あらすじとネタバレ
運命の5人選び
イブリースとガヨン、ついに動き出したな。ガヨンを堕落させるためのゲームが始まる。ルールは簡単。これから出会う5人の願いを叶える。その結果、ガヨンが絶望すればイブリースの勝ちだ。
イブリースは自分が天界を追い出された理由を語る。人間に頭を下げるのを拒んだかららしい。だからガヨンを堕落させるのが楽しみで仕方ないみたいだ。ほんと、性格がひねくれてるよな。
さて、運命の5人探しだ。最初に出会ったのはイムソン。コンビニで働いてる、いつも上司に怒られてる女性だ。次はボギョン。ガヨンの同級生で、銀行員。3番目は…なんと犬。ガヨンは犬によく吠えられるって文句を言ってる。まあ、これはカウントされないだろうけど。4人目はサタン。5人目は人気ユーチューバーのヨンヒョン。
これで5人が決まった。イブリースはガヨンに釘を刺す。俺は悪いジーニーだ。世界をめちゃくちゃにできるぞって。でもガヨンは全然気にしてない。この子の肝っ玉、どうなってんだ?
その夜、ガヨンは夢を見る。金銀財宝に囲まれて、幸せそうに笑う自分の夢だ。これが何を意味するのか。
真実を記す羽ペン
イブリースは少し焦り始めてる。もしガヨンがまた正しい願いばかりさせたら、賭けに負けるかもしれない。そう考えたイブリースは、部下のサデをガヨンの整備工場で働かせることにした。スパイってわけだ。
自分はガヨンから隠れようとする。でも、そんな作戦が通用する相手じゃない。ガヨンはすぐにサデがイブリースの手下だと見抜く。イブリースも隠れ続けるのに失敗する。
作戦を変えたイブリースは、ガヨンの過去世を探ることにした。なぜ彼女は自分より人間を選んだのか。その理由を知りたかったんだ。過去に飛んでみたものの、ある人生では銃で撃たれ、朝鮮時代では首をはねられた。散々だな、こいつ。結局、何も分からずに現代に戻ってくる。
ガヨン本人に直接聞いても、もちろん答えは得られない。ガヨンはそれより、いつになったら5人の願いを叶え始めるのかって急かすだけだ。イブリースが言うには、ターゲットの欲望が最高潮に達した時にだけ、ランプが現れるらしい。
話の流れで、イブリースは真実しか書けない羽ペンの存在を教える。どんなに世界が変わっても、そのペンで書かれた言葉だけは真実として残る。その羽は、イブリースの兄イジラエルが持っていた。イブリースはガヨンを兄のビルの屋上へ連れて行く。そして、いきなり彼女を突き落とした。兄が助けるのを計算しての行動だ。ひどい奴だよ。落下しながら、ガヨンはイジラエルの翼から羽を一本抜き取ることに成功する。
ガヨンは早速、手に入れた羽ペンを試す。私はおばあちゃんの重荷だと書いた。すると、ペンは文字を書き換えた。あなたはおばあちゃんの力よと。これにはガヨンも安心したみたいだ。
最初の願い
その頃、コンビニではイムソンがまた上司に怒鳴られていた。彼女の不満がピークに達したその時、目の前にランプが現れる。彼女は願った。私が店長になって、今の上司を部下にしたい。願いは一瞬で叶った。突然イムソンが新しい上司になり、店のみんなは驚きを隠せない。
イブリースはガヨンに、イムソンの願いが叶ったことを報告する。これで一人目だ。
ジーニーたちの裏側
話の途中で、ガヨンの亡くなった親友ミンジの話題が出る。過去の回想シーン。ガヨンはミンジをいじめていた子たちを、火をつけるぞって脅して追い払った。その日から二人は親友になったんだ。
一方、イブリースの兄イジラエルは、部下のイレムと一緒にイブリースとガヨンの動向を監視していた。イジラエルは人間を良く思っていない弟のやり方が気に入らない。イブリースのランプが砂漠に埋もれてるのを見つけては、さらに砂をかけて埋めてたくらいだからな。兄弟仲は最悪だ。
イブリースの部下サデと、イジラエルの部下イレム。この二人は実は昔からの友達だった。過去にイレムがサデを手伝って、ガヨンの転生体を見つけたこともある。敵対する陣営にいるけど、裏では繋がってるんだな。
ガヨンの秘密とイブリースの焦り
サデはガヨンの情報を集めてイブリースに報告する。そこで衝撃の事実が発覚した。ガヨンは、自分の死を事故に見せかける練習をしていた。自分の棺桶まで作っている。イブリースは焦る。復讐を果たすまで、ガヨンに死なれては困る。ガヨンを生かすには、祖母のパングムに長生きしてもらう必要がある。そう考えたイブリースは、パングムの家事を手伝い始めた。健気なもんだ。
パングムはイブリースのことを探ろうとする。でも、彼の言うことは全部非現実的で、頭がおかしいんじゃないかと疑い始める。まあ、普通はそう思うよな。
サデからの追加報告で、イブリースはさらに気づく。ガヨンは自分の死にしか興味がない。イブリースは何百年も、ガヨンが自分を裏切ったことを後悔してるか考えてきた。でも、当の本人はそんなこと気にも留めていなかった。ガヨンは二人の会話を盗み聞きする。そして、自分が過去の人生で3つの正しい願いを叶えた後に死んだことを知ってしまう。
突然のキス
その日の夕方、ガヨンとイブリースは高級レストランで食事をする。ガヨンは株で大儲けしていたから、お金には困らないらしい。ちゃっかりしてるな。食事中、イブリースはガヨンがこの街で一番高いビルに行きたがっているのを感じ取る。二人はビルの屋上へ飛んでいく。
そこでガヨンは言う。ジーニーがいるっていいかも。あなたは安定してるし、時々役に立つ。イブリースは街全体の電気を消してみせる。満点の星空が広がった。ガヨンはこれをロマンチックな瞬間だと勘違いする。ミンジから男が星の話をしたら、それはキスの合図だと教えられていたからだ。彼女は突然、イブリースにキスをした。
不意を突かれたイブリースも、すぐに落ち着きを取り戻す。そして俺はキスが上手いんだと証明するかのように、ガヨンに情熱的なキスを返した。街の明かりが再び灯る中、二人はキスを続ける。ここで3話は終わりだ。
第3話の感想
いやあ、今回は情報量がすごかったな。ジーニーたちの関係性とか、ガヨンの過去とか、一気に話が動き出した感じだ。特にイブリースのキャラが面白い。悪いジーニーだって言いながら、ガヨンのために祖母の手伝いしちゃうあたり、ただの悪役じゃないのが見えてきた。ガヨンもガヨンで、死ぬ準備してるっていうのに、全然悲壮感がない。むしろイブリースを手玉に取ってる感じすらある。この二人のチグハグな関係が、これからどうなるのか。最後のキスシーンは不意打ちだったけど、これが恋の始まりなのか、それともただの気まぐれか。どっちに転んでも面白くなりそうだ。
つづく