破局から1ヶ月後、離婚が成立するはずだった。でもメリは離婚届を提出しなかった。元婚約者はさっさとジェニーと旅行に行っちまった。

さらに不幸は続く。メリが住んでいた新居が、実は賃貸詐欺物件だったことが発覚する。1週間以内に出ていかないと不法侵入で訴えられる。大金を払った敷金も戻ってこない。まさに踏んだり蹴ったりだ。元婚約者に助けを求めても、もちろん無視される。

ヤケ酒を飲んで、千鳥足で家に帰るメリ。そこに車がやってくる。運転していたのは、あの財閥のウジュだ。軽い接触事故だったけど、酔っぱらったメリは相手の名前を見て勘違いする。元婚約者と同じウジュだったからだ。メリは彼を殴りつけ、もみ合いの末にサボテンの上に座ってしまう。お尻にトゲが刺さるなんて、もうコントだよな。

偽りの夫婦、爆誕か?

結局、メリは病院に運ばれる。財閥のウジュは、彼女を家まで車で送ってあげる。本当に親切な男だ。

その頃、ある百貨店が新婚夫婦向けの住宅プレゼント抽選会を開いていた。これは実は八百長。CEOが市長に賄賂として渡すために仕組んだイベントだった。でも、手違いでCEOが隠し持っていた当たりくじが箱の中に落ちてしまう。そして、偶然にも選ばれたのは、メリが応募したくじだったんだ。

メリに当選の連絡が来る。家を失った彼女にとって、これはまさに天からの助け。でも、当選の条件は結婚証明書の提出。百貨店側は、当選者が八百長相手じゃないと知って、なんとか取り消させようとする。授賞式には夫婦そろって出席することという厳しい条件を追加してきた。

メリは離婚届を出していなかった。だから法的にはまだ既婚者だ。証明書は手に入る。問題は、授賞式に一緒に出てくれる夫がいないこと。元婚約者は電話をブロック。万策尽きたかと思われたその時、財閥のウジュから怪我は大丈夫?とメッセージが届く。

その瞬間、メリの頭に、とんでもないアイデアが閃いた。

彼女は財閥のウジュを呼び出す。そして、まっすぐ彼の目を見て言ったんだ。

私の夫になってくれませんか?

このエピソードの感想

いやあ、第1話から飛ばしてたな。主人公のメリが不幸のフルコースを食らうんだけど、見ていて全然暗い気持ちにならない。むしろ、彼女のタフさにスカッとする。プレゼンでセクハラ野郎に一発かますところとか、浮気男にコーヒーをぶっかけるところとか、最高だった。普通なら泣き寝入りしそうな場面で、ちゃんと反撃する強さがいい。

それにしても、元婚約者のウジュは絵に描いたようなクズ男だったな。ここまで清々しいと、逆に面白い。それと対照的なのが、財閥のウジュ。名前が同じっていう設定が、今後の展開を面白くするカギになるんだろう。彼はクールに見えて、困っている人を放っておけない優しさがある。この二人の対比が絶妙だ。

賃貸詐欺に遭って家を失った直後に、豪邸が当たるっていう展開は、さすがにドラマ的すぎるけど、このスピード感が気持ちいい。どん底まで落ちた主人公が、最後の最後に起死回生の一手を打つ。しかも、その手が偽装結婚の申し込みだなんて。王道のラブコメだけど、キャラクターがしっかりしてるから、先が気になって仕方ないよ。

つづく