あらすじとネタバレ

イ・ドンミンの断罪

前回、イ・ドンミンのやつがウクのお母さん、ヒョンミさんを殺した。ウクは怒りで我を忘れてドンミンに殴りかかる。ジュノとパンソクさんが必死で止めなきゃ、マジで殺してたかもしれない。そりゃそうだよな。目の前で母親を殺されたんだから。

警察に連行されたドンミンは、ジュノの尋問にも黙秘を貫く。でも、ジュノももう容赦しない。ワン・ヨンチョルとの密会写真、DNA鑑定の結果、ウクとの会話の録音。次々と証拠を突きつける。追い詰められたドンミンは、ついに全ての殺人を自白した。ヨナがハ会長の孫娘だったことも、あっさり認めたんだ。本当に救いようのない男だよ。

ジュノとヨナ、最後の対話

ウクはジュノを海辺に連れて行く。そこにはカン船長もいた。ヨナは、ワン・ヨンチョルの部下に拉致された後、この船に乗せられた。ジュノはカン船長に掴みかかって、ヨナをどこに捨てたのかと問い詰める。見ていて胸が張り裂けそうだった。

その後、ウクはヨナの魂の願いを叶える。ジュノに会わせてほしいっていう、彼女の最後の頼みだ。もちろん、ジュノにはヨナの姿は見えない。ウクが間に入って、二人の言葉を伝える。見えなくても、声が聞こえなくても、ジュノはヨナの存在を感じていた。ヨナはジュノに私の遺体を見つけてほしいと頼む。いつまでも自分に縛られてほしくないっていう、彼女なりの愛だったんだろうな。

明かされるジュノの出生の秘密

ヨナの葬儀で、とんでもない事実が発覚する。ハ会長が、遺影に写るヨナのネックレスを見て固まるんだ。それは、会長が昔、自分の娘キム・スヨンにあげたものと全く同じだった。ジュノがプロポーズの時にヨナに贈った、あのネックレスだ。

ハ会長は写真を見せて、ジュノに真実を告げる。ジュノこそが、行方不明になった自分の孫だった。ジュノは養子だったんだ。あまりの衝撃に、ジュノは言葉を失う。自分のせいで、ヨナや他の人たちが死んだ。彼はその事実に打ちのめされる。運命って、ここまで残酷なのかよ。

パンソクと消えた娘ヒョンジの結末

パンソクさんも、辛い結末を迎える。娘のヒョンジを誘拐した犯人、カン・ミョンジンは、面会でも最後まで口を割らなかった。そして、留置所の中で自殺してしまう。手がかりが完全に途絶えた。パンソクさんはショックで倒れてしまう。

でも、希望はゼロじゃなかった。ペク刑事が、犯人の実家の墓がトウォン村の近くにあることを突き止める。警察がそのあたりを捜索すると、複数の遺骨が見つかった。その中にヒョンジがいるのか。はっきりとは描かれない。でも、パンソクさんは魂が見えなくなった。それが答えなんだろう。彼は見えない娘に、静かに別れを告げた。

それぞれの別れ、そして新たな始まり

ヨナの遺体は海から引き揚げられた。彼女の魂は、安らかに消えていく。ウクのお母さん、ヒョンミさんの遺体も見つかった。彼女もまた、ウクに別れを告げて消えていった。

ヒョンミさんがいなくなった瞬間、ウクもまた、魂が見えなくなった。パンソクさんと同じだ。彼らの特別な力は、最も探したかった人を見つけた時に消えるのかもしれないな。

能力を失っても、二人の戦いは終わらない。ウクとパンソクさんは、これからも失踪者を探し続ける。ジュノも正式に失踪専従チームに異動になった。彼らの物語は、まだ続いていくんだ。

最終回の感想

いやあ、見事な最終回だった。散らばっていた全ての謎や伏線が、きれいに一本の線につながった感じだ。特に、ジュノの出生の秘密が、ヨナのネックレスをきっかけに明らかになる展開は本当に唸ったよ。悲しい別れが立て続けに起きて、胸が締め付けられるシーンも多かった。でも、残された人たちが絶望するだけじゃなくて、ちゃんと前を向いて歩き出す姿が描かれていたから、後味は悪くない。

ウクとパンソクさんが魂を見る力を失ったのは、ある意味で普通の人に戻ったってことだよな。でも、彼らが経験したこと、魂たちと過ごした時間は、決して無駄じゃない。むしろ、その経験があったからこそ、彼らはこれからも失踪者のために戦い続けるんだろう。その強い意志がしっかり描かれていて、すごく良かった。悲劇の中にも、確かな希望が見える。このドラマらしい、最高の締めくくりだったと思う。

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