反撃の狼煙と彫刻の秘密

テジュンはヨンシクとEun-biを守るため、ヨハンの監視が及ばない実家の跡地へと二人を隠しました。一方、Officer Yangは刑務所長を利用してヨハンを罠にかけようとします。しかし、ヨハンは所長が脅されていることを見抜いていました。さすがラスボス、一筋縄ではいきませんね。

テジュンたちはArleliについて調査を進めます。そこで判明したのは、殺人が起きるたびにオークションが開かれていたという事実でした。あの不気味な彫刻は、なんと殺人の隠蔽工作に対する報酬だったのです。

刑務所では内部調査官が到着しますが、連行されたのは所長ではなくOfficer Yangでした。ここでもヨハンの手が回っていたのでしょうか。

死んだはずの男、ドギョンの帰還

翌日、Arleliの100番目の彫刻のオークションが始まります。ヨハンの乳母が入札しようとしますが、個室にいたあるゲストが100億ウォンで落札してしまいました。ヨハンが部屋に踏み込むと、そこには包帯だらけの車椅子に乗った男、ドギョンの姿が!

実はドギョンは生きていたのです。回想シーンで、テジュンが病院のドギョンと取引をしていたことが明かされます。ドギョンは警察にヨハンを逮捕させ、自分の罪も含めてすべての証拠を提出しました。この展開には胸が熱くなりましたね。

最悪の脱獄と惨劇

連行されるヨハンですが、乳母に友達へ連絡するよう指示します。その友達とは、なんとヨ・ドクスでした。ドクス率いるギャング団が警察署を襲撃し、ファン刑事を含む全員を殺害してしまいます。あまりに残酷な展開に言葉を失いました。

自由になったヨハンは病院へ向かい、裏切ったドギョンを絞め殺します。同時に、中国人の暗殺者がヨンシクの元へ。Eun-biが帰宅したときには、すでにヨンシクは刺され、暗殺者の魔の手がEun-biに迫っていました。

最終決戦!テジュン対ヨハン

ヨハンの屋敷では、彫刻の搬入トラックに紛れてテジュンが潜入していました。テジュンはヨハンの隠し部屋に入り、ハードディスクを奪いますが、警報が鳴り響きます。脱出しようとしたテジュンの前に立ちはだかったのはドクスでした。

激しい乱闘の末、テジュンはドクスたちを倒します。そこへナイフを持ったヨハンが登場。彼はテジュンが来ることを知っていたのです。しかも、奪ったハードディスクは自動消去されるダミーで、本物のデータはヨハンが持つナイフの中にあると明かします。

悪夢の終わり、そして…

暗殺者がEun-biを人質に取って現れました。ヨハンはドクスを殺せばEun-biを助けると迫りますが、テジュンは殺人を拒否してナイフを捨てます。ヨハンはテジュンを殺し、その罪をEun-biに着せるつもりでした。100番目の彫刻がEun-biに似ていたのは、そのためだったのです。

一瞬の隙を突き、テジュンはナイフを拾い、Eun-biも暗殺者を振り払います。テジュンとヨハンの最後の戦い。ついにテジュンはヨハンのナイフで彼を突き刺し、多くの人生を狂わせたあの巨大スクリーンの壁に彼を磔にしました。因果応報、壮絶な最期でしたね。

エピローグ:平穏な日々、しかし

その後、ヨンシクは病院で回復し、Eun-biが看病しています。ニュースではヨハンの屋敷が炎上し、彼の死が報じられました。内部告発者とOfficer Yangの証言により、ついにテジュンの無罪が確定します!

6ヶ月後。テジュンは植物の手入れに戻り、カフェを正式にオープンさせました。Officer Yangも無事に釈放され、温かく迎えられます。ヨンシクもカフェを手伝い、夜にはみんなで夕食を囲む幸せな光景が。

しかし、ドラマはここで終わりません。ラストシーン、ヨハンの屋敷の焼け跡でしょうか。誰かがヨハンの椅子に座り、あの巨大スクリーンを見つめている姿が映し出されます。悪は完全には滅びないということなのでしょうか…。

第12話の感想

ついに完結!ヨハンが自分の覗き見趣味の象徴であるモニターに磔にされて終わる演出、皮肉が効いていて最高でした。ファン刑事が亡くなったのは本当にショックですが、テジュンたちが笑顔を取り戻せて救われました。ただ、最後のアレは何ですか!?次の支配者が生まれたことを暗示しているようで、背筋が凍るような余韻でしたね。

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