第2話偽りの結婚と、新たな人生の始まり

いやー、2話目から展開が早すぎない?もう話があっちこっちに飛ぶから、しっかりついてきてよ。

突然のプロポーズと裏の契約

ソンホ会長がいきなりヨンランにプロポーズするんだ。俺の法的な妻になってくれって。目的は、自分の死後に会社の株をヨンランに渡すため。継子たちに会社をめちゃくちゃにされたくないんだね。

ヨンランは最初、当然断る。そりゃそうだよね。でも、実家の母親から金送れっていう、いつもの催促電話がかかってきて、彼女の気持ちが変わる。もうこんな生活は嫌だって思ったんだろうね。ヨンランはソンホの部屋に戻って、指輪を受け取る。覚悟を決めた瞬間だった。

翌日、ヨンランは早速動く。運転手のチョルスの飲み物に下剤をこっそり入れた。これでチョルスは動けない。自分がソンホを運転して、ある場所へ向かうためだ。行動力がすごい。

二人が向かったのは役所。そこには弁護士のイ・ドンが待っていた。必要な書類は全部そろっていて、あっという間に結婚が成立する。本当に紙切れ一枚の話なんだ。

実は結婚する直前、ヨンランはイ・ドンとある契約書にサインしていた。内容はこうだ。ソンホの死後3ヶ月で、ヨンランが会社の筆頭株主になること。それから継子たちには絶対に会社の権力を渡さないこと。これはもう、ただの結婚じゃない。命がけのビジネス契約だね。

逃亡計画と、早すぎた結末

結婚手続きが終わった後、ヨンランは弁護士のイ・ドンに頼み事をする。あなたは私の新しい部下なんだから、あのしつこい母親をなんとかしてって。立場が逆転したのを早速利用するあたり、彼女、なかなかだよね。

ソンホのオフィスでは、3人で今後の作戦会議が開かれる。一番の敵は、ソンホの継娘ソニョン。彼女からヨンランを守るため、ソンホは一つの案を出す。イ・ドンの故郷であるムチャンという田舎町に、ヨンランを隠すんだ。そこで幼稚園の先生として3ヶ月間、息を潜めて生活する計画。

でも、その話を執事のチェが盗み聞きしていた。ヨンランがそれに気づいて、すぐソンホに報告。ソンホはチェ執事に追加でお金を渡して、ソニョンを黙らせるように頼む。金で人を動かそうとするけど、これがうまくいくとは思えないな。

そんな中、ソンホは庭師のドンミンと話している。彼が育てたいちごを褒めてるんだ。その会話で、ドンミンもムチャン出身だということがわかる。ヨンランはその光景を遠くから見ていた。

ところが、事態は急変する。ソンホが部屋で倒れたんだ。ヨンランが急いで病院に連れて行くと、医者から衝撃の事実を告げられる。ソンホのガンは、もう手の施しようがないほど悪化していた。

そしてこの情報が、病院の看護師からソニョンたちにリークされる。継子たちは父親の死が近いと知って、内心喜んでいる。本当にひどい連中だ。

自分の苦しみを終わらせるため。それから、ヨンランの会社乗っ取り計画を早めるため。ソンホは、自分で自分の人生を終わらせることを決意する。ある日、彼は銃で自らの命を絶った。あまりにも突然の出来事にヨンランは呆然とする。イ・ドンは彼女にこれから起こることに備えろと告げるだけだった。

葬儀場での宣戦布告

翌日、継子のソヌとソニョンは、父親の葬儀に出席する準備をしていた。そこに、とんでもないニュースが飛び込んでくる。父親が死ぬ直前に結婚していたこと。そして、その相手が葬儀場にいること。

二人が見たのは、喪主のように振る舞うヨンランの姿だった。もちろん、彼らはパニックだ。あんたは誰だってなるよね。イ・ドンはすぐにヨンランをその場から連れ去る。入れ違いで、庭師のドンミンが弔問にやってきた。

屋敷のスタッフたちも、ヨンランが新しい女主人になったと知って大騒ぎ。特にヨンランの友達だったヘジは、関係がどう変わってしまうのか戸惑っていた。

一方、ソヌとソニョンは弁護士から遺言の詳しい内容を聞かされる。会社の株が、なぜか見ず知らずのヨンランに渡ることになっている。二人は激怒するけど、弁護士は冷静に事実を告げる。ソンホの資産のほとんどは、彼らの母親が亡くなった後に築かれたもの。だから、彼らに相続の権利はほとんどないんだ。

屋敷からの脱出劇

その夜、ソニョンはチェ執事に電話して命令する。あいつを屋敷から一歩も出すな。私が消す方法を見つけるまでって。完全に殺す気だ。

でも、この計画はヘジが聞いていた。彼女はすぐにヨンランに密告する。これでヨンランは先手を打てた。彼女はチェ執事と運転手のチョルスを出し抜いて、屋敷からの脱出を試みる。

ヘジの援護がまたすごかった。追いかけられないように、屋敷にある車のキーを全部集めて、熱湯で茹でたんだ。これで電子キーは全部お釈迦。最高のファインプレーだよ。

ソンホの葬儀が執り行われる中、ソニョンは部下たちにヨンランを追わせる。ヨンランは変装して、なんとか追っ手をかわしながら逃げ続けた。

プ・セミ、誕生

追っ手から逃れたヨンランは、イ・ドンと合流する。彼はヨンランにプ・セミという偽名と、偽の身分証やカード一式を渡した。これから3ヶ月、彼女はプ・セミとしてムチャンで生きることになる。恋愛だけはするなよというイ・ドンの忠告が、なんだか妙に引っかかった。

ヨンランはバスに乗ってムチャンへ向かう。

そして、ラストシーン。ムチャンのバス停に降り立ったヨンラン。彼女を迎えに来た人物を見て、ヨンランは凍りつく。そこにいたのは、あの庭師のドンミンだった。彼は幼稚園の園長イ・ミソンのいとことして、彼女を迎えに来たんだ。なんで彼がここに?ここで2話は終わり。いや、本当に気になる引きだよ。

第2話の感想(ネタバレあり)

2話目にしてこのスピード感は正直すごい。プロポーズ、契約結婚、会長の自殺、そして逃亡生活の始まりまで、普通のドラマなら5話くらい使いそうな内容を一気に詰め込んできた。おかげで一瞬も目が離せなかったよ。ソンホの自殺はかなり衝撃的だったな。ヨンランのためとはいえ、あまりにも極端な方法で驚いた。彼の覚悟の強さを見せつけられた感じがする。

ヨンランもただ流されてるだけのヒロインじゃない。運転手に下剤を盛ったり、弁護士に母親の対応を押し付けたり、肝が据わってる。彼女の強さがこの先の物語を面白くしてくれそうだ。あと、友達のヘジがいい仕事をした。車のキーを茹でるシーンは思わず笑っちゃったけど、彼女の友情がヨンランの唯一の救いかもしれない。

そして何より、庭師のドンミン。ただの優しいお兄さんかと思ったら、最後の最後で物語の重要人物に躍り出た。彼がムチャンでヨンランを待っていたのは偶然じゃないはず。これから二人の関係がどうなるのか、ムチャンで何が起こるのか、もう来週が気になって仕方ない。

つづく