あらすじ(ネタバレあり)
キス寸前から友達宣言へ
王様ことイ・ドが、媚薬のせいで意識を失ったダンビにキスしかける。いやいや、王様、それはさすがにダメだろ。でも、寸前で思いとどまった。代わりに、彼女をちゃんとした寝床に移してやる。その優しさがニクいね。
ダンビが目を覚ますと、またイ・ドにしがみついてる。もうお約束だな。イ・ドはからかうけど、今回はちょっと様子が違う。彼女を家に送る道すがら、自分の身の上話を始めたんだ。王だからって、何でもできるわけじゃないんだって。自分の弱さを見せるなんて、かなり心を開いてる証拠だ。
ダンビも彼の役に立てて嬉しそう。いい雰囲気だ。すごくいい雰囲気だったんだ。イ・ドが俺たち、男同士の友達になろうって言うまでは。
は?友達?しかも男同士って強調する?さっきまでのあの感じはどこへ行ったんだよ。ダンビはがっかりした顔を隠して、無理やり笑顔で同意する。健気すぎるだろ。別れ際に、ダンビが取っておいたオレンジを投げてチング(友達)!って叫ぶシーンは、切なくて可愛い。
忍び寄る陰謀と絶体絶命のダンビ
二人がちょっといい感じになったのも束の間、最悪の事態が起きる。あのいかにも悪そうな大臣が、ずっと王様を監視してたんだ。王が空から来た宦官をかくまっていることを、王妃の父親に報告する。ダンビにはもともと逮捕状が出ていた。これで、彼女を処刑する口実ができてしまった。
その夜、ダンビは家から引きずり出される。朝には、数頭の馬に体を縛り付けられていた。マジかよ。殺す気満々じゃないか。
宮殿では、イ・ドが必死に彼女を弁護する。でも、大臣たちは全員、ダンビの処刑を望んでる。完全に四面楚歌だ。ここで、あの怪しい大臣がとんでもない条件を出してくる。曇りの日に時刻を正確に告げることができたら、処刑は取りやめてやると。朝鮮時代に太陽なしでどうやって時間を計るんだよ。無茶苦茶だ。
さらに追い打ちをかけるように、学問所のトップまでがイ・ドに進言する。彼女はもう役立たずです。見捨てなさいと。最悪なことに、この会話をダンビ本人が聞いてしまう。これはキツい。
王の信頼と雨の日の告白
すっかり落ち込んだダンビ。一緒にいたアジンに私、本当に殺されるの?って聞く。アジンはああとあっさり答える。役立たずは捨てられるのが普通だって。こいつもなかなか厳しいこと言うよな。でも結局、子犬みたいな目で頼み込むダンビを放っておけず、問題解決を手伝ってくれる。なんだかんだ言って優しいやつだ。
一方、イ・ドはダンビがいなくて寂しくて仕方ない。夜中にこっそり宮殿を抜け出して、彼女の様子を見に行く。数式に囲まれて眠っているダンビを見て、紙に励ましの絵を描いて残すんだ。もう、これ完全に恋してる男の行動だろ。
イ・ドは自分の気持ちをはっきりと自覚する。彼は学問所のトップに言い放っていた。俺は彼女を100%信じていると。
その王の信頼に応えるように、ダンビはついに難問を解く。まさにその瞬間、空から雨が降り出した。現代に帰れる雨だ。
ダンビは学生服に着替えて、水たまりに向かう。その頃、イ・ドは彼女がいなくなってしまうと焦って、彼女の家へ全力で走っていた。
でも、ダンビはまだ朝鮮にいた。彼女はイ・ドの姿を見ると、泣きながら叫ぶ。役立たずじゃないって証明したかった!本当は数学なんて大っ嫌いなの!。
そんな彼女に、イ・ドは静かに歩み寄る。大丈夫だと。彼はダンビの手を取って自分の胸に当てる。そして、そのまま強く抱きしめた。
第5話の感想
いやあ、今回は感情が揺さぶられまくったな。イ・ドとダンビの距離が縮まって、いい感じだなって思った瞬間に、地獄に突き落とされる。この緩急が本当にすごい。
特に良かったのは、イ・ドの気持ちの変化がはっきり描かれたことだ。最初はダンビを便利な道具か、面白いおもちゃくらいにしか見てなかったかもしれない。でも、彼女がいない寂しさとか、彼女を失うかもしれない恐怖を感じて、自分の本当の気持ちに気づいていく。夜中にこっそり会いに行って、寝顔を見ながら絵を描くシーンなんて、もう最高だろ。王様じゃなくて、ただの一人の男の顔になってた。
ダンビも見ていて本当につらかった。役立たずって言われたくない一心で、必死に難題に食らいつく姿には胸を打たれる。現代での受験のプレッシャーと、朝鮮時代での命の危機が重なって、彼女の苦しみがリアルに伝わってきた。
そして、最後の雨のシーン。すべてが完璧だった。問題を解いた達成感、帰れるはずなのに帰らない選択、そして王の全力疾走からのハグ。泣きながら本音をぶつけるダンビと、それを受け止めるイ・ド。やっと二人の心が本当に通じ合った瞬間だった。この一連の流れは、間違いなくこのドラマの名場面の一つだね。
つづく

